どこでも美術

もう誰も読んでいないんだろうな、と思いつつ、久しぶりにアップしてみる。
アサヒビール大山崎山荘美術館で開催中の「アートでかけ橋」を見る。小沢剛、セリーヌ・オウ、パラモデルの3組が、美術館内だけでなく、大山崎町内の神社や集会所でも展示を行うという、今や一般的になりつつあるスタイル。しかし、作品、展示場所ともにおもしろく、久しぶりに展示場所を探して町をさまよう楽しみを味わえた。離宮八幡宮という由緒ある神社での小沢の巨大な写真、集会所を埋め尽くすパラモデルのインスタレーションなど、どれも見応えのある展示だった。区民会館で行われたオウの展示は、単なる蛍光灯の部屋に白い壁がつくられ、そこに整然と写真が展示してあるだけ。あらためて、白い壁が、無理矢理にでも展示空間をつくってしまうことに思い知らされる。
久しぶりに訪れた美術館は、ヨーロッパでいくつも見た邸宅が美術館になったものを思い出す。もう少しインスタレーション的な展示があってもよかったが、この空間でも十分に現代美術に対応できることがよくわかる。展示なんてどこでもできてしまう。しかし、ガラスケースに大事に飾られた醤油画とか、コロボックルの遺跡とか、何も説明が無いので、見た人はどう思うのだろう? こんな美術館での展示なのだから、全般的にもう少し説明があってもよいように思う。一方で、やっぱり安藤忠雄の増築がよくない。床がカーペットだからだろうか? スケールの問題? 山荘との関連性がなさすぎることも問題だろう。目立たないようにすればよいというものでなく、新しい山荘への視点を与えるくらいの工夫がほしかった。

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美術 | Posted by satohshinya at August 20, 2008 22:59 | TrackBacks (0)

ブレない

槇文彦さんの講演を聞いた。
大学2年生のときに、「東京都体育館」の現場事務所でアルバイトをしたことがある。当時の槇事務所は3年生でないとアルバイトができなかったのだが、3年生と偽ってやっていた(笑)。週に1回、槇さんが現場を訪れる日があった。そのときだけは、朝から事務所内に落ち着きがなくなる。そのときに槇さんを見たのが、はじめて見た有名建築家であったのかもしれない。模型をつくりながら槇さんとスタッフの打合せを盗み聞くと、確かに槇さんは、スタッフなんかよりも大胆な提案を行う。さすがだな、と思った記憶がある。
それでも槇さんは、ぼくにとって強い興味を持つ建築家ではなかった。その理由が、今回の講演会ではじめてわかった気がした。いろいろな建築家の講演を聞いているが、そういえば槇さんの話を聞くのは今回がはじめてだった。全体を押さえた上で個をつくる方法がある一方で、槇さん自身は、浮遊している個を繋ぎ合わせて全体をつくる方法を採ることがあると語った。その窓から何が見えるのか、といった部分を積み重ねることで全体をつくってゆく。全体のない(もしくはシステムのない)、そんなつくり方に、ぼく自身は興味を持てないのだと思う。
一方で、ぼくが強い興味を持つ槇さんの作品は「SPIRAL」である。槇さんは、「SPIRAL」のファサードについて、内部のプログラムが表出しないデザインがうまくできたと語った。その非合理である故のおもしろさが、「SPIRAL」のファサードであると。単なるモダニズムではない、そんな非合理さを持つことが、ぼくにとって「SPIRAL」を魅力的なものにしているのだろう。
そして最後に、「ブレないこと」が大事であると語る。何をもって「ブレない」とするのかにもよるのだが、例えば篠原一男は、第1〜4の様式まで変化を遂げていて、その意味では「ブレた」建築家であろう。そんな、自分自身を超えて前進するために、ときとして過去の自分を否定する振る舞いを見せる建築家やアーティストがいる。そんな人たちにこそ、ぼく自身は強い興味を持つ。巨匠と自分を比べるつもりはないが、そんなところにも大きな違いがあるように思った。

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建築 | Posted by satohshinya at May 31, 2008 23:33 | TrackBacks (0)

U41@NU 40歳以下の日大出身建築家展

「U41@NU 40歳以下の日大出身建築家展」が日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館CSTギャラリーで開催されます。この展覧会の企画・展示構成・デザインを行います。お近くに来ることがあればぜひ。

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recommendation | Posted by satohshinya at April 26, 2008 20:49 | TrackBacks (0)

エコノミック・ファンタスマゴリア

『エコノミック・ファンタスマゴリア』
2008年3月27日(木)~30日(日)
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場

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経済を語るのは社会の全体を語るのに等しい 阿部初美
今、市場ではなにが起こっているのか、世界はどんなふうに動きつつあるのか、そこにわたしたちが個人として見つけられる価値とは何なのか。「経済を語るのは社会の全体を語るのに等しい」というくらいの間口と奥行きをもったテーマですが、「経済」の専門家でもないわたしたちにできるのは、それを通して、「ヒトの在り方」を考えてみること、です。わたしたちの前2作品『4.48 サイコシス』と『アトミック・サバイバー』は、現実を取材して製作した作品でしたが、「精神の病い」「原子力エネルギー」、どちらのテーマもつきつめると「経済問題」が浮上してきました。ではこの、ヒトのいとなみにかかすことのできない「経済」そのものを、ヒトのいとなみを扱う媒体である演劇で表現することは可能だろうか。これがそもそも今回「経済」というテーマを選んだきっかけでした。シリーズ化できそうなくらいの大きなテーマですが、今回は「入門編」として上演します。

新百合ヶ丘「アルテリオ小劇場」川崎市アートセンターオープニングイベント第2弾
シリーズ・コンプレックス・シーイング Vol.2
エコノミック・ファンタスマゴリア

出演:野村昇司谷川清美福田毅、稲毛礼子

構成・演出:阿部初美
ドラマトゥルク:長島確、宮浦宜子、あいだだいや
空間美術:田原奈穂子
照明:田島佐智子
映像:須藤崇規
映像作品提供:あいだだいや
音楽:西井夕紀子
舞台監督:弘光哲也
演出助手:田中智佳
映像助手:冨田了平
宣伝美術:佐藤慎也
制作:大久保聖子(ANJ)、丑山佐枝子(ANJ)
協力 鈴木謙介、幻冬舎、アジア料理 JASMINE

主催:NPO法人アートネットワーク・ジャパン、川崎市アートセンター
後援:「しんゆり・芸術のまち」PR委員会
平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

日時:2008年3月27日(木)~30日(日)
27日(木) 20:00開演(プレビュー)
28日(金) 20:00開演
29日(土) 14:00開演☆ 19:00開演☆
30日(日) 14:00開演☆
☆終演後、ポスト・パフォーマンス・トークあり
ゲスト:鈴木謙介(29日14:00)、坂口恭平(30日14:00)ほか

会場:川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
小田急線新百合ヶ丘駅北口下車徒歩3分
小田急線新宿駅より快速急行で23分、小田急線新宿駅、本厚木駅より急行で27分

料金[全席自由・日時指定・整理番号付・税込]
プレビュー公演:一般/学生 1,500円(前売)、2,000円(当日)
一般:3,000円(前売)、3,500円(当日)
学生:2,500円(前売)、3,000円(当日)(当日要学生証提示)

前売開始:2008年2月25日(月)
チケット取扱い:川崎市アートセンター
電話:チケット専用ダイヤル 044-959-2255(平日10:00~19:30)
インターネット:http://kawasaki-ac.jp(24時間対応)
窓口:チケットカウンター(10:00~19:30)

お問合せ:川崎市アートセンター
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺6-7-1
TEL:044-955-0107 FAX:044-959-2200

シリーズ・コンプレックス・シーイング Series Complex Seeing
演出家・阿部初美が、ドラマトゥルク、俳優、多分野のアーティストらと共に、様々な立場や価値観からなる現実社会を、物語として演じてしまうことなく、複数の目線をもったまま、ドキュメンタリー的手法も織り交ぜながら、演劇によって思考しようとするシリーズ。「複合的に視る練習が必要だ」(ブレヒト)
S.C.S. Vol.0 『4.48 サイコシス』(06年「東京国際芸術祭」)
S.C.S. Vol.1 『アトミック・サバイバー』(07年「東京国際芸術祭」/08年秋、全国4ケ所にて再演ツアー決定! )

『クァクァ』『4.48 サイコシス』『アトミック・サバイバー』に続き、阿部初美さん構成・演出、長島確さんドラマトゥルクによる新作公演です。今回も宣伝美術を担当し、チラシなどを作りました。ぜひ観に来てください。

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recommendation | Posted by satohshinya at February 23, 2008 16:37 | TrackBacks (0)

空間と構造の交差点

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「空間と構造の交差点 空間構造デザイン研究室によるArchi-Neering Design1967-2007」展が
日本大学理工学部科学技術史料センター(CST MUSEUM)ではじまりました。
構造デザイナー斎藤公男が率いる空間構造デザイン研究室を紹介する展覧会。彼らが構造デザインを担当した日本大学理工学部船橋キャンパスに建設された作品の写真や模型を展示しています。この展覧会の展示構成・デザインを行いました。お近くに来ることがあればぜひ。

日本大学理工学部科学技術史料センター第4回特別展
空間と構造の交差点 空間構造デザイン研究室によるArchi-Neering Design1967-2007

2007年11月26日(月)〜2008年3月31日(月)
日本大学理工学部科学技術史料センター(CST MUSEUM)
日本大学理工学部船橋キャンパス5号館2階

写真撮影:坂口裕康、岡村武士、空間構造デザイン研究室
展示構成・デザイン:佐藤慎也、加藤美奈子
模型製作:空間構造デザイン研究室
協力:斎藤公男、岡田章、宮里直也、空間構造デザイン研究室

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recommendation | Posted by satohshinya at December 30, 2007 23:46 | TrackBacks (0)

3xM1

Ibaraki, Japan, 2007
Shinya Satoh + Shinya Satoh Studio
Installation Work in an Art Project "Toride Art Project 2007".

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Artist: Shinya Satoh, Shinya Satoh Studio (Rieko Watanabe, Yu Nakajima)
Structural Engineer: Naoya Miyasato
Meta-unit M1_Project Producer: Masato Nakamura


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| Posted by satohshinya at November 9, 2007 10:00 | TrackBacks (0)

3×M1=キョテン+POSCART展

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「取手アートプロジェクト2007」の「メタユニット_M1プロジェクト」に『3×M1=キョテン』と題した作品で参加します。駅のホーム、すり鉢状の地形に囲まれた場所にM1・MRを置くことで、インフォメーション、カフェに加えてパフォーマンスも行われる、魅力あふれた取手アートプロジェクト(TAP)拠点施設をつくり出します。2階建て住宅として設計されたM1・MRを3階建ての拠点として再生させることは、新たな建築的アプローチであるとともに、周囲からの視線を集めるシンボルタワーとしての役割も持ちます。その組み立てにベルトや水タンクなど再利用可能なパーツを用いることで、持続可能な提案を行います。お近くに来ることがあればぜひ。

3×M1=キョテン
佐藤慎也+日本大学理工学部建築学科佐藤慎也研究室(渡邉梨恵子、中島優、青山丈実、岩井かおり、春日貴美子、川村希、松井八重、水越玲奈)

それから、プロジェクトスペースKANDADAにて開催される「POSCART 展~54人の作家によるポストカードアートプロジェクト」に参加します。こちらも、お近くに来ることがあればぜひ。

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recommendation | Posted by satohshinya at November 5, 2007 14:05 | TrackBacks (0)

KURA MAIL

Toyama, Japan, 2007
Shinya Satoh + Shinya Satoh Studio
Installation Work in an Art Project "Himming 2007".

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Artist: Shinya Satoh, Shinya Satoh Studio (Takemi Aoyama, Kimiko Kasuga, Nozomi Kawamura, Kaori Iwai, Rieko Watanabe, Ai Kataoka, Yae Matsui, Reina Mizukoshi, Yu Nakajima, Yoko Uruma)
Curator: Masato Nakamura


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| Posted by satohshinya at August 26, 2007 11:00 | TrackBacks (0)

蔵メール

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サスティナブルアートプロジェクト「ヒミング・2007」『蔵メール』と題した作品で参加します。参加型プロジェクトである本作品では、石蔵リノベーションの提案模型を募集しています。期間中は、その提案模型を実際の石蔵の中に展示します。お近くに来ることがあればぜひ。

蔵メール
佐藤慎也+日本大学理工学部建築学科佐藤慎也研究室(漆間陽子、片岡愛、青山丈実、岩井かおり、春日貴美子、川村希、中島優、松井八重、水越玲奈、渡邉梨恵子)

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recommendation | Posted by satohshinya at August 7, 2007 7:59 | TrackBacks (0)

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