もう終わったけどオススメ選手inアテネ
本題の前に、simonさんがコメントして下さったように、私の最愛のジョカトーレであられます、ファビオ・カンナバーロさまがビアンコネッロ(イタリア語でビアンコは白、ネッロは黒、ようするにユヴェントス。というふうにカルチョではユニフォームの色でチームを呼ぶことが多いです。赤と黒のACミランはロッソネッロ、黒と青のインテルはネラッズーリなどなど)に正式に移籍しました。
カルチョメルカートが終了するギリギリのタイミングで、かなりハラハラしましたが、なんとか滑り込めたようで。というか、インテルなんかに行かないで、最初からユーヴェに行ってりゃよかったんですけどね。ともあれこれで私の世界最愛のトライアングル(ファビオ+ブッフォン+テュラム)が4シーズンぶりに復活。早くシーズン始まんないかなあとワクワクしています。
ということで写真は2002年ワールドカップ、イタリア×メキシコ@大分でのオーロラビジョンです。ちなみに私はこの試合(たしか19時からとかだった)、昼から別府で見知らぬメキシコ人サポーターたちとテキーラを痛飲していまして、ほぼ覚えていません。泥酔とかそういうレベルではなかったような。スタジアムまでの道のりとかぜんぜん記憶にないし。
で本題。
オリンピックが終わってしまって、かなりションボリしている日々ですが、以前書いたオススメ選手の後編です。ちょうどカルチョ話も出てきたのでね。
オススメ選手その2はサッカーのイタリア代表キャプテンだったアンドレア・ピルロ(25)。彼は本当に素晴らしいです。ちなみにオーバーエイジでの参加。
日本の予選敗退が決定した試合がまさに日本×イタリアだったんですが、あの試合でのアンドレアは渋いプレー満載でした。勝ったとはいえチームはわりと低調。そんななかでもボールを持っていないときのアンドレアは献身的なフリーランニングで地味にチームをフォローしていました。その前の試合はトップ下のわりと高い位置でプレーするように指示されていましたが、この試合はミランで普段やってるレジスタだったため、ものすごい安定したプレーで中盤の底にどっしりと構えていました。ステキです。
そんなアンドレアですが、私がなぜ好きかというと……“いつも眠たそうな顔をしている”からです。チームメートが得点しても「おーよくやったなー」と遠巻きに眠たそうに眺め(※いちおうチームキャプテンです)、両チームの選手がエキサイトして掴みあってるときも眠たそうに我関せず(※いちおうチームキャプテンです)。試合終了で両チームの選手たちがユニフォームを交換し、健闘を称えあってるのを尻目に眠たそうにさっさと退場(※いちおうチームキャプテンです)。
……すばらしい!
今回は特にオーバーエイジということでチームに馴染めてない様子で、ジラルディーノにいたっては「ピルロのことはよく知らない」とあっさりコメントしていました。でも本人は「キャプテンとしてメダルを持ってイタリアに帰りたい」とか、めずらしくやる気まんまんで臨んだオリンピック。イタリアは残念ながら銅メダルでした。
アンドレアだけで言うと、ベストゲームは準々決勝のマリ戦だと思います。延長後半残り5分くらいでアンドレアからの素晴らしいクロスをボボが押し込んだ試合。この試合のアンドレアは再びトップ下を任されていましたが、んもう絶好のタイミングでスルーやクロスをバシバシ放ってて(もちろん目はうつろ)、本当に素晴らしかった。
前日にイラクでイタリア人の人質が殺されたため、すごい微妙な雰囲気で迎えた3位決定戦、イタリア×イラクでのアンドレア。……こんな恐い顔しなくてもいいのに。これでも25歳です♪
ということで長くなりましたが(ピルロに関してはまだまだ書きたいことが山ほどあるんですが、某メディアで延々と書いたので自粛)、オリンピックの注目選手を挙げてみました♪ 終わったけど!
すぽると | Posted by at 9 1, 2004 17:00
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