明日は舞踏会
えーと、わたくし、鹿島茂氏が大好きなんですけど、なかでも『明日は舞踏会』と『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』を生きるバイブルとしている淑女でありまして……こんなことを書いたらモテてしまいそうですが☆
今日はそんな私が敬愛する鹿島茂氏の著書『明日は舞踏会』から学んだ、革命前のフランス貴族の素晴らしき生態をご紹介したいと思います。非常に参考になりますので覚えておいて下さい。簡単に言うとフランス貴族最高! ものすごい合理的!
つまりこういうわけです。
1. 若く美しい貴族令嬢が年老いた資産家貴族と結婚。
2. 子供を作っちゃったら夫婦はまるで他人のように家庭内別居し、好き勝手な生活をする。夫婦が顔をあわせるのは朝ゴハン(といっても、貴族は朝に寝て昼過ぎに起きる生活)のときだけ。で、ゴハンのあと、ママンが身支度を整えて部屋で待機してると、裏階段から若くて美しいツバメくんがやってきてランデブー。
3. 年老いたパパンが死んでしまったら、その遺産がママンに転がり込み、ツバメくんたちを増殖していってウハウハ。
4. そのうちママンも年老いて、いちばんお気に入りのツバメくんに財産を譲渡して死亡。
5. そのツバメくんも気が付いたら年を取っていて、若くて美しい貴族令嬢を嫁にもらう。
6. 1に戻って延々ループ。
どうですか! この合理的なシステムは! なんというか、これを読んで私は目からウロコが落ちました。“金は天下のまわりもの”っていうんでしょうかね。ホントすごいと思う。おもわず「これだ!」と、本に折り目を入れてしまいました。日本もこういうシステムを作ればいいと思う。
ホストクラブなんて貧乏臭いこと言ってないで、舞踏会ですよ舞踏会。
乙女日記 | Posted by at 9 7, 2004 17:04
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