In these days / 最近 

I wrote some on twitter not this blog.
最近はツイッターばかりで、ブログが怠りがちです。

There are magazines and website, informing my works,
新たに雑誌やwebに取り扱っていただいてるので、

so I'm coming to write about them in this blog quite soon.
それは改めてみなさんにご報告できればと思います。

By the way, it is nice to follow me in twitter!
もしよければ、ツイッターでのフォローもお願いいたします。

http://twitter.com/sugawaradaisuke

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 2 4, 2010 10:26 | TrackBack (0)

地方活性化ビジネスに関わる人々

「地方活性化ビジネス」に関わる人々に自慢の食材を持ち寄っていただき、
食事会をした。

皆さんモチベーションがものすごく高く、
「日本が元気になるためには、地方が元気にならなければいけない。」という理想論が
現実になりつつあることを感じた。

仕事だけでなくワイフワークとして、そんな皆さんを盛り上げる
社会資源としてのデザインが提供できれば良いなと思う。

愛媛サポーターズ
株式会社 こめたび
株式会社みやじ豚
お米のお菓子屋さん trolley
WE LOVE AKITA 

http://sugawaradaisuke.com/
http://twitter.com/sugawaradaisuke

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 1 10, 2010 16:57 | Comments (2) | TrackBack (0)

明けましておめでとうございます。

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1月4日から仕事始め。メールや年賀状を拝見しながら、新しい年の色々を考えました。

建築・アートディレクションを通じ、良い社会を作っていきたいと思います。

また、ライフワークとしては、去年立ち上げた「恵比寿から経営をデザインする会」の成熟。
小さいところでは、最近始めたツイッターになれることが今年の新しい挑戦です。
http://twitter.com/sugawaradaisuke

本年も皆様のご指導を受けながら、社会資源としてのデザインを探究し、
社会の中に「美しい関係」を作っていきたいと思います。

本年も宜しくお願いします。

菅原大輔

http://sugawaradaisuke.com/

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 1 5, 2010 20:22 | TrackBack (0)

建築とインテリアは似て非なるもの?

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写真家「仲佐猛」さんの、還暦祝い誕生日パーティーに行ってきました。
仲佐さんは、Nacasa & Partnersの代表取締役で有名な空間系の写真家。


このパーティーの発起人は、Nacasa & Partnersさんをはじめ、
形見一郎さん
片山正通さん
橋本夕紀夫さん
森田恭通さん
などといった、日本インテリア会を代表する人々でした。

集まった人は500人くらい(かな?)。
これだけの人が集まる建築系パーティーだと、政治系の方が一人くらい居そうですが、
参加者は飲食・物販系の経営者、デザイナー、関連企業の方々が100%。
会のノリや企画、参加者の雰囲気も、本当に賑やか。
インテリアは、建築と同様「空間を扱う」仕事ですが、
メンタリティーや動き方、嗜好が全く違います。
個人的には、両方とも好きです。

一人のインテリアデザイナーが
「ナカサさんの誕生日は、インテリア会の大事な(社交界的な)お祭りなのです。」
と教えてくれた。

仲佐さんの写真は、特に空気感は素晴らしく、
これに対するデザイナーからの信頼が、これだけの大人数を集める人脈を作り上げのだろう。
また、写真にとどまらず、メディア自体を作ろうとしている動きは
宣伝効果を欲しがっているデザイナーにはありがたいことであろう。

今の僕の興味は、ナカサさんが除く「空間」に、建築とインテリアの違いがあるのかということ。
作り手と、(空間の)切り取り手のギャップを知りたい。
 
空間のを見るプロの視点は、「作ること」に何かを与えてくれるかもしれない。

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Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 12 15, 2009 11:21 | TrackBack (0)

林試の森

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初めて林試の森に行った。
目黒区にある公園で開催されていた、「森のフェスタ」というイベントを
視察するため。
駒沢公園や代々木公園など色々な都心の公園は言ったことがあるけど
こんなに深い森が渋谷から遠くない場所にあるとは知らなかった。

沢山シャッターを切ったことを考えると、自然を観察することに
餓えていた自分に気づく。
森も沢ももう少しよく観察して、美しく心地よい空間作りに
繋げてゆきたいと思う。

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http://sugawaradaisuke.com/

※余談
そこで「動物生命尊重の会」言うNPOの活動に出会いました。
保健所で殺されてしまうペットを救う団体です。
自分が飼うときはこういう活動に寄与できればと思ったので上記リンクを残しておきます。。

Dialy / 日常, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 4 28, 2009 10:31 | TrackBack (0)

新ブランドが浸透していく様

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撮影:SUGAWARADAISUKE

上記の新携帯ブランド iida

あるお客様伝で、本当に一部分をお手伝いさせてもらっている。
宣伝・広報活動のその一部分のさらに一部分お手伝いをしたのだが、
新ブランドの発表前の動きからずっと見ることができたので本当に勉強になる。

発表イベントの練られ方
ブランドの統一性の待たせ方
マス媒体での広告の打ち方
街や駅中の看板
インターネット広告。。。。。

一時的に我々を取り巻く環境の表面を完全ジャックしている。
特に、携帯のような成熟したマーケットに入り込むには
これくらいのインパクトは必要不可欠なんだろう。

新ブランドを浸透させていくには莫大な資金と労力がいるのはわかっていたけど
これ程すごいとは。。。。

顧客とのコミニケーションにおけるマスメディアの力は小さくなっていくだろうけど
「携帯電話」のように老若男女問わず情報を伝えるには、まだまだマスは強い。

広く浅く伝えるか? 深く狭く伝えるか?
今後のコミニケーションの変化は面白い。

http://sugawaradaisuke.com/

Art Direction / アートディレクション, Branding / ブランディング, Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 4 24, 2009 10:07 | TrackBack (0)

風景的演劇的感動

日本中が桜色に包まれた。

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都内を歩くだけでも桜は様々な風景を演出していた。

日本の風景が持つ四季の豊かさを再認識する。

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桜が提供するのは静的風景だけれども、感動形式はその短い瞬間を楽しむ、
動的な演劇的で熱狂的な感動に近い気がする。

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Dialy / 日常, Urbanism_City / 都市, 映画・演劇 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 4 6, 2009 15:05 | TrackBack (0)

モノ 乃 みかた

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同じものでも見方によって違う。

そんな当たり前のことを、友人の写真家に気付かされた。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 21, 2009 14:53 | TrackBack (0)

感動のあり方

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瞬時に現れて、瞬時に消えてなくなる芸術
演劇やコンサート、ダンスなどが放つ瞬間の熱狂・陶酔のものすごさ。


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風景や建築にはない感動のあり方。

僕らが作る感動はじっくり、心にしみこんでいくものなのだろう。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 21, 2009 14:12 | TrackBack (0)

平面と立体を統合する商品棚

僕自身は建築修士を取得し国内外の建築事務所に勤めた、所謂「建築」を基盤としてデザインをしてきた。しかし、僕は異分野の仕事に携わる機会に同時に恵まれ、多分野の専門家と仕事をしてきた。異分野を横断し統合することで、総合的にデザインされた空間と環境を作ろうと活動してきている。

その中でもなかなかしっくりと統合しきれていない分野があった。それは「グラフィックあるいは平面的要素」と「空間あるいは立体的要素」である。統合されたようなデザインでも、一方が主でもう一方がその装飾になってしまう気がしていた。自分の非力を反省するべきかもしれないが、その悩みを抱えている「ものつくり手」は多いと思う。

しかし、最近これについて一つの気付きの機会があった。それはある商品棚をデザインした時である。商品棚は情報を人に発信し、人を集め、人に行動させるための正にグラフィックデザインと空間デザイン(この場合はモノの配置)がデザインの対象だといえる。この二つのデザインが上手く連動すればするほど「売上増」という効果を上げることができる。商品棚のデザインはまさに競合他社が一分一秒を争い、「売上」を奪い合うビジネスとデザインの戦場だった。

商品棚には製品やサービスの内容を発信するポスター的機能が求められ、同時に御客様に集まってもらい、商品を手に取り、試用してもらう行動を誘発する機能が必要となる。そこでは、商品説明の平面的要素と商品という立体的要素が同列に扱われ、雑誌紙面の構成のように全体に配置される。立体的要素である商品は多くに人に集まって、試用してもえるように配置されるが、一方でモノの配置で、集った人がポスター的な情報発信を遮らないようにしないといけない。
このような機能的な部分に加えて、メーカー、商品特性、価格帯毎の差別化を求め、平面的要素と立体的要素の唯一性を持った体験のデザインが要求される。

そこでは「平面的要素」椅子や扉のように行動を誘発し、「空間的立体的要素」ポスターのように情報を発信する。それらは視覚的にも機能的にも並置ではなく、統合されている。それは正に、互いが主であり、従であり、両要素が一体化している。
(上記が成立してるのは、スーパーよりも専門店やデパートに多い。。。)

この気付き以来、街を歩く楽しみが一つ増えた。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 19, 2009 12:42 | TrackBack (0)

FLOW撮影など

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上記は筆者撮影のFLOW

先日写真家の鳥村鋼一氏に撮影をお願いした。
AD業務をしてる癖がつい出て、建築写真らしくない詩的な構図をお願いする。
たぶん、こまったことでしょう。
鳥村さんのおかげで家具もHHstyleからお借りできました。
interoffice の山田様 堀井様ありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。

雑誌の取材で岡野さんと平塚さんにお会いする。平塚さんとチャンとご挨拶するのは初めてです。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 12 1, 2008 12:26 | TrackBack (0)

日本の精度

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現在進めている内装の仕事が着々と進んでいる。 その中で毎日驚くのが日本の大工仕事の精度の高さ。

僕は施工しやすい方法を選択し、仕上がりを良くしようと特に考えている方だと思う。 いくら図面上で理想を語っても、長期間の使用で空間の美しさや強さを維持できる作り方をしなければ意味がないからだ。

日本の大工仕事の精度とそれを支える誇りの高さを感じたのは施工方法の打ち合わせをしている時のことだった。

ある問題に当たったときのこと。「本当はAのようにしたいけど、Bの方が遊びが取れて施工が簡単。 見栄えは90%位落ちるけど汚い納まりだと意味のないところだからBにしましょう。」という僕に言った現場監督さんの一言が忘れられない。

「菅原さん、そんな心配はいりません。 日本の大工はそれぐらい難なくできます。 海外とは違います。」と。

職人さんや現場監督さんには海外で見聞きし体験してきた現場の話をしていた。 「設計者の意図を純粋に実現したいし、その能力が我々にはある! 海外の現場とは違います!!」という彼らの誇り高き叫びが聞こえた気がする。

難しくても、きれいな納まりを普段から積極的に提案してくれる彼。その技術や精神とのコラボレーションを通じ、日本の精度を最後まで楽しんでいきたいと思った。

Architecture Space / 建築, Dialy / 日常, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 11 10, 2008 13:05 | TrackBack (0)

事務所の移転

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先週末、池尻から恵比寿に事務所の移転を行いました。

確認申請書類作成業務と引っ越しが重なったのでバタバタとしていましたが、
研修生の早稲田大学・野海さん、SBAEで研修をしていた和歌山大学の坂口さん、上田くんの
助けでなんとか終わらすことができました。
この場をかりてお礼を。

場所は恵比寿、代官山、渋谷の中間で、
歩いているとキャラクターもスケールもドンドン変化していく本当に面白い地域です。
事務所のすぐ近くは雑貨屋や服屋が点在し、安いバーもある。
SBAEがあった巴里のMalaisに「ラフさ」が似ていて、少し懐かしい。


何はともあれ心機一転、しっかりと仕事ができるよう努力してまいりますので
今後とも、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。


2-3-13-601, Ebisu-Nishi, Shibuya-ku, Tokyo,
JAPAN, 150-0021
T: +81.(0)3-6277-5627
E: suga-net@triton.ocn.ne.jp
H: http://www12.ocn.ne.jp/~suga-net/
B: http://tkmy.net/blog/personal/sugawara/

Dialy / 日常, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 10 15, 2008 10:53 | TrackBack (0)

植物の生息圏

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金木犀の香りが町を包み込む季節になった。
僕が好きな匂いのひとつだけど、ひさしぶにこの香りがする町にすむ。

パリではこの匂いで秋を感じることはなかった。
植物の生息圏を臭覚で感じた瞬間だった。

Dialy / 日常, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 10 9, 2008 10:39 | TrackBack (0)

水平線の色

今まで見たことのない無数のグレーを水平線に見た。

どんなに予定が詰まっていても毎週末欠かさず波乗りに行っている。 夏の間は少し先を見るにも目を開けることができない激しい日差しだった。 しかし、昨日は小雨が降っていて気温も落ち着いていた。

その小雨の景色が胸の深くに飛び込んできた。 それは水平線に広がる無数のグレーで構成された景色であり、まるで水墨画のようだった。

空では立ちこめる雲が背後に広がる青空や太陽光の乱反射で彫刻的な陰影作っている。 足もとから続いていく海水面には一つとして同じ形のない大小の波が波が水平線まで広がりこれもまた空とは別のルールで陰影を作っている。 雲と波の造形が作り出す陰影を海水面の反射が風景の中のグレーの数を無限に増幅させていた。
 
東京都現在美術館で内海聖史さんの作品を拝見した時「緑という色はこんなにも多彩で、奥行きがあるのか?」と驚かされた。

白と黒は色彩のないより単純な色。 でも、その間にですら無限のグレーが存在している、 そんな当たり前の事実を再認識した水平線の色だった。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 8 25, 2008 11:05 | TrackBack (0)

小さい世界

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奇跡的な再会があった。
オーストラリア人のJasperと Isabelleとは、巴里で出会い、僕はその後倫敦へ、彼らはシドニーに活動の中心を移した。 その後は数ヶ月に一回程度のメール交換でお互いの近況を伝え合っていた。

小雨の降る6月、僕は携帯電話を手に駅の改札に立っていた。 ふとその前を見たことのある外国人カップルが通った。 あまりにもあり得ない組み合わせ「東京×Jasper_ Isabelle」に夢ではないかと思いつつ、もう一度彼らを凝視し、僕は声をかけた。
「ヘイ!イザベル、ジャスパー、何でここにいるんだい?」 「ワオ!君こそ東京で何をしているんだ!!倫敦にいるはずだろ!!!」 僕らは駅前で叫び、抱擁し合った。
彼らは倫敦の友人の結婚式に参列するため、経由地の東京に3日間滞在の予定で下り立った。 その初日に、滞在先のホテルがある駅の改札で、巴里で出会った日本人に再開したのだ。

その場所で出会うはずのない友人と急遽共にした夕食は、夢の中の晩餐のようであり、お互いの活動の場である広い世界を感じる場であり、こうして僕らが偶然に出会えるこの世界の小さを実感させてくれた。 会話の中で伸縮する世界の大きさに不思議さと面白さを感じた。 

こんな奇跡的な再開は、最初で最後かもしれない。一方で、今年に入って6ヶ月しか経ってないのに、僕が日本にいるならと言うことで、計6 組の外国の友人,知人たちが日本に遊びに来てくれた。
Nathanael :NGO代表
Nathalie:ルイビトン
Shiny:デザイン記者
Jasper: and Isabelle 芸術家、建築家
Chen バートレットの学生
Minlanda OMA勤務

日本にいると現実味のない世界での出来事を、すぐ隣に在るものとして常に意識するためにも、彼らとの会話を大事にしようと思うし、彼らに逆に刺激を与える存在に成れればと思う。
事務所に遊びに来た彼らに現在進めているプロジェクトを見いせてみた。 少なからず彼らを刺激できていたようだった。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 7 7, 2008 13:44 | TrackBack (0)

コーンから世界遺産まで

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街を歩いていたら「擬木」ならぬ「擬石」を見つけた。
浅草寺の参拝者用通路へ車の乗り入れを防ぐ「車両進入禁止」のコーンである。 景観上、工事用コーンでは困るからなのだろう、結果として石「みたいな」コーンが選ばれたのだろう。 もしくは「石みたいだから車が恐れて直進していない」とでも思ったのだろうか?もし景観に対する配慮があるのであれば、木で組んだ標識に墨で書かれた気迫の文字「車両進入禁止」があったほうがよっぽど良かった気がする。外国人に人気がある観光スポットですら、ディズニーランド的景観感覚しか持ち合わせていない。 浅草寺の本堂や塔自体がコンクリート造作られていることを考慮すると、伝統的建造物もしくは景色に関するこのような景観感覚もいやもえないか。

このように、伝統的建造物に対する景観感覚を憂いていると、資本主義者ぶった人が経済の話を振りかざして対抗してくるだろう。 しかし、今直ぐしか有効でない短期的な利益を追うよりも、観光資源としての価値や快適性をなど長期的かつ多面的視野で試算されることを願うばかりである。

話を分かりやすくするために、コーンから世界遺産へ話題を拡大してみる。
世界遺産・平等院鳳凰堂の背景には高層マンションが建っている。 「浄土の世界に現世写り込む」といっても決して詩的には聞こえない。 このマンションは、開発業者や建設会社に確実に短期的利益を与えた。しかし観光資源としての長期的な利益を明らかに阻害した。さらには、周辺の土地が持つ付加価値さえも下げるだろう。

一時期は「東京の景色は世界的に類を見ないバラバラさが価値」などといって、盛んにその無秩序さを魅力として鼓舞する意見があった。 しかし、敷地内行われる建築所有者やデベロッパーの建築的暴狂は過度の自由を謳歌し、これによって日本の風景は醜悪化してきた。これに対して制定されたた「景観法」は評価されるべき流れだろう。 しかし、この法律の制定は日本の景観調整の第一歩である。 適切な運用には市民や企業の意識改革が必要だろう。 仏蘭西では、景観に対する責任と強力な権限を国持つ一方で、経済システムや市民の意識など様々なレベルでの景観意識もかなり強い。 「景観は公益である。」と法律の条文で謳っているいるくらいだ。

コーンから世界遺産まで脈々と続く日本人の景観感覚。 「景観法」という改革のきっかけを掴んだ今、この手強い相手に国民全員で向かって行きたい。

願いを込めて、先日見つけた初春の桜を・・・・
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Dialy / 日常, Paris / パリ, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 24, 2008 0:50 | TrackBack (0)

気付けば

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気づけば前の日記から一ヶ月も経っている。
(自分のHPの日記からカウントしてだけど。)

今日までどんな状態だったかと言うと、

雑誌の紙面構成に追われる>atlier+.として

自分がChefをしているShingapore, NewYorkの計画の締め切れに追われる>SBAEの所員として

某調査のヨーロッパ部門を統括に追われる>atlier+.として

Caribbeanの計画の締め切れに追われる>SBAEの所員として

Parisで行われるAfriqu,Maliのアーティストの展示計画に追われる>atlier+.として

今週より、再度NewYorkの計画に追われる予定確定!!
展示計画、雑誌編集も継続して重なる・・・・・・・のも決定。

なんて、忙しさアピールしてもしょうがないし、日本の人たちに比べたらそんな量でもない。
でも、立場、契約関係、仕事のスケール、取り扱われる言語、全ての要素が異なる状態の仕事を
同時、もしくは連続的にこなしていくと、 頭がくるくる回ります。
特に「言語」という大きな壁が頭を余計疲労させるのかな?

そんな日々を過ごしていたら、すぐ傍まで近づいてきている春の雰囲気に気づいていなかった自分がそこに居た。
季節の変化に自分の感覚を埋め込むことが出来てなければ表現者として終わりだ・・・と反省。

写真はそんなことを考えながら撮ったParis、5区のとある町並み。
不安定な気候が続いているパリ。
通り雨の後に春の日差しが顔をだし、町中の水面で光が増幅している風景。

Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 6, 2006 9:24 | TrackBack (0)

国立美術館で興ずる

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毎週火曜日の夜、Centre pompidouでは何かしらのパーティーが開かれる。
つまり、一個人や一法人が国立美術館を一晩借り切って、宴に興ずるのだ。
館内にはケータリングの食べ物とシャンペンを含めた各種飲み物が並ぶ。
美術館で行われる最大の利点は、パーティーエリアに隣接している展示室が開放されて
自由にアートが鑑賞できるということ。
フランスは「アートと人々の距離が近い国」と認識しているけど、
これは想像を超えた近さ。
10日はGaz de France(フランスガス公社) のパーティーで、
それこそ全館使われていた、写真は普段のpompidouとパーティー時のpompidou。
「楽むこと」より「問題ないこと」を好む日本ではありえない。

金曜日はC+Aの小嶋さんと赤松さんがいらっしゃった。
小嶋さんたちが、伊東豊雄さんのHospital Cognacq-Jay(コニャック・ジェイ病院)
現場に行くと言うので、僕もこれに便乗してお邪魔しました。
設計競技から関わり、現在、現場管理をしている高塚さんに案内していただくことが出来た。
外装はガラスによる無機質なものだが、一般開放される予定の道を抜け
敷地の庭に入ると非常に広々とした庭が広がっていた。
隣地の庭を借景して、大きな庭を作っている。
そしてそこには単一敷地だけでは得られない「大きな空」が広がっていた。
この庭が「病院という閉鎖社会に生きる患者」と「一般の人=社会」の交差点になるらしい。
病室からの視線や外部からの見え方に至るまで、「表面=境界」の設定が非常に精密になされていた。
あと、この建築は正面のない建築だということ。全てが正面であり全てが裏であるようなかんじ。
写真を何十枚も見て、やっと理解できる建築だろう。
オブジェとしての建築から、随分と遠い場所にある建築だ。
その後、昼食。
小嶋さん、赤松さんと高塚さんの「海外で現場をどのようにコントロールするのか?」と
いうお話は非常に興味深かった。

日曜日は黒田アキさんのアトリエへ。
ある企画のための組織立ち上げ会(?)をノンアルコールで行う。
と言うか組織立ち上げのための事務作業。
いきなり二月末の締め切りをもらいました。

何はともあれ、走ります!!!

Art / 美術, Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 1 16, 2006 8:36 | Comments (2) | TrackBack (0)

Noelに考える

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12月に入り、町中がNoel(クリスマス)一色です。
多くの通りが、様々なものたちを模ったイルミネーションによって飾られています。
HOTEL DE VILLE(パリ市庁舎)前の広場では恒例のアイススケートも始まりました。
頭がキンキンする寒ささえなければもう少し楽しめそうなんだが。

日本で言うお正月なので、家族総出で準備に取り掛かっている。
日本での歪められたクリスマスのイメージが
スカスカなものに感じられてしょうがない。

色々な「もの・こと」を輸入し、修正し展開してきた日本の文化。
その上に根ざしているものは面白いものが多いし
僕の「建築」という分野だってそれによって成立している。
しかし、日本化された「くりすます」や「ばれんたいん」は
そういう部分とは全く切り離された「広告的価値観、商業的価値観」によって
完全に捏造されたイベントとなっている。
そんなことで全国民(特に若い年代)が動かされてしまうのは寂しいかな。

そのようなツルツルした状態は、多くのものことについていえるかもしれない。

特に 日本は、色々な分野が最新で常に新鮮なものを欲している。
しかし、その「新鮮なもの」への検索範囲は海外であることが多い。
「パリ発」「ニューヨーク発」 という言葉に日本人が弱いこともこれを証明してる。
海外から見たら、東京は立派な国際都市であるにもかかわらず、「新しさ」を外に求め、
街には常に、更新された、最先端の、研ぎ澄まされたものが置かれる。
その「更新」は物凄い速さで円滑に進むけど、本質的には何も積み重ていないし、
かつ、「前のものは何も残っていない」というのが日本、特に東京と言う街である気がする。
パリはその点、圧倒的に更新が遅いけど、遅い分何かが残って
その上に確実になにかが積み重ねれれている感じがする。

雑誌に付いてもこれは言える。
日本の特に建築雑誌は、2,3年おきに文末やタイトルだけを変えるだけど
同じ特集を何度も何度も繰りかえす。
松田さんが言っていたが
ヨーロッパ、特にフランスでは、同じような特集を手を変え、品を変え
再生産し続けることはないらしい。

学術的な分野にも同じことが言えるようだ。
日本では論文を書くとき、文献が点在していて研究が積み重なっていくような準備がなされていない。
当然、分類整理されているけど、上手いこと発掘できない。
がゆえに、同じような研究がいたるところで繰り返されていたりする。
気になっていたこの話を、文学の本田さんにしたら
こちらはしっかりとした検索システムが確立されていて、
しっかり研究を積み上げていくシステムが確立されているらしい。
だから、研究はしっかり積み重ねられたりしている。
でも、日本の論文が求めるような「鮮やかさ」をもったものは多いわけでもなく
逆に、 当然の結論しか導き出さないつまらない論文も多いいらしい。

「歴史や根源の不在 」に対する不安から、逆に根源的な部分から思考し直したり、
油断なく積み上げたりして、世界トップレベルのものを作ったりもしてる。
また、突拍子もないところから発想する自由度もある。
良くも悪くも、日本とはそんな国です。

なんてことを言ってるけど、それなりに「くりすます」を楽しんでいた僕も
3,4年前には いたわけです。

Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 12 12, 2005 9:25 | Comments (2) | TrackBack (1)

頭の体操

土曜日
久しぶりに連絡を頂いて松田達さんとスイスで働く木村浩之さん
3人でラオス料理のお店へ。
お互いの自己紹介や近況報告をさせていただき、その後場所を替え一杯。
異国での建築教育制度、思考方法、設計プロセスからコルビジェに至るまで
海外経験者としての面白い考え方を伺うことが出来た。

久しぶりに「建築」を肴に飲んだという感じです。
意識して考えながら喋るといい頭の体操になって
脳の眠っていたどこかが活性化された感じ。
僕もそれに乗せられるように幾つかお話する。

僕が最近気になっていること、いや驚いたのは
日本人と仏蘭西(欧州ともいえる)人の単位感覚。
僕が前に勤務していた仏蘭西人建築家の設計事務所ではエスキスを「メートル」単位で考え始めた。
そして詳細設計等の時点でもCAD上の基本単位は変わらず「メートル」に設定されていた。
つまり、それ以下の長さは基本単位を「分割したもの」である。
今は仏蘭西にある日本人の事務所で働いているんだけど単位は全て「ミリ」で扱われる。

つまり、同じ50センチを思考するとき、
・基本単位を分割した「0.5メートル」と
・ 基本単位を500倍した「500ミリ」
と言う違いが出る。
これはスケール感覚や視覚的/触覚的建築の作り方にかなり作用している。
全ての部分に焦点が当たっている日本建築の緻密さは
こんなところから来ているのかもしれない。

比較の対象として「全体性が持つ魅力」を好む仏蘭西建築を取り上げると納得行くけど
欧州諸国でも詳細部分の納まりが美しいスイスも同じ「メートル」志向らしい。
「全ての部分に焦点が当たる」ことと「収まりが美しい」ことが
空間の質においては必ずしも同じことではないということかな。

あと、聞いていて印象に残っているのは木村さんの欧州人の「面の扱い方」。
欧州人は、空間に出てくる「細々した物」(電気、排気口、吐き出し口、消火設備など)を
面の要素として自覚的に捉え、面の中に整理整頓して置いているという。
確かに日本人の作品で「これほどこだわっているのに、ここにこれが出てくるのか?」
と言う感じがする。
つまり、日本人は空間を抽象的な存在として捉えていて、「空間」をデザインした後に
実際の使い方や法規的に必要なものが別の次元で「空間」に出てくる感じ。
そんなときはちぐはぐな空間になる。

僕が上記で「細々した物」と書いていること自体、そんな日本人的意識を表している。
完全には一般化できないけど非常に頷けるお話だった。

Architecture Space / 建築, Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 12 5, 2005 9:25 | TrackBack (0)

貴族の家

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■金曜日の夜、
友人に誘われてFETE(ホームパーティー)に行った。
場所はパリ16区の高級住宅街。
気軽に行った僕は唖然。
ものすごい豪邸に、オシャレした男女が150人くらい集って、
飲んで、歌って、喋っていた。
圧倒的な雰囲気に頭を掻き回されつつ、僕も喋って飲んで朝4時頃に帰宅。
後で聞いてみると、主催者の中に貴族がいて、その方の家で行われそうです。
貴重な体験だったのに、写真一枚取れなかったことが悔やまれる。

FETEでは、建築・デザイン関係以外の人ともお話させていただいた。
そこで、一般の人たちが建築や都市の「近代化に伴う場所性の消滅」というような主題に対して
自分の意見をしっかり持っていることに再度関心。
さすが、歴史を積み重ねた都市や建築の中で生きるパリの人々。
空間に対する意識が一般の人々に、高いレベルで浸透している。

戦後、大部分が白紙の状態から作られた現在の東京は
物理的に「歴史を積み重ねた」と言うには難しい状況。
歴史や文化の断絶など、様々な背景も違うから直接比較はできない。
でも少なからず「物が残ってるかいなか」と言うことは
意識に大きな違いを与えている。
現在、マスメディアによる「流行」というかたちで「空間の意識」が浸透しつつありますが
この過渡期の向こう側に、成熟した日本人の意識が開ければ良いなと思っています。

■土曜
Centre pompidou前にチョーク画家を発見しました。
荒いアスファルトの中から、人が浮かび上がってくるかのようです。
美術館の中でキャンバスにしっかり据えられている絵も良いけど
町の中に溶解している状態の絵と言うのも素晴らしい。
構えていないときに、突然後ろからプスとさされたような感じで
心に入ってきた。

Art / 美術, Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 9 26, 2005 7:36 | TrackBack (0)

巴里の素材

僕が勤務する事務所は、2003年の設計競技で「Helold-100 Logements-」という
集合住宅を獲得した。巴里19区に建設予定。
現在、この敷地内で地質汚染が発覚し、土壌改良の検討も含め建設が先送りになっている。

敷地の土の話をしているときに、この物件を担当しているPhilippeが面白いことを教えてくれた。
巴里の地下には無数の空洞があるということ。
と言うのも、巴里の地下は『石切り場』となっていて、巴里に建つ建築物はその石を積むことで作られているという。観光名所となっている共同地下墓地『カタコンブ(catacombes)』も元々は石切り場跡だそうだ。
古い(土着的?)建築物はその地方で良く取れる素材によって作られる。これが、各地方の町並みの色や素材感を決定しているのは常識だけど、大都市巴里の町並みが、『周辺で取れる素材』ではなく、『地下にあった素材』を直接地上で再構成することで成り立っていると聞かされて驚いた。
つまり『巴里の町並み=巴里の地下の色』という事実。

現在、新しい建築物を建設する場合、『石切り場跡』の空洞はコンクリートで充填され、後に新しい建築物の基礎が打たれる。そして、その上に載る新しい建築物にはグローバルに流通する素材、鉄、コンクリート、ガラスが使われる。
『土着性』を賛美するわけでもないし、これを素材の問題に単純化して考えるつもりは全くないけれど、巴里の建築物が持っている土地との親密な関係が、新たな建設によって少しずつ失われていることに寂しさを感じた。

Architecture Space / 建築, Dialy / 日常, Paris / パリ, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 7 24, 2005 19:47 | TrackBack (0)

14 juillet

_050714-feu_d_artifice.gif

7月14日は、フランス語で『Le Quatorze Juillet』。
つまり、フランス革命を祝う『fete de national』でした。
今年はフランスにおける『ブラジル年』 と言うこと、
軍事パレードでブラジル国旗が登場したり
夜はサンバと共に花火が打ち上げられたり。

フランス滞在 一年目で、パリで行われる一通りイベントを経験しているので
二年目は「どのイベントをどのように楽しもうか?」という余裕が出てきた。

今回は写真家の洋司さん、MICHEL KLEINのデザイナー、コウジさんたちと
「CHAMPS DE MARS公園」で花火待ちのピクニック。

花火もきれいだったけれど、公園に集まった群集が物凄い迫力。
キューブに刈り込まれた樹木に挟まれた、軸線を持つ広場には、
フランス式庭園のテクスチャーのように人の頭が広がっていた。
日本の花火大会もすごい人出だけれども
『見渡せる場所 』(=広場)の存在は、群集の迫力を増幅して
群集×自分 という形で興奮をも増幅している気がした。
ちょうど「競技場に居るような状態」と言ってもいいのかな。

『見渡せる場所 』(=広場)の存在は、
デモをすぐ行ったりする熱狂的なフランス人(パリ人)の国民性を
構成している一要因なのかな?とボンヤリつぶやいた7月14日。

Dialy / 日常, Event Lecture / イベント, Paris / パリ, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 7 20, 2005 15:48 | Comments (3) | TrackBack (0)

巴里の夜景

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数日前に誕生日を迎えました。
幾つかのメッセージが届いたり
同僚と昼食にワインを飲んだりして
とても良い日々でした。

写真は午後9時のCHAMP DE MARS公園。
つまり『夜景』 です。

このような気候であることもあり
最近はとても良い気分。

Dialy / 日常, Paris / パリ | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 7 4, 2005 7:30 | TrackBack (0)

あっという間の日本

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5月10日にフランスに帰ってきました。
帰国時は、一年ぶりの日本食三昧と二年ぶりのサーフィンで
だいぶ心の充電が出来た気がする。
なんと言っても、日本は魚とご飯がおいしい。

今回の帰国では出来る限り動いて、色々な人にお会いしたけれども
全ての人々と都合をあわすことが出来なかったのが心残り。
一ヶ月とは非常に短いものです。

日本であった出来事を全て書こうとすると
何時までたってもフランスのことが書き始められないので
また、他のエピソードに絡めて書くことが出来たらと思う。

エピソードを一つだけ。
そんなパンパンの日程を押して石川県に行ってきた。
金沢21世紀美術館がメインの目的。
これに関しては多くの言説が既にあるので語るまでもないが、
僕にとっては、建築表現よりも使用者の活動が印象に残った。
そんな公共建築は伊東東雄さんの仙台メディアテーク以来なかった気がする。
この印象は、この建築が「箱物」ではなく、「市民に愛される建築」であることを
表しているのだろう。

この旅で一番印象に残っているのは石川県の北にある小さな島、「能登島」。
山並みから海岸沿いまで連続する棚田。
水面によるランドスケープを車で走りぬけると
「空を飛ぶよう」というか「海を突き抜けるよう」というか。
建築空間はこの感動を超えることが出来るのだろうか?
などと、ふと考えてしまった。


Architecture Space / 建築, Dialy / 日常, Travel / 旅行 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 5 17, 2005 21:41 | TrackBack (0)

久しぶりの日本。

4月10日から5月10日まで東京に帰ってきている。
久しぶりに見る東京は・・・・・・。と
パリとのギャップを書き綴りたいところだが、
自分の体が東京になじんでいて、正直驚いている。

今日は出国前にお手伝いさせてもらっていたC+Aに伺う。
突然の訪問にもかかわらず、小嶋さんと赤松さんが昼ご飯に連れ出してくれた。
浜田さんを加えた4人で海外の建築事情などを話しながら
中華料理をいただく。
うちの事務所が模型を全くつくらづ、全てCGでスタディーを行うことに
一番驚かれた。はじめは僕も驚いていたが・・・。
その後、所員の寺本さん、伊藤さん、壱岐さん、山雄さんなど挨拶を交わす。

その足でギャラリー間へ。
JAKOB+MACFARLANEの友人でもある阿部仁史さんの展覧会へ。
キュレーターの相川さん、廣田さんとお会いする。
うちの事務所紹介を兼ねてヨーロッパ建築話をする。
長々と居座ってしまって申し訳ありませんでした。

展示は
原寸大の表面のモックアップ並んだ3階と
巨大な輪切り模型が浮かんだ4階による構成。
阿部さんとは面識があり、住宅にも訪れたことがあるので
人柄や、実際の空間をリンクさせながら拝見する。

いつも思うのだけれど、阿部さんのボリューム感覚は
なんだか日本人離れしている気がする。
外国事務所での勤務が長かったせいもあるのか、
日本人特有の薄っぺらさが無い。
塊としてのボリューム感覚を覚える。

そう思っていると、表面の操作もしっかり行っているし
「ボリューム」、「表面」や「平面」といった操作の偏りが無く
うまくバランスが取れていると思う。
実は結構好きです。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 4 14, 2005 3:09 | TrackBack (0)