10個のアトリウム

ZKMの入る建物は,元々は全長312mに亘る兵器工場であった.10個の同じ形のアトリウムを持ち,1つが市立ギャラリー,その隣の4つがZKMのエントランスホール・常設展示室など,その隣の3つがカールスルーエ造形大学(HfG),その隣の2つがZKMの企画展示室である.つまり,ZKMの企画展示室へ向かうためには,HfGの中を通り抜けることとなる.写真は,そのHfGのアトリウム.壁のグラフィックは学生の作品.
1つの建物の中に異なった施設が隣り合っていること.同じ形の10個のアトリウムが並び,それらが異なる施設に利用されていること.これらが,この建物を理解するための1つのヒントとなるだろう.
@karlsruhe, 建築 | Posted by satohshinya at April 12, 2006 22:03 | Comments (3) | TrackBacks (0)
@karlsruhe
これから約1年間,ドイツのカールスルーエに滞在します.と言っても,特にこのblogの内容が変わるわけでもないのですが,ご報告まで.ボチボチとアップしてゆきます.
ちなみに,エントリーの時間はドイツ時間に修正しています.実際には表示される日本時間の7時間後に書かれたものです.
@karlsruhe, 日記 | Posted by satohshinya at April 7, 2006 20:25 | Comments (5) | TrackBacks (0)
田無の家
公団住宅のリフォームを設計しました.3月26日(日)13:00〜17:00にオープンハウスを行います.友人・知人の皆さまにのみ案内図を送付いたします.こちらまで連絡願います.
「田無の家」
延床面積:73.89m2
設計・監理:佐藤慎也,末岡佐江子( AITYワークスタット),佐藤陽子
施工:AITYワークスタット(担当:池田太郎)
場所:東京都西東京市
recommendation | Posted by satohshinya at March 24, 2006 19:54 | Comments (1) | TrackBacks (0)
阿部初美・高山明・三浦基
『4.48 サイコシス』
詳しくはこちら.
『ニーチェ』
詳しくはこちら.
『見ちがい言いちがい』
詳しくはこちら.
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recommendation | Posted by satohshinya at March 18, 2006 9:36 | TrackBacks (0)
記録に残るサーカス
1994年に水戸芸術館で「ジョン・ケージのローリーホーリーオーバー サーカス」という展覧会が行われた.これは,ジョン・ケージが生前に構想し,ロサンゼルス現代美術館により実現された巡回展の日本展.概要を抜粋すると,《1 ケージ自身の絵や楽譜を展示した「ジョン・ケージ・ギャラリー」,2 彼が敬愛したアーティストたちの作品を展示し,コンピュータの指示により会期中に何度も展示換えを行った「サーカス・ギャラリー」,3 茨城県内の博物館・美術館から任意に作品を借用して展示した「ミュージアムサークル」,4 さまざまなイヴェントが予告なしに行われた「オーディトリウム」の四部構成》(『水戸芸術館現代美術センター記録集1990-96』水戸芸術館現代美術センター)ということになる.
とにかく,取りとめもない,よくわからない展示だった記憶がある.もう少し正確に言うと,少しの滞在時間ではその全貌を掴むことなどできないものだった.そして,チャンス・オペレーションというコンセプトの下,さまざまな事件が起こり,観客はその目撃者となっていった.実際,僕自身も藤本由紀夫氏による「電卓と語学学習機」という不思議なコンサートに出くわすこととなった.しかし,その目撃者はごくわずかであった.その結果,その展覧会は,目撃者の記憶だけではなく,このような記録となって残ることになる.
「横浜トリエンナーレ2005」を見て,そんな展覧会を思い出した.こちらもコミッショナーの交代という事件から始まったこともあって,その開催までが大きな事件の連続であったとともに,更に会期中の会場においてもさまざまなイヴェントが繰り広げられていた.会場で販売されたカタログの中でも,川俣正氏をはじめとするキュレーターたちは,その準備期間の圧倒的な不足を嘆いたり,実現される展示が可変する魅力について書いたりしている.そして,会期終了後には,すべての資料を収めた記録集的なカタログが出版も検討されるらしい.
もしかするとその記録集が,この展覧会を,その実際の内容以上に伝説化させてゆく役割を担うかもしれない.それがどのレベルで達成されたかを抜きにすれば,川俣氏が仕掛けたさまざまな試みは,何れも興味深いものがある.そして,1つ1つの作品がどうだったかということは問題にならず,展覧会という事件だけが,大げさに言うと歴史に残っていくのではないかと思う.その意味で,おもしろい展覧会であった.そういえば,この展覧会の副題もまた「アートサーカス」であった.
しかし,本当にそれだけでよいのだろうか?
美術 | Posted by satohshinya at January 4, 2006 23:33 | TrackBacks (1)
4.48 サイコシス

顔のない"痛み"
暴力的なデビューからわずか4年後の1999年,自殺によって28才でキャリアの幕を閉じたイギリスの劇作家サラ・ケイン.彼女の遺作「4.48サイコシス」は,触れる者の肌をしずかに切り開き,深く突き刺さる.その詩的なことばは鬱病で自殺願望をもつ〈わたし〉の物語として作家自身と重ね合わせられてきたが,テキストには人物の指定もト書きもなく,むしろさまざまな人々の生の交錯する,同時多発的な"場"へと裂けている.誰もがもつ「この自分という冷たく黒い池」.そして"他者"と通じ合うこと.魂の舞台ともいうべきその場所から,現在の日本社会の抱える"痛み"が姿をあらわすだろう…
出演:谷川清美,笠木誠,水町レイコ,久保彩美,徳山富夫
作:サラ・ケイン
演出:阿部初美
ドラマトゥルク:長島確
美術:佐藤慎也
照明:田島佐智子
音楽:安野太郎
演出助手:田中智佳
舞台監督:寅川英司×突貫屋
制作:大久保聖子,住吉梨紗
2006年3月18日(土)〜21日(火・祝)
にしすがも創造舎
recommendation | Posted by satohshinya at December 31, 2005 7:22 | Comments (8) | TrackBacks (1)
ボツ
データの整理をしていたら,去年のヨーロッパ携帯日記のボツ写真が発見された.折角なのでアップ.
@den haag

OMAのダンスシアター.
@rotterdam

ファンネレ.最初の頃は,まじめに建築を撮っていた(笑).
@poissy

いくつか検討されるサッシ写真.未使用のものは,同時に後方にvilla savoyeらしさが出ることを追求.でも,バカらしさに欠けるのでボツに.(左・中)庭師の家は,コルビュジエ全集を見ていたときからお気に入り.本物もかっこよかった.(右)
@paris

日記にも書いたけど,ラ・ビレット公園は傑作だと思う.そして,これはそこで見た潜水艦(本物)とフォリー.(左)JPG展で買ったパンの袋.(右)
@barcelona

カラトラヴァの橋,の向こうに見えるヌーベル.(左)バルセロナ・パビリオンのトップライトらしきものがチョロッと見えます.帰国後,もう1度図面を見たのですが,よくわからなかった.(中)H&MのForumのファサード.やっぱりファサードだけは奇妙.後はどうでもいいけど.(右)
@roma

ネルビィのオリンピック体育館.(左)これがカンピドリオとクレーン車.おもしろい組合せだけど,初めて行ったんだよ,ローマ.(右)
@firenze

ドゥオモ.なぜか素直にブルネレスキに感動し,写真の枚数が多い.多分,スタジアムが続いていた反動か?(笑).一番右が,ホテルからの風景.
@venezia

ペギー・グッゲンハイムのホルツァー作品.スキポールの作品を既に出していたのでボツ.(左)サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂.あまりにも建築写真なのでボツ.(右)
@hohenschwangau

ノイシュバンシュタイン城の建設中写真.何がすごいかって,この城は写真のある時代に造られたんだね.ディズニーと本当に変わらない.
@munchen

左に見えるのがH&deMの商業施設.
@stuttgart

ダイムラースタジアム.(左)ヴァイセンホーフ・ジートルングのコルビュジエ棟.かっこいい.(右)
@berlin

AEGのタービン工場.(左)ナショナルギャラリー長蛇の列の別アングル.(中左)どこかのキーファー作品.どこだっけ? ユダヤ博物館?(中右)そして,ベルリンの壁の別アングル.
日記 | Posted by satohshinya at December 3, 2005 7:27 | Comments (6) | TrackBacks (0)
理想のデザイン
これこそが理想のデザインと思うものがある.祖父江慎氏によるブックデザインだ.もし,祖父江氏を知らない人がいるのならば,まずはこのインタビューのPDF完全版をダウンロードして読んでほしい.
端正で上品な装幀の対極にある,過激で過剰なデザインであるが,これらが本の内容を十分に表現したものであることは,インタビューを読めばわかるはず.ミニマルなデザインが持て囃されている一方で,こんなに豊かなデザインがあることに感嘆する.まあ,「Less is Bore.」ということなのかもしれないけれど,祖父江氏のデザインが本の内容を正確に具現化したものであることを思うと,決してデタラメに脱臼させたものなんかではなく,非常に高等なデザインである.
例えば,僕の手元にしりあがり寿氏の『弥次喜多 in DEEP 廉価版』があるが,これは『弥次喜多 in DEEP』全8巻を4冊にまとめて,廉価版としたものである.この8→4への巻数の変化は,廉価版1巻=旧版1巻,2巻=2巻,3巻=3+4巻,4巻=5+6+7+8巻とすることで対応している.しかも,1巻と2巻は同ページだが,使用している用紙の厚さが異なるので,1→2→3→4と等比級数的に本の厚さが増加している.それだけのことといえば,それだけなのかもしれないが,このことが実際に本を読むという行為にどのくらい影響を与えるのかを想像してほしい.これこそが本当のデザインだと思う.
本 | Posted by satohshinya at October 7, 2005 6:48 | TrackBacks (0)
KANDADA
「KANDADA」
新しいコマンドNのプロジェクトスペースがオープン.
《神田の老舗の印刷会社である精興社の1階倉庫をリノベーションし「KANDADA」 は生まれます.「神田×DADA」という意味です./神田の街にダダイズム的視点をインストールしていき,そこから街の創造力を促して行きたいという理念のもと命名しました.スペースは,1階で道路に面し,天高4m,約100m2の都心ではゆったりとした空間です./また「KANDADA」は、大手町と神保町に挟まれたこのエリアで行われるアクト全体のプロジェクト名でもあり,進行形の様々なプロジェクトを展開していきます.》
オープニングに行ってきたが,ユニークな立地条件を持つスペースで,今後の活動に期待.
recommendation | Posted by satohshinya at September 27, 2005 9:20 | TrackBacks (0)
恋よりどきどき・Noism05
「恋よりどきどき コンテンポラリーダンスの感覚(アイステーシス)」
本当にここは写真美術館? 特にダムタイプ『S/N』特別上映は必見.ニブロールのインスタレーション,ファッションショーもあり.
「NEW WORK PREMIERES IN WINTER '05-'06」
Noism05も第4作.音楽は池田亮司氏ではなく,Ton That An氏に変更になってます.
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recommendation | Posted by satohshinya at September 25, 2005 11:11 | TrackBacks (0)