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怪しげなポップソング

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先日紹介したHfGのアトリウムでコンサートが行われた."THE ERRORISTS"という怪しい名前のバンドで,エレクトリック・チェロとヴォーカル兼ヴィジュアルという,ますます怪しげな2人組であった.おまけにaudio-visual Popsongsだそうだ.大学の校舎内にも関わらず,開始は21時から.昼間から何やら設営していたのだが,完成したものは,自動車が取り付いた金属製のフレームによるステージの前に,透明ビニール製のソファや椅子が適当に並べられ,客席の背後にはさまざまな照明が一面に吊されて,さまざまな色の電球が取り付けられている.

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実際の音楽は思った以上におもしろく,その場でサンプリングしたチェロに,更に音を重ねていくといったようなもの.そして,昼間に見ると粗末にすら見えた照明もおもしろい効果を出していて,なかなかの雰囲気だった.ちなみに,『田無の家』で選んだ照明まで使われていた.しかし,これってどこの主催だったのかな? ZKM? ホームページにも宣伝しているところを見るとZKMらしいが,こんなイベントがたまに行われているらしい.

@karlsruhe, 音楽 | Posted by satohshinya at April 20, 2006 23:10 | TrackBack (0)

湖畔の漱石

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カールスルーエの本屋に行くと,村上春樹の『海辺のカフカ』が平積みになっている.その他の作家を眺めてみても,知っているのはスティーブン・キングくらい.後はハリー・ポッターかな? そんな中,村上春樹はドイツ語になって読まれているようだ.
まあ,タイトルがタイトルだけに,ドイツ語圏の皆さんには馴染みがあるのかもしれないが,日本でドイツ人作家による『湖畔の漱石』なんて作品があったとして,読まないよね,きっと.ちなみに,こんなサイトもあるくらいだから,やっぱり有名なんだろうか,村上春樹は.どうせならば,"Kafka am Strand"なんて読まないで,"Mister Aufziehvogel"を読んでほしいな.

@karlsruhe, | Posted by satohshinya at April 19, 2006 22:59 | TrackBack (0)

全国の構造ファンへ・その2

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カールスルーエにて吊り屋根発見.「Europahalle」なる,コンサートをやったりするイベントホールらしい.こういったものの発見の際には,okd先生への報告が義務付けられているため,特別にこのエントリをアップ.前回,サッカースタジアムを紹介した際には,それを見た人からサッカースタジアムについて原稿依頼があった.気をつけよう.

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このホールは街の中心から離れた小さな川の横に位置している.そんなに大きい建物ではないんだけれど,この構造体が以上にデカイ.遠目には橋でもあるのかと思って近づいてみると,その下に低い建物があって,その屋根を支えていた.この川の辺りは公園のようになっていて,ジョギングをする人たちが多数いた.まあ,ランドマークにはなっているかもしれない.

@karlsruhe, 建築 | Posted by satohshinya at April 19, 2006 8:31 | Comments (2) | TrackBack (0)

移動遊園地

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カールスルーエの郊外に移動遊園地を発見.結構立派なアトラクションも移動してきているのだが,どれもこれも乗物系,もしくは射的などによる景品系の2種類しかない.それらが,おそらく結構な労力を掛けて設営され,しばらくすると移動していくのだろう.ご苦労なことだ.

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写真の巨大な建物のようなものも,実はビンゴによる景品系のアトラクション.壁のように景品が並んでいるだけ.別にこんなに大きくなくてもよいように思うのだけど,他との差別化を図るためなんだろうか?
カールスルーエでは,14日(金)に引き続き,17日(月)もイースターの休日.日本の正月以上に街は静まりかえっている.

@karlsruhe, イベント | Posted by satohshinya at April 17, 2006 9:47 | Comments (2) | TrackBack (0)

作業中

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こちらはZKMのMedienmuseumのアトリウム.先日のエントリは正確ではなく,常設展示室の方と書いたのは,Medienmuseumのことで,こちらにメディア・アートが展示されている.一方,企画展示室と書いたのは,Museum für Neue Kunst(現代美術館)のことで,現在は大規模な「Lichtkunst aus Kunstlicht(人工的な光から光の芸術へ)」という企画展が行われている.この展示は好評のため,期間が3ヶ月間延長されている.
Medienmuseumは現在展示作業中.今日から4日間イースターの休日で,街は日本の正月みたいな雰囲気になるらしい.だからなのかよくわからないが,とにかく大々的に作業が行われている.以前,フランクフルト近代美術館に訪れた時にも書いたことなのだが,ここでも2,3階のみがオープンしており,アトリウムを介して作業を見ることができる.
このアトリウムは,メディア・アートを展示するためか,トップライトの光も抑えられ,アトリウムとアトリウムに挟まれる部分も囲われていて,全体的に閉鎖的な印象を持つ.アトリウムというよりは,巨大な吹き抜けを持ったホール空間という感じ.ちなみに写真の光は人工の光.

@karlsruhe, 美術 | Posted by satohshinya at April 14, 2006 6:38 | TrackBack (0)

10個のアトリウム

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ZKMの入る建物は,元々は全長312mに亘る兵器工場であった.10個の同じ形のアトリウムを持ち,1つが市立ギャラリー,その隣の4つがZKMのエントランスホール・常設展示室など,その隣の3つがカールスルーエ造形大学(HfG),その隣の2つがZKMの企画展示室である.つまり,ZKMの企画展示室へ向かうためには,HfGの中を通り抜けることとなる.写真は,そのHfGのアトリウム.壁のグラフィックは学生の作品.
1つの建物の中に異なった施設が隣り合っていること.同じ形の10個のアトリウムが並び,それらが異なる施設に利用されていること.これらが,この建物を理解するための1つのヒントとなるだろう.

このエントリとは直接の関係はないですが,「AUTHOR」の「佐藤慎也」をクリックした先に,「Selected Works and Papers」の公開を始めました.お暇な方はご覧ください.

@karlsruhe, 建築 | Posted by satohshinya at April 12, 2006 22:03 | Comments (3) | TrackBack (0)

@karlsruhe

これから約1年間,ドイツのカールスルーエに滞在します.と言っても,特にこのblogの内容が変わるわけでもないのですが,ご報告まで.ボチボチとアップしてゆきます.
ちなみに,エントリーの時間はドイツ時間に修正しています.実際には表示される日本時間の7時間後に書かれたものです.

@karlsruhe, 日記 | Posted by satohshinya at April 7, 2006 20:25 | Comments (5) | TrackBack (0)