4.48 サイコシス
顔のない"痛み"
暴力的なデビューからわずか4年後の1999年,自殺によって28才でキャリアの幕を閉じたイギリスの劇作家サラ・ケイン.彼女の遺作「4.48サイコシス」は,触れる者の肌をしずかに切り開き,深く突き刺さる.その詩的なことばは鬱病で自殺願望をもつ〈わたし〉の物語として作家自身と重ね合わせられてきたが,テキストには人物の指定もト書きもなく,むしろさまざまな人々の生の交錯する,同時多発的な"場"へと裂けている.誰もがもつ「この自分という冷たく黒い池」.そして"他者"と通じ合うこと.魂の舞台ともいうべきその場所から,現在の日本社会の抱える"痛み"が姿をあらわすだろう…
出演:谷川清美,笠木誠,水町レイコ,久保彩美,徳山富夫
作:サラ・ケイン
演出:阿部初美
ドラマトゥルク:長島確
美術:佐藤慎也
照明:田島佐智子
音楽:安野太郎
演出助手:田中智佳
舞台監督:寅川英司×突貫屋
制作:大久保聖子,住吉梨紗
2006年3月18日(土)〜21日(火・祝)
にしすがも創造舎
recommendation | Posted by satohshinya at December 31, 2005 7:22
TrackBacks
» 4.48サイコシス from oicholog
Excerpt: 二時間ものすごい引き込まれた。初めて見たけど演劇って凄い。
劇の内容も込みで、なんて幅のある表現なんでしょ。
散文的でヒンヤリしてますが、劇中に自...
Tracked: March 18, 2006 10:41 PM
Comments
どうしたら見に行けますかー?
Posted by ume at December 9, 2005 4:58 PM
チケット発売は2月頃です。まあ、僕に言ってもらえればよいのですが……。詳細決まったら連絡します。
現在、チラシデザイン中。今回はチラシまでやってます……。
Posted by satohshinya at December 10, 2005 3:11 AM
今年もいろいろとありがとうございました.後半は私的な理由でほとんどエントリがありませんでしたが,来年からはボチボチと復活させようと思っています.
来年は,まずは『4.48サイコシス』です.詳細が,こちらに発表されています.ぜひ見に来てください.
それでは,よいお年を.
Posted by satohshinya at December 31, 2005 7:30 AM
わぁ〜行ってみたいです☆
初めまして。お邪魔します
satoshinyaさんチラシとかやってるんですかぁ〜
そこらへんも興味津々です
Posted by eizumi at January 4, 2006 3:15 AM
>eizumiさま
ぜひ見に来てください.演劇のチラシというのは結構な枚数を印刷するようで,今回も4万枚刷るそうです.できたらあげるね.
Posted by satohshinya at January 4, 2006 11:36 AM
気づいたら、トラックバックされてました。
ありがとうございます。このドアのデザインは素敵ですね〜。
どなたがされたのですか?(見え透いてる?)
Posted by warabi at January 11, 2006 5:27 PM
>warabiさま
コメントありがとうございます.見え透いてますね.
トラックバックは,そーっとやってみました.warabiさんも,スタッフを代表して,TIFのホームページにトラックバックしてやってください.僕のblogからはできないんですよ(原因不明).
Posted by satohshinya at January 12, 2006 12:36 PM
トラックバック、できちゃいました。
一番乗りです。たいした情報がない記事のままですので、コメントください。
Posted by warabi at January 12, 2006 6:29 PM