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モティーフが語る可能性

TODs.gif

伊東豊雄もの(建築)はあんま好みでない。メディアテークを始め、ぼくにはハードさがものたりない。艶めかしくやさしすぎる。案の定、ぽ氏におまえは嫌われるタイプだと言われた。ちょっと、いや結構ショックだったけど。何はともあれ、いつも期待させてくれる伊東さんの言説。今回も燦々とした気分でオープンしたトッズを見た。注目すべくは主に二点。実際のケヤキとのシンクロ感。ガラスのおさまり。目地を消そうとする、ガラスを填めてから、スムージングを掛ける行為。(ガラスのおさまり具合はこちらの方が写真豊富。サイドバーのTod's Building.をクリックすると見れます)。手作り的な思考性がもたらしている彼の目地フェチは、せんだいメディアテークまでさかのぼれる。GAdetail2の論文において五つの原則を発表しているが、そこで「目地を消したい」と言っている。明らかにコルビジェの五原則を意識していて、内容もモダニティというユートピアの進化を、一人の建築家のテーゼによって知らしめられるものになっており、気合い入ってる。そういうモダニストしての一面と、けやきが共存出来る彼の言説に惹かれる。惹かれまくり。全然建築の感想書いてませんが、内装も伊東さんが関与されているだけあって、商業建築にありがちなDiorのような外装と内装という二項対立もしくは、乖離は起きていない。ちなみに、実際見て比較するとすぐわかるが、Diorは表参道にお金かけ過ぎで、銀座がチープすぎる。建築家がどこまで関与できて、影響を及ぼしているかはわからないが、トッズはバランスがとれている。また、商品が通りまで出てきているのでどこかイタリアの街角らしさを感じる。自然に人も群がる。セリエのフィオレンティーナのオーナーでもあるが、セリエAに上がった時点で中田を獲得したタイミングと表参道に構える戦略なんて分かりやすすぎるが、なんだか愛らしい。で、建築の評価まだしてない。今後どのようにこの建築が残るのかが面白いところだと思っている。商業建築の場合その華やかさの裏に、予期せぬ事態に回収されるという、シニカルな側面を持つ。トッズが、日本でうまくいかなくなったり、プログラムの要求上、手放すなんてことも考えられる。そう言った時に、この建築がどこへ向かうのかが、楽しみ。実際のけやきは、表参道を象徴するような存在になっているが、けやきのモティーフを持つことで建築がどこまで社会に開かれていくか。楽しい建築を体現する象徴となれるか。注目すべき二点なんて書いているが、写真で十分わかりますね。

TODs2.gif

後で気づいたが、もっと振って撮ったらケヤキで覆われている感じがわかる。店内に投影されているプレゼンテーションもおもしろい。
LINK:architettura/TOYO ITO. TOD'S Omotesando Building
(ケヤキで覆われている感じがよくわかる写真がある)

再構築目まぐるしい表参道情報としては、安藤忠雄のhhstayleがまもなく出来上がりそうです。あと、キャットストリートへ入るところ(アールジーンのショップの前)にデッキみたいなの。なんだありゃ?まったくデザインしていない。聞くところによると学生が企画したとか。姿勢は評価できても、出来た「もの」としての評価も同時に立ち現れる事実を黙認している。

個人的な回想
けやきが、ショッピングと建築をつなぐポピュラリティ(大衆性)を獲得したということを、shinya:鉄板エントリーのコメントで口走ったついでに、トッズの敷地から近いところで、三年の時、僕もひとつの回答を出しているので、当時の思考をモティーフというキーワードで、けやきとシンクロさせてみようかと思う。当時のコンセプトは、こうだ「木のように見える構造があればいい」。単純に、僕の中にあった上位主義の建築がショッピングを扱うときのトラウマになっていた。従って、予期せぬ事態に回収されても残る部分を具体的なもので作ろうとした。建築が変わらないということを、シンボリックに見える構造で表現したのだ。空間構成は、目的空間がショーウィンドウと呼ぶ外からも見える部屋。(フェラーリの専売店を計画したのだが、ブランドと一般的に呼ばれているものであれば、なんでもよくて2500平米の敷地に、車のデリーブによって予期せぬように見える残余空間が作れるのではないかともくろんで、車を選択した。)それ以外のプログラム(車を搬入する動線 カフェ バックヤード 機械室など)は、一辺50m(敷地外周100m)の正六面体の中に立つ木のような構造と目的空間以外に充填されていく。多くはその足下で解決した。その足下の空間イメージは、ショッピングとは関係を切れる無目的な都市の庭とショッピング行為が共存する空間を想像していた。トッズも敷地全周100m。決定的に違うのが、L字の敷地ということ。氏も述べているが、敷地がここまでタイトでなければチューブが発生したということをPLOTで言っている。建築が建つという構造が、彼の建築にはあるので、真正面から立ち向かえば、比較することもばかばかしいけれど、今回は、建築が何をプレゼンス出来るのかということだけについて考えたい。僕の提案は、構造さえ残れば、機能が回収されても構わんと言うスタンスがコンセプト。(はじめは、ショッピングを楽しむ人、街を楽しむ人どちらも引き込める空間をつくりたいというところから始めた)空閑地になったとしても、足下に魅力的な空間が残ることによって、木のような構造の強度を説明しようとした。伊東豊雄が「20世紀を通じて、幾何学を頼りにしながら抽象的な建築を作ってきた。でも、それを今考えてみると、避けられない構造や施工の問題があって、単純化するとか、幾何学に一度置き換えて解析をしてきた。今や複雑な物を難解なまま解けてしまう。」というように技術に裏付けられたアルゴリズムが、わかりやすい形態に置き換えられ、そこの場所におけるシンボル(けやき)とリンクする。ただ、僕の場合は、木々が四季折々に風貌を変えることによって存在を示すことをイメージの始まりにしているので、目立たない(トッズは、表面がケヤキ。)もしくは意識されないが、残ってしまうようなシンボル性をもつ構造体にしたいというところが違った。と言いたい。

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なんだか変わらないじゃないという感じがするが、一人の建築家の思考を、自らの創作を通して理解していく。一人の建築家の思考の変遷を知る事は、建築を知るためのひとつの手段と思える。

建築, portfolio | Posted by at December 29, 2004 4:41 | TrackBack (0)

blogをいかに利用するか

blogを使い始めてから、まず気にするのはいくらカウンターをはじいているか?だろうか。しかし、サッカー選手が点数を気にするようなもので一過性にすぎない。普通に生活をしていておもしろそうな話題なんてそうそう落ちているはずがない。研究室の個人リンクから見たことないブログに飛べるので見てみるが、あほらしくて早く飽きないかなと傍観している。自分から切れている事実をつなぐ、捏造する視点が体で理解できていない人類にそんなこと言ってもきっと気づかないので、書いても仕方がないと思いながら書いているが。ただ、こういう事を書くとまた勘違いな質問をされる。そんな難しそうな顔して何も書けない。今までならプッツンしているところだが、そうそう社会は甘くない、きっと僕を見捨てる方が多声を占める。自身、半年利用してみて、いろいろblogの良さがわかってきたので、他者のエントリーを利用して、整理してみたい。blogユーザー像という調査をのぞいてみると「生活一般」の内容を「自分の備忘録として書き残す」と書いてある。的を得ている調査結果だと思う。その備忘録が、開示され、情報が連結されることで、共有できるものとなる。そういうツールが、blogである。研究データや、個人の持つ知識がうまく繋がって生かされない現状に比べると、軽快なフットワークに心躍らされる。認知度も増えてきたので、ここいらで知識人や研究者が、このツールの良さをもっとうまく利用してほしいものだ。ブロガーの平均寿命に、blogのツールとしての距離感がうまく表現してあるので、そのまま。
「日記を書きましょう。毎日書きましょう。」という話であれば、わたしも続かないのですが、思ったことを、すぐにメモして、ウェブに公開しておくためのツール、自分の記憶を記録しておくツールとしては便利です。パブリッシングツールとコミュニケーションツールの融合が進んでくる、という話をしましたが、「どこどこで講演しました」「記事書きました」とか、ちゃんとカテゴリに整理して書いておくと、あとで「これまでの講演記録」とか引っ張りだすのも便利ですし、同時にこういう記録を公開することで、それを見た他の方からもコンタクトをいただいてコミュニケーションもおこる、そういうのがいいところだと思っていますし、日記を CMS 的なブログを活用して書くことの優位点だと思います。
最後に、行き過ぎた写真の投稿で解雇されるなんて話もある気をつけたい。うちの場合は破門か(笑)。この前は、直接カメラを検閲されました(^.^;)

全然関係ないが。Adobe Reader 7.0 Downloadおすすめ。起動が1秒ほどになった。初めからそうしろよとか思うけど。実用性というヒエラルキーが意外に低いんだな。

blog | Posted by at December 29, 2004 0:05 | Comments (6) | TrackBack (1)

映り込むWAIST DOWN@PRADA

Architectural Design×Curation and Exhibition Design
Herzog & de Meuron×AMO/OMA
AMOPRD.gif
中止になったNYのAstor Hotelにおけるコラボレーションと今回はテンション(意味)が違うものの、国際巡回展という名目が実現したプラダ青山におけるテンポラリー空間。このコラボレーションも、エキサイトな気分になれた。akuエントリーが、正面からの写真(模型)だったので、鏡面に映り込んだ腰下をエントリー。繁忙期にも関わらず陳列している商品を大幅に減らしてまで展示する姿勢はすばらしいです。展示と商品を分けていない点。展示を見たい人とショッピングを楽しみたい人を含めた動線。同じような類をメゾンエルメスやルイヴィトンに見ることが出来ますが、プラダが一歩リードか。また、写真にあるような大物の展示空間はあまり人がおらず堪能できます。エレベーターの中も要チェック。
ちなみに、エピセンターはNYソーホーの一号店に続いて、二号店のロサンジェルス 三号店のサンフランシスコ 以上OMA。四号店の青山 H&deMとなっている。エピセンターというコンセプトは、単なるショッピング空間を超えて、公共性と文化活動の融合をめざした場所。本来的には震源地という意味を持っており、従来とは異なる顧客との関係を築く実験の場として捉えた店鋪。ミウッチャプラダが、ハーバードでレムが建築家という立場からショッピングの研究をしていることを知り、誘ったという話は有名ですが、プラダは、経営状況やショップの飽和感という危機感から、デザイナーから大企業への転換期を、エピセンターという判然なコンセプトで、建築や空間を含めた具体的なアイデアを都市に提示した。青山は、エピ?エゴ?という感がありましたが、この展示を見る限り、今のところ成功していると言えるのではないでしょうか。リーフレットにある「エピセンターらしい多元的な現代空間」というくだりも納得。
以下「いつもかみ合わない漫才みたいな会話」より。六階における展示の話題と結論。「テクストの位置が背面にあり、味見しながら見れない」「腰下が林立しているように見えることが優先された」という腑に落ちないニラミ合いをしながら下まで階段で降りる。地下一階のダンスするスカートは、うっかり下から覗きこんでしまいます。

補足
新建築一月号を見ると、六階の展示はスカートの森をイメージしたという事です。鏡面に空間と人と東京の風景を写しこむことを意図したと書いてあるので昼間の方が、陽の光とその反射がおりなすフレア感に包まれた空間の中で楽しめそうだ。展示は1月16日まで。

建築 | Posted by at December 28, 2004 1:32 | Comments (2) | TrackBack (2)

adminの快楽

blogを立ち上げてから約半年(160日)経ちました。PaoStyleTVさんの解説を参考にすると一般に言われているページビューは、tkmy.net内の総計で1,762,755PV/160日(平均 11,005PV/日)ありました。(analogによる解析結果によるものです)。livedoor blog最強のアキバBlogの12月23日のデータが、107,121PV/日。この比較では、どのくらいすごいのか分かりませんね(笑)。十分満足してます。訪問者を増やす事を目的にblogしている訳ではないですが、すくすくと成長している感じが素敵。しかし、この掴みきれない数。本当なのか?とも思う。きっと、今は根絶した、かつてのスパム達も入っているだろうし、検索エンジンロボットの巡回もある。blogが、検索エンジンで引っかかりやすいという話を聞いたことあるが、ロボット型サーチエンジンはサイトのリンクをたどりながら巡回しているので他のサイトから自分のサイトへのリンクが多ければ多い程登録されやすく、検索結果も上位に表示されやすくなるそうです。トラックバックがそれに当たる。そう言えば、前々から疑問だった、検索エンジンによって結果が違うことを視覚的に見せてくれるツールなんてあります。

blog | Posted by at December 24, 2004 3:45 | Comments (4) | TrackBack (0)

楽しいアイデアは人と共有できることで本当になる

3kumi.gif
今日は、初めて(一年生の後期の課題)ティーチングアシスタントを体験しました。新しい体験をする時は、新しい発見を期待するものだけど、愚痴も聞けたし、笑い飛ばすくらいの余裕もあり、まだまだ大人げないところを露呈するくらいの交感はありました(笑)。彼らの具体的なアイデアを交えて、話をするので、初めて会った感じがしないくらい踏み込んだ話ができた。自分の考えたことが魅力的に見える。それが人と共有できる喜び。それが飛躍する瞬間。アイデアが持つ限界。それを超えるための緊張感。突き進むための執念。自分の思考が搾取(さくしゅ)される不快感。それらがめまぐるしく展開していくスピードが楽しかった。疲れるんだけどねそういうのは(笑)。結構カチンとくることもあったけど、もやもやが解消されるまで、時間の限り会話した熱意が伝わっていれば、それで十分。僕が正しい事を言っている訳ではないし。それを批判できる鋭い感性を持つことが大切。ただ、自分が間違っていることに気づくことが一番難しい。自分に素直になる開放感を発見する時の快感を味わうことができれば、きっと次の展開がどんどん現れる。時には、道筋立っていない事も許容しなければいけない。無数の解答がありえる中で、何をたよりに自分のアイデアをシンプルに整理し、多くの可能性が示唆(しさ)できるものになるか。僕の中でのシンプルというのは、多くの場合、人とアイデアを共有するためのシンボルのようなもので、迷ったときに戻れるような芯の強さを持てる思考。可能性というのは、人が飛躍させてくれる事が多く、自分の計算外であることが多い。コミュニケーションの中でもその立ち位置を確認できる。言葉で整理できなくても、自信に満ちた判然で具体的なアイデアがある空間。それは、今日のような即興性の空間でも生み出すことが出来る。そういう体験を積み重ねていく。きっと、それが自然に演じきれるような心地よさが忘れられなくなる。デザインにはそんな可能性が開かれている。今日は、僕の指摘をふまえて、文書を書いてもらいました。肩に力が入りすぎた、ある意味で完成され過ぎたもの。従順な気持ちが僕の健全な悪意によって汚されてしまった人(笑)。ただ否定的な態度をとることが正しいと勘違いしている人。などね。出来るだけ、アイデアを批判するために、よりよい具体的なアイデアによって、問題点をクリアーにしていくことを心がけました。無垢な感性がそれに引っ張られてしまうかもしれないが、きっと、プライドを持って僕の悪意を超える努力をしてくれると思っています。

以下、個人へのコメント。
4263 君も感じていると思うけれど強制力のあるシチュエーションはそぐわない場所だと思います。すでに美しい場所だから、そこに手を加えることの重みを意識しながら、妄想すべき光景は、きっと風景を切り取る瞬間に至るストーリー。または、それをじっと見ることが出来る心地よい場。そこにふたりで手をつないでいけるような健全な雰囲気。
4265 いいアイデアをもっているので、その理想に近づける一方、だれもがいいねと思えるような風景をひとつ想定してください。雑然とした住宅街に、どきっと立つような違和感かな。
kotatu.gif
くさいものにふたをするような見た目は、みればわかってしまいます。
4269 じぶんの中で細切れの良い小さなストーリーがあるので、それらが、はまるシンプルな全体があると、人に良さが伝わると思います。個人的には、橋の上と下をつなぐ「光の柱」というのがいいかと思います。
4271 自分の世界を信じて、迷いを振り切るスピードで一度やりきってください。迷いも必要だけど、それを超える勢いも同時に必要です。内側から外を見るストーりーがあるので、海にせまる山の頂にたつ、外からそれを見る事も同じくらい考えてください。
4273 機能があるのではなく、魅せる空間が先にあるという考えは、僕の感性に一番近い感じがして楽しかったです。コンテナが、積み重なったり、つながったりするわかりやすいルールがあればいいと思うので、周辺にある程度、具体的なシチュエーションがあって、そこから派生するようなイメージ。でもいいし、ものすごい巨大な中のひとつとして考えるのも楽しいと思います。後者で行くならば、プレゼンテーションにその巨大な中に埋もれている感じがわかる、猟奇的な絵があると相当楽しいと僕は、妄想しています。
4275 自分の世界観を持って突き進むパワーを、人を誘惑するような具体的なアイデアに還元することを、否定的に見るあなたが、思考を大きく分断しています。僕が言ったようなアイデア以外で当然やってほしいし、自分の中で考える時はいいかもしれませんが、それをあなたが身体で理解していない「建築のような言葉」で説明することも、自然でない気がします。四つの場面があって、それらが繋がったり、切れたりする、複雑さが、シンプルなアイデアで繋がっていることを徹底して進めてください。あなたが言うようなのんびり出来るというのは4m×6m×9mの「小ささ」を四つに切った中で、埼玉新都心のけやきひろばで確保できるとは僕は思えません。それを鮮やかに、一蹴できるものを期待しています。
4277 音が響くための技術的な裏付けが可能ならば、良いかもしれませんが、もやもやしたまま、それを口実にこういうかたちになりましたと。言うのは、自分に対して無責任だと思います。また、空間を展開するイメージが一方通行にならないように、つないだり切ったり、試行錯誤する痕跡がまったく見えなかったので、そういう事も試してみるといいと思います。
4279 言葉に頼っているところが見られるので、具体的なアイデアを詰めてから説明できるといいと思います。携帯があるのに、あんなにたくさんの電話ボックスが必要なのかと思ってしまうということは、そこまで良い空間になっていないという事です。ハチ公前に、建つシュールさと、同時に存在する中の空間のイメージをもっと詰めてください。
4281 よい場所を見つけたので、既存の階段とどう繋がっているのかを模型でわかるようにし、現在のネガティブな場所のイメージが、反転するくらいの自分が良いとする鮮やかな風景を表現すればいいと思います。
4283 僕は見てないのでわからないですが、大西さんのアドバイス通りと思います。
4285 もっと使い込んでいけるようなイメージが沸くようにした方がいいと思います。
4287 内側から外を見るイメージがあるようなので、高層ビルの上にたったとき、外からどういう風に見える存在なのかとかも考えるといいと思います。
4289 川に浮くというのはシチュエーションがいいので、そこであり得る可能性(あながた言う、陽の光がつくる川面の輝き)を増幅するような空間を作っていけばいいと思います。
4291 木漏れ日のような空間を、実際の木でつくることでは、「手を加える必要がない。」と自分で言っているようなものなので、シンプルな箱に入ると、まるで木の下にいるような空間を作ればいいと思います。強風がそよ風になり、雨がしのげ、強い光を遮断する空間が、殺風景と言う住宅地の(待ち合わせなどに使われるような)シンボルとなるような場所を目指してください。
4293 同じ面積で、全く違う空間を体験できるアイデアは非常によいと思います。それが、ただのアトラクションとしてではなく、いろいろなシチュエーションで使えるなんて話が続くとさらに可能性が広がると思います。
4295 人工的なものを否定してしまうと、「人が手を加える事を否定する」シニカルな側面があることを知ってほしかった。だから、自然と共存できるような美しい人工物を想定することを目指してください。
4297 僕が言ったような人が居られるような使いこなせる部分と、あなたの世界観を色濃く投影した、他を受け入れないような純粋な空間があの小さな空間に共存するほうが、きっと多くの人の共感を生むことになると思います。
4299 僕が見ていないのでわからないですが、メールを見ると、難しいこと。自分の知らない世界に挑戦するところが感じられるので、大西さんの言葉を参考に、複雑に入り組んだイメージが、誰でもわかるシンプルなアイデアで繋がっていることを目指していけばいいと思います。
4303 シチュエーションは、本当にありえそうだし、よいと思います。あの大きさの中で二つの対照的な場所をもうけて、本を読む場所を使う人が選択できるイメージをもって、自分が納得できるかたちにして下さい。空間をつなぐあの狭い場所がポイントだと思うのですが、今のままでは住宅と住宅の余ってしまった隙間みたいで、心地よい気がしません。あの幅。小ささでも人を楽しい気持ちにさせることは可能だと思います。
4305 かなりもやもやしているようでしたが、人工物が、すでに美しい自然とどう融合できるのかを具体的に示すことが、あなたの使命だと思います。雪の上なかにある話ばかりでしたが、同じかたちで四季を通じて存在可能なものを考えるといいと思います。
4307 すでに魅力的な清流に、存在可能なものを考えると同時に、中に入った時に、川がもつ魅力の一つである音が反響することで、普段感じられない体験が増幅されるのは、いいと思いますが、自分の溢れる創意を作り込むことで解決するのではなく、わかりやすくする必要があると思います。造形的な表現でも可能かもしれませんが、ぼくが言うような四角い箱で、その川の魅力を増幅させる意図を解決することも可能だと思います。

建築 | Posted by at December 23, 2004 7:11 | Comments (2) | TrackBack (0)

インターフェイス再構築

ブログオフ会の市場調査をもとに、shinya氏と密実なチャットをした結果、top pageにある各エントリーへのリンク後、展開が見えにくいという問題を解消し、スムーズにtkmy.net内を徘徊出来るよう、individual page(各エントリーとコメントが一枚で表示されているページ)のデザインを変更しました。問題を解決するにあたっての理想は、top pageが上位にあり、そこから派生するという訳でなく、「私のブックマーク」が、tkmy.netのどこにあってもいい状態を目論んでいる。実際、ブックマークされているページをスルーして、他のページに飛ぶ踏み台行為がtakamiya studio|BLOG以外のページでも起こっている。

blog | Posted by at December 20, 2004 19:20

Safariが落ちる

Safariが最近よく落ちる。重要な作業中にとんだり、ほかのアプリとキャッシュの奪い合いするなどタチ悪し。Firefoxに乗り換えようかと思ったがインターフェイスいけてない。そこで、おもいきって初期化したが、変わらず。対処方法を見つけた。

Apple Support Discussions - SAFARIが落ちやすいより

起動ディスク>User>Username>Library>Preferences>com.apple.quicktime.plugin.preferences.plistを削除する。
この初期設定ファイルは、突然作られることもあるので、調子が悪くなったらチェック。突然に付き合っていくほど愛想がいいのは、今だけだー!。なんて、言ってみたい(笑)

趣味, apple | Posted by at December 20, 2004 18:48 | Comments (5) | TrackBack (0)

ビッグネスが生んだ建築

MoMA04.gif

今日は、私の師である高宮先生が、MoMAのレクチャをされました。実際に見ていないので、あれこれ言いたくないんですが、建築を取り囲む話題がとても豊富な建築なので、感じたことを整理するのもいいかもしれない。ビッグネスが生んだ建築と言ってしまうと当の建築家はあまりうれしい気分になれないだろうか。それと、MoMAが持つクレバーさが、谷口建築事務所がもつ建築に対するスタンスと、非常に近いと思いました。プレゼンテーションは、まずMoMAの歴史から始まります。そこで、まずMoMAのクレバーさを知る。オープン前に実写がメディアに出ないことからもわかるように、全てが戦略をもっている。35年にJJPアウト、グロピウス、コルビジェ、ミース、FLライトに、初館設計のための白羽の矢がたつ。僕が思うにこれは、世に対するポーズだったと思う。結局五人とも辞退する運びになり、五人に比べれば、名の知れていないPhilip L. GoodwinとEdward Durell Stoneが、1939年に設計する。今回も、NYでそれほど知られていない、谷口が選ばれたんだと納得させられる。あと、有名な戦略としては、インターナショナルスタイルを、Pジョンソンとヒッチコックが企てたこともその一つ。Pジョンソンはまだ生きているそう(05'1/25に98才で亡くなりました)で、現在もMoMAと関わり合いがあり、今回のアディション(増築を含めた建築の再構築)にも少なからず関係されているというお話でした。谷口事務所が唯一コンペに出し、しかも獲得したという話はあまりにも有名ですが、コンペティションは一つのアイデアで決まってしまい実際建つ建築が良いかは全く別物という、建築に対する想いからの行動であって、今回も辞退するつもりで、ポストへ投函するぎりぎりまで行ったと。これまた納得させられる。(誰が。コンペの辞退を止めたのか? それは、谷口さんがハーバードでお世話になった師だそうです) うますぎる?いや、この仕事をやれば、このくらい言えるでしょう。言いきって欲しいとオーディエンスも思っている。豊富な図面や写真を用いて、charetteから、conceptdesign、designdevelopmentの流れの中で、こだわったNYに建つ美術館ということに聞き入り、それは楽しい時間だった。さいごに、宮本亜門がこけにされたなんてニュースも最近ありましたが、MoMAは、あのNYtimesが絶賛だったようです。それはなぜか?。氏の言葉を借りると、アメリカが持つプラグマティズムと、MoMAの戦略、今、アメリカに新しい建築があまりないという事がそうさせたのではないかと言うことでした。

*写真は、2004年1月時点の写真です。

追記:このエントリーを書くに至った楽屋落ち的な伏線。
今日は、毎度大盛況のtkmyforumでした。会が終わったあと、本音で言えよ!なんて言われ。感性剥き出しだった。感動した(笑)。MoMAのプレゼンテーションを聞いた感想を書く前に、どうでもいいけど面白い話題を羅列。先日の金沢行脚で、20数年ぶりに自分が設計した建築を見て、すごくよかった。と氏が言っておりました。なぜかというと、そのまま使われているとのこと。僕らがあーだこーだ言っている中を、かいくぐって聞いていると、行政が管理している建物だから、当時の川上元美の家具とかも、そのままあるし、いがらしさん(確認がとれたら訂正します。)の白いサインもきれいに残っていると。いっけん、使用が沈殿しているように聞こえるが、おそらくそうではないと思う。丁寧に使い込んでいるという方が、適切だと思う。こりゃ、タイムカプセルだなとか思っている時に、何か言いたそうな顔をしているように見える僕に、本音で言えよ!って言われちゃいましたが。休館日に行き、中に入れてないのもあって、よかったです。なんて言ってしまった。最悪のほめ言葉でしたが、実際よいと思っていたので。細かい見た目の趣味はおいておいて、経年変化好きには、他の視野が吹っ飛ぶくらいよかった。まぁこんなに褒め殺し、してもしかたないんですが、今日は、ずっとほめっぱなしの文章になりそう。いっつも読み返さず一気に書くのでもう先が見えている(笑)。他には、アクセスが多いんだったら、今後のことも考えて、OBからバナー広告代をもらって、レンタルサーバー代運営していけばいいんじゃないか。という話が出ている時、ライブドアの就職試験にblogを作ってアクセス数のカウンタがある程度越えないと、採用されないなんてどっかで聞いたのを思い出しながら、それもあるなと思った。今日の会で二人のOBがプレゼンテーションをしてくれて、どちらもおもしろい事をやろうとしていることが、わかりました。めじろは木造の架構の可能性。みかんは本棚がアフォードする愛着行為と建築エレメントの関係性。そういった意味で良い建築だと思います。完全なる個人的な感想を添えると。めじろのデザインはどこか、わかげのいたりというか。プランやセクションの図形的な収まりがあんまり好きじゃない(笑)。ぱっとしか見てないけど、直感でもっと整理できる気がした。もしくはやりすぎ。みかんのデザインは良いと言いたくない(笑)。それほどかっこよくもないんだけど、あえてモダンに見えないようにしている感じに素直さを感じられないが、筋はとおっているので、代表作がNHK?という感じ。全然認めてないように聞こえる?。帰り道、のんにぴよは、生活が破綻するまで行ってしまうのが危ないよ。なんて、横目で見られ、なにー!と思ったり。僕が一番素直じゃないと言いたいらしい(苦笑)。

建築 | Posted by at December 19, 2004 4:54 | Comments (4) | TrackBack (4)

楽しい建築

ローザンヌEPFL大学習センターコンペ勝ったSANAA
seji.gif

原広司と大江健三郎の講演会に行けた人が少なかったようですね。社会人には厳しい時間だったが学生はどうだ?。ディスクリートの概念は、新しい社会(建築)を示唆するものになるのか。新建築12月号月評にnks architectsが「(〜)金沢21世紀美術館の建築自体を簡単に真似などできないが、この建物の空間構成のあり方を別の建物に移植することは比較的容易である。適度なバリエーションを持つ個々のパーツがヒエラルキーなく集合し、パーツの隙間に都市空間のような隙間をもつ構成。これは、現代の独立した個人と社会の関係に似ている。(〜)長谷川祐子さんは双方向、参加型、共同型の共創という価値観を示しているが、これは現代のリベラルな民主主義理念にも繋がる。(〜)」というような事を書いている。共振作用がどういう回路で増幅するか。興味深い時機に突入したに違いない。と僕の感性は頷いている。難解な概念をひっさげ、制度的な立場で社会を支配しているというスタンスが建築家なんだーとか。思っていた時期、せじまさんのボキャブラリーには、感心させられることがあった。とにかくわかりやすい。建築の内部に入っていない学生には、むちゃくちゃわかる。それは、市民レベルで共感できることを指す。新建築の1月号において、伊東豊雄が、近代建築のボキャブラリーを洗練させることが目的の建築を作っているだけだと、現在の建築の立場を一蹴している。氏はそこで、楽しい建築を作りたいと言っている。ふむふむ。機能的なものが美しいのは正しいし。社会(ここでは、自治体という制度)を批判することも正しい。建築をつくる目的が間違っていたと。僕はコンペティションをめぐる憂鬱で議論した中に潜む、淀んでいて掴みきれない建築をつくる目的が、楽しい建築につながってくるような気がしている。(あのときの議論は、建築に立ち向かう戦略の中でコンペをどう利用するかという事が内的な中心だった。議論を明確にするためにコンペ的な思考に立ち向かうという、表層を持っていた。) 
建築はわからないけど、すばらしいと思える建築が実際にある。この矛盾を打ち崩し、自分を切り開くために、建築が好きだ。(好きだと思いこませるくらいじゃないと建築はやめた方がいいと思っている。)という前提を抱え込み、私的なきっかけから生まれる具体的なアイデアがあって、前衛的な構造が見え隠れしていないか、既存が持つ上位下位を壊せやしないかという視座を持つスタンスが、自分に素直になる自分にうそをつかない境地の中で、どういう規模で自分が自分以外にコミットできるか。そんなことを思わせてくれる写真だ(笑)

建築 | Posted by at December 17, 2004 6:31 | Comments (6) | TrackBack (0)

javaでランダムに画像を表示

takamiya studio|BLOGページの構築はまぁ落ち着いたので、個人ページを充実させていこうと思います。simonページは、リロードするとauthorのところの写真がランダムに表示されるようにしました。

simonの場合

<div class="side">
<a href="http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/000199.html">
<script language="JavaScript">
var imglist = new Array(
"http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/DKY.gif",
"http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/KGW.gif",
"http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/MIMO.gif",
"http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/MYKHTL.gif",
"http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/SSI.gif" );
var selectnum = Math.floor((Math.random() * 100)) % imglist.length;
var output = "<img border=0 width=100 src=" + imglist[selectnum] + ">";
document.write(output);
</script>
</a>

<a href="http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/000199.html">
<noscript>
<img border=0 width=100 src="http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/kao/SSI.gif" alt="京都疎水">
</noscript>
</a>
</div>

もしくはblogのプラグインを使用して、リビルド時に写真が変わるようにする。

<div class="side">
<MTPhotoGallery count="1" sort_order="random" path="/archives/kao/">
<a href="http://tkmy.net/mt/member/simon/archives/000199.html">
<img border=0 width=100 src="<MTPhotoGalleryImageLink>">
</MTPhotoGallery>
</div>

blog | Posted by at December 17, 2004 1:40 | TrackBack (0)

デザインする態度

arasan.gif

ギャラリー間が主催した大江健三郎と原広司の講演会を聞いた。ちらしを見ると大江さんの事が書いてないので入稿後に決まったんだろう。来年、大江さんは70才。その機会に前日、海外メディアの取材を受けたそうです。日本の人は誰も祝ってくれていない。なんて笑いをとっていましたが、そこで、五冊。今日的な話題の本を挙げて下さいという話があったそうで、(30カ国語にも訳されている)「集落の教え:彰国社」を推したそうです。それほど、原さんとは親睦が深く、互いに知的な示唆を与える立場だと言うことが会話の中からも滲んでいました。また、メディアに対してdiscreteってわかるか?ということを会話したらしく、同じ発音のdiscreetは、分別のある、慎重、控えめな、目立たない。というように原さんとは正反対の意味を持っているっ。てな話でまた会場に華が咲く。続けて、縦を切った、横に繋がった民主主義の話とか、政治学者の丸山眞男さんが次の展開として全ての個人が自律している必要があるという、それはアナーキーな状態を生むのではないかという議論の展開がある例えを出し、大江さんの意見としてその次の民主主義として東京に、ディスクリートな10の社会があるとそれらの共存関係はどうなるかと聞いたら。原さんがファシズムを認める概念なんだなんて事を言って、大江さんが共感出来ないとか(語弊があるといけないので補足すると、彼曰く長い時間の中の一つの断面としてファシズム的な現象もありえるということを言いたかったらしい、ディスクリートな現象は長いスパンの中で展開しないと意味が無いなんて事を言いたかったようだ)。戦後食べたケチャップは民主主義の味がしたなど楽しい話題が次々と展開する。最後に、原さんがトイレへうろうろしているとき、大江さんが一人でディスクリートの事について話をまとめる方向へ、今年は二つのドアが印象的な年だったということにしようじゃないか。ひとつはお金をたくさん持っている、なんとかドア(livedoor)が、球団を買おうとしたこと。もう一つは、コネクタビリティとセパラビリティが共存しているディスクリートの概念を持って、未来のドアを開けようとしている、あまりお金を持っていない原さん。ね。(従前なる概念のひとつの具体性として、ドアが限度のある多様な連結可能性を開くという話が前にあって)最後にどっと沸く。当然原さんは苦笑。スライドはたくさん用意してあっただろうに、建築の具体的な話はとんとなかった。空間の現象で話す言葉と論理を用意することが自分のライフワークと語る一人の建築家が、概念はオープンソース的なものだということを、なんども言っていて、その概念によって具体的なものとなった建築を語ろうとせず、思考が介在するひとつの概念にすぎないんだということを全体として言っていた気がする。建築を言葉で覆い尽くすスペシャリストなんていないし、言葉のない建築なんてものも存在しない。建築を建てるという行為が、人を動かす概念を示唆出来る美学なんてものがあるんだと強く訴えられた二時間半でした。

建築 | Posted by at December 16, 2004 5:26 | Comments (5) | TrackBack (1)

図書館@金沢

玉川図書館フォトコンテスト参加
tmgwjoint.gif
読売新聞によると、たばこ工場を再生した近代史料館[別館]と、[本館]の二つで金沢市立玉川図書館になっている。ともに谷口事務所監修。異種の建築をつなぐ部分というのは、建築を見るときの醍醐味の一つだと思うのだけど、これは見た目もいけている。再生というと、ギブスっぽいビジュアルが目につくんだけど好きな感覚。構造的に連結しているかまでは、分からなかったが、動線は連結しているようだ。実は、月曜日に行ったので中に入れていない。

外装の鉄板の内側は、別館と同じ煉瓦です。
tmgwtex.gif

建築 | Posted by at December 15, 2004 21:21 | TrackBack (0)

ランダムに写真を貼り込む

投稿数が増えてきた人の過去のページビュー機会を増やす目的と、労力がかからずオートマティックでシンプルなシステムを使って見た目の華になるように、プラグインPhotoGalleryを使って個人ページのサイドバーにあるauthorの下に、各archivesディレクトリにアップしてある写真がランダムに表示されるようにしました。ランダムと言いましても、エントリーを投稿した時など、サイトが再構築されるタイミングで写真が変わります。画像のアップの仕方が人によってまちまちなので、アップする時にディレクトリを作らずに突っ込んでいるものが、どういう症状を起こすか経過を見たいと思います。現在確認されている小さなトラブルは、エントリーにアップするつもりだったもので、リンクしていないものも表示されてしまう。まぁ忘れていたなんてこともあるかもしれないけど(笑)。

1)MTPhotoGalleryのPhotoGallery-0.57.zip をダウンロードして解凍すると、PhotoGallery.plが入っている。
2)これをmt.cgiと同じディレクトリにある「plugins」フォルダ(/mt/plugins/ )に入れます。「plugins」フォルダがなければ新規作成してから入れる。
3)画像を貼り付けたいテンプレートの個所に下記タブ挿入しました。

<div class="side">
<MTPhotoGallery count="1" sort_order="random" path="/archives/images/">
<a href="<$MTCGIPath$><$MTSearchScript$>?search=">
<mg border=0 width=100 src="">
</a>
</MTPhotoGallery>
</div>

きままにポロポロ:MTPhotoGallery参照

blog | Posted by at December 15, 2004 5:03 | TrackBack (0)

窓ふき

京都駅とシアトル中央図書館
KYTsouzi1.gif
メンテナンスの視点で建築を見ると、たまにおもしろい発見がある。ものとしてのサスティナビリティをまじめに考えると、自分がつくりたい建築を妄想しながら、こんな風景もを浮かべてしまう私。高所が苦手なので見ているだけで十分ですが(笑)

別のアングル
KYTsouzi2.gif

建築 | Posted by at December 15, 2004 3:11 | TrackBack (1)

ゆとりのある風景

THE HOTEL付近
TRCH.gif
Luzernのジャンが改修したホテルの近くの公園で。
病んだエントリーが乱立したので、立て直しのためと写真の整理ついでに、いろいろ行ったところの写真をたまにウプ。ぷっ。と吹き出してしまいそうなスケールの駒(馬?)がどこから出てきたかは確認出来なかったが、日常的に行われていることを、石敷きの碁盤目が語っている。

遺構 | Posted by at December 10, 2004 2:53 | TrackBack (0)

楽しいblog

かりか
YSM.gif

こんなblogもある(記事)らしい。あんまり筆の進まないasaminとかこんな感じでやればいいのに。まぁはっきりいって、このふたりの方がかわいいけど(爆笑)。さきっちょさんは卒論を書いている真っ最中のようだ。blogを提供しているISPでもっとも人気があるのはlivedoorもの。そこのアクセス数で堀江社長に次ぐカウンタをはじく事もあるらしい。実名写真付きで発言する勇気もたいしたものだと思う。掲載するときのエピソードを読むと、匿名が生む情報社会のネガティブな混沌さをさわやかに抜き出た感じがよい。tkmy.net内にはすでに20近くのblogが乱立している。どうせやるならと思うのだけど。ちなみに、同じサーバー内で複数のブログを運営することをマルチブログというそうだが、あんまりみたことない。今は亡き?gumoblogを思い出しながらつくったよ。書くきっかけなんてなんでもいいと思うんだけど。人をさわやかな気分にさせるとか。その人の感性が露出しているものは、芯が通っていて多少雑でも、気分はいい。それよりさきっちょさんとはぁちゅうさんはクリスマスまでに彼氏ができるのだろうか。毎日クリッククリック♪。さきっちょの妹ゆきっちょもかわいい。あみちゃんの妹も見てみたい。顔は一緒でわんぱくらしい。

takamiya studio|BLOG pageのrecent photo<img>バナーのtabメモ
マルチブログで活躍するMTGlobalEntries併用。
mt-collectをダウンロード
プラグインをインストールして、下記のタブを挿入したいところに、書き加えた。

<MTGlobalEntries lastn_modified="5" include_blogs="1"> 書き替えた順に上から5 blogIDが1のものを含む。
<MTCollect tags="img"> コレクトされるのは、上述blogより<img alt>タブがついたもの
<MTCollectThis>
<$MTEntryBody$>
<$MTEntryMore$>
<$MTEntryExcerpt$>
</MTCollectThis>

<MTIfCollected>
<MTCollected tags="img" lastn="1">
<a href="<$MTEntryPermalink$>">
<img height="100" border="0" src="<$MTCollectedAttr attr="src"$>" alt="<$MTEntryTitle$>"> <$MTCollectedContent$>
</MTCollected>
</MTIfCollected>
</MTCollect>
</MTGlobalEntries>

<MTGlobalEntries lastn_modified="5" exclude_blogs="1,16,18" sort_by="created_on">
<MTCollect tags="img">
<MTCollectThis>
<$MTEntryBody$>
<$MTEntryMore$>
<$MTEntryExcerpt$>
</MTCollectThis>

<MTIfCollected>
<MTCollected tags="img" lastn="1">
<a href="<$MTEntryPermalink$>">
<img height="100" border="0" src="<$MTCollectedAttr attr="src"$>" alt="<$MTEntryTitle$>"> <$MTCollectedContent$>
</MTCollected>
</MTIfCollected>
</MTCollect>
</MTGlobalEntries>

Sync A World You Want To Explore:面白そうなPlugin発見参照

blog | Posted by at December 9, 2004 23:17 | TrackBack (0)

SPAM対策プラグインを導入

一日250件近く来られる激しいスパム攻撃をかわすために、いくつかの網をかけているのですが、それでもくぐり抜ける強靱なスパムもおられるので、より強制力のある対抗策を発見。数日前から試験的に、コメントSPAM対策プラグインを導入しました。mt-spamstop:downloadこのプラグインを導入すると、アンカータグ< a >を含むコメントをブロックします。コメントにURLは貼れますが、< a >タグは使えないようになっています。

インストールもプラグインのフォルダに放り込むだけ。URLを自動リンクにする設定になっていると、プレビュー後に投稿するとアンカータグに変換されてしまい、はじかれてしまうという弊害があるようです。従ってURL自動リンク設定はOFFにしました。

blog | Posted by at December 8, 2004 12:14 | TrackBack (0)

都市と住居をつなげてみる

牟礼
MURE.gif

不穏な空。大地に参加する墓。崩れないように積み重なる石。奥へのびる道。浅い家型の家々。粒の細かい土色。車。それらがまとまった三色に見えるボーダーの構図の写真。感性の露出していないblogへの警鐘が届かない昨今。徹底抗戦するか。大川先生が最近、象の富田玲子さんの家に行かれたらしい。なんとM1住まい。藤森邸は、すでにないと聞いていたのでぜひ見てみたい。富田邸を見て、ここまでと言わしめるまで使いこなしている。という話を聞くと、ぽ建築は、M1が持つ構造と比べて、大げさな視座の上に立とうとしていない。建築という技術を世の中で使えるところにあてがっていこう。建築という規模を裁量する中に見いだす感性をあてがっていこう。という、ところなのだろうか。否定的に書いているが、どちらかというと教祖的なシンボル性が気になって書いている。稲垣栄三の朝日新聞に載っているコラムに、座敷の喪失は手作りの創造的な儀礼や祝賀の機会を住居から奪い、住居における祝祭と呼応した高揚が、リズムとなって都市の祝祭的な賑わいに繋がっていたと指摘している。おもしろい。建築と言うまでも住居に対する愛着行為が、住まいの中のヒエラルキーを伴う中で、座敷に物を置かないドメスティックランドスケープをつくりだしていた。そのコラムの始めに、「近頃の平均的な都市住宅は、居間 食堂 台所を中心として、六畳程度の広さをもつ個室がいくつか付属するという形にほぼ定着したかのように見える(〜)ひとまず快適な生活を送る条件が整う。その上で多くの家庭用電化製品、家具そのほかさまざまのモノが配置され、部屋の機能と利便性が一層明快に発揮される。住居におけるモノの氾濫は最近の住居で無視できない傾向であって、生活空間は建築によって与えられるよりモノの種類と配置によって決定されているといっても過言ではあるまい」と書いている。どこかで聞いたことあるフレーズだが、煮え切らないユニオンのコンペ案を見ながら、んー。機能的な欲求から生まれたものを整理することよりも、かつての住居が持つ祝祭性を壊したような、社会の大きな枠組みを変えられる提案が出来ないかと思ってしまう。今、M1のような箱の家をつくっても、モダンなように見えるモノがいいとされている風潮にのってしまうだけで、室内風景は良くならないし、案を見ていると室内風景をつくることが前倒しで、住んでみたいというのとは話が違う。元倉さんのを見ると象徴的にはめているだけ話が違う、コストも高い。愛着があれば→モノが整理されるという単純な図式でもないし。空間を作り込んでいく→愛着を持つというのも、建築の規模を規定してしまう気がする。課題で、創造的な手作りの祝祭性が取り扱える規模の建築を提案したいのかもしれない。都市と住居の空間を繋げて考えるのは楽しい。

建築 | Posted by at December 7, 2004 17:30 | Comments (7) | TrackBack (0)

美術館は茶碗らしい

GDC.gif

ゴジラはその時々の社会性を反映させながら、ゴジラというシンボルに置き換えられるかたちで戦後の高度成長に群がる人々を風刺する様で登場した。一時休眠したゴジラも冷戦期に復活し、グローバリゼーションへ向かう中で生まれた二極構造を批判し、またその眠りに入るようだ。きっと、また社会が歪み始めると眠りから覚めるのだろうと思っている。映画というジャンルの中で社会的な批判を含みながらシンボルの姿だけ変わらずに、いつづける様相は建築にも言える。建築は、ある一定のかたちを留めながら、時代性を吸収していく。冗長性が低いものは、どんどん淘汰されていく。だれも知らない渋谷と代官山の中間地点にあるGDCのオーナーが出しているお店で飲んでいるのだけど。ぽ氏を見ていて、建築家が同じ姿でいつつづける様相は、建築の姿だけに留めていて欲しい。言葉はその時々のおかれている環境を見極めていく中で、どんどん変わり続けていかないと、自分の中でも新しい方へ向かわせるきっかけを失っているのではないかと。疑いの念すら感じてしまった。きっとそうではないだろうと思うけれど。(オーディエンスは学部生がほとんどいう事実があるものの)四季の桜は完全な改修のようだ。飲んでいるとき、ドーナツで批評性が持てたのかみたいな話を僕に対しても言われたが、あれは建築家としてどういうアイデアを実践しようとしていたのか僕には写真と言葉からは読み取れなかった。もっと集中して聞いていればその時つっこめただろうと悔やまれる。なにせ、建築家が言っていることは正しいなんて勘違いしている従順な学生の目を覚まさせるには絶好の機会だったし、つぶらや氏が少し模型が曲がっているだけで美術スタッフに叱咤していたなんて話をきいていると、狂気ある感性を羨ましくも思ってしまう。美術館は茶碗なんて書かれてみたいものだ。僕のことを直感に頼っていると見抜けていない人は、きっと思考のループが閉じているんじゃないかと言ってみたり。(笑) 始めて合う人といきなり飲むときが一番感性がポジティブにフル動員されてて、いつも楽しく飲めているのは運がいいからなんだろか。次はクリスマスパーティーですね。

日記, film | Posted by at December 5, 2004 16:42 | TrackBack (0)

愛着のわくデザインってなんだ

YOAK.gif

今日は、ぽ氏、こい○み氏、Pr.M、iアーキテクツと飲める機会があった。年配の方々と同じくらいの人数の学生が参加していて、いつ学生がガッツクのかという、予定調和の雰囲気が吹っ切れたとき、切れすぎで君はどういうセカイで生きていくつもりなのかと言うようなつっこみを軽くかわしながら、ドーナツの話が出ていたので建築家として仕事を持ってくることも職能の一つですよねと言ってみたところ、ものすごく盛り上がった(笑)そういえば、しんや助手が見あたらなかったが、Pr.Mの影響力なのか。僕が打ち上げれれているのが、たのしそうなぽ氏を見ていて僕も楽しかったりするものの、千葉産の代表作はなんだねという話の中で未完はNHKがピークですか。と、つっこんでみたり。それはそれは切れ味のするどい会だった。もともとNUフォーラムという会のコミュニティデザインの話から引き継いだ会だったので、アルコールっていう潤滑油があれば、密度のある話ができるよねと言うこい○み氏の話が人柄をあらわしているなと思いながら。平行して、ぽ氏が120平米の敷地に自邸を建てようとしていて、こい○み氏が割り切れないから外に頼んだ方が割り切れるよという話が同時に進み。相変わらず切れすぎている人が、未完てかっこつけようにかっこつけきれない人たちの集まりですよねとつっこむと。iアーキテクツがほえたり。それはたいそう楽しい会だった。

日記 | Posted by at December 3, 2004 23:54 | Comments (2) | TrackBack (0)

均質な空気

まぎれもない船橋校舎の風景である。
ITYU.gif
非装飾 標準化 平行配置といったモダンの王道を体現し、ソーシャルハウジングを彷彿させるような建物が、群れをなしている。美しくみえるのは、その時植えられたであろう、木々が成長し、建築がその意味を終え墓標のようにすら見えるバランスが、空間を凛とさせているからなのかもしれない。言い換えれば木さえ残れば、まるで建築がなくなってもいいじゃないかと。人を納得させる心配り。建築がグリッドを引いたのでもなく、道がグリッドを引いたのでもない、ここのマスタープランは、木が整然と並んでいることなのかも知れない。近代化とそれに反動的な態度に陥らず、外部に立つにはどうすればいいのだろうか。弱い建築なんて言っていてはいけない。訴求力のある風景から学ぶことは多い。

遺構 | Posted by at December 1, 2004 19:27 | TrackBack (0)

アイドルを追え

アサミン最近ブログ書いてくれないから秘蔵写メあっぷ(-.-) トップページも変わって影響力は、はかりしれない(笑)現在1日350人ほど訪れてます。順調に育っております。リンクの文字色変更しましたが見やすくなったでしょうか?なにげにOブログにアクセス集中 おなクリックかにゃ?あぁ作品集おわた。次回のブログ再構築は個人ページのプロフィール周りにランダムにサムネイルリンクを張り込む系ですかね。アドミン

日記 | Posted by at December 1, 2004 13:27 | Comments (1) | TrackBack (0)