小さい世界

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奇跡的な再会があった。
オーストラリア人のJasperと Isabelleとは、巴里で出会い、僕はその後倫敦へ、彼らはシドニーに活動の中心を移した。 その後は数ヶ月に一回程度のメール交換でお互いの近況を伝え合っていた。

小雨の降る6月、僕は携帯電話を手に駅の改札に立っていた。 ふとその前を見たことのある外国人カップルが通った。 あまりにもあり得ない組み合わせ「東京×Jasper_ Isabelle」に夢ではないかと思いつつ、もう一度彼らを凝視し、僕は声をかけた。
「ヘイ!イザベル、ジャスパー、何でここにいるんだい?」 「ワオ!君こそ東京で何をしているんだ!!倫敦にいるはずだろ!!!」 僕らは駅前で叫び、抱擁し合った。
彼らは倫敦の友人の結婚式に参列するため、経由地の東京に3日間滞在の予定で下り立った。 その初日に、滞在先のホテルがある駅の改札で、巴里で出会った日本人に再開したのだ。

その場所で出会うはずのない友人と急遽共にした夕食は、夢の中の晩餐のようであり、お互いの活動の場である広い世界を感じる場であり、こうして僕らが偶然に出会えるこの世界の小さを実感させてくれた。 会話の中で伸縮する世界の大きさに不思議さと面白さを感じた。 

こんな奇跡的な再開は、最初で最後かもしれない。一方で、今年に入って6ヶ月しか経ってないのに、僕が日本にいるならと言うことで、計6 組の外国の友人,知人たちが日本に遊びに来てくれた。
Nathanael :NGO代表
Nathalie:ルイビトン
Shiny:デザイン記者
Jasper: and Isabelle 芸術家、建築家
Chen バートレットの学生
Minlanda OMA勤務

日本にいると現実味のない世界での出来事を、すぐ隣に在るものとして常に意識するためにも、彼らとの会話を大事にしようと思うし、彼らに逆に刺激を与える存在に成れればと思う。
事務所に遊びに来た彼らに現在進めているプロジェクトを見いせてみた。 少なからず彼らを刺激できていたようだった。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 7 7, 2008 13:44


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