link 水上バス乗り場の新しいかたち 漆間陽子

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

広がりはハテシナク 水上パビリオンの設計 村木計

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

震災トイレプロジェクト 三木伸展

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

Tomsawyer Village 小公園から始める街区の再構築 大戸厚史

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

Infr -u- nning TOWN 郊外居住は持続可能か? 今田明宏

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

Revival of Wright Court 友の家,婦人之友社の建替え計画 佐藤毅

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

Tsukiji Regeneration 場外市場から考える‘築地’の継承 佐藤直樹

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

都市のスキマをイロドル 山田洋平

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2005年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 22, 2005 12:00 | TrackBack (0)

2004年度卒業研究

石田哲也   京都府中京区町屋街区の集合住宅についての研究  pdf
       〜近代住宅を通してホールの意義を分析〜
牛澤千佳   付帯機能から見る図書館建築の変遷  pdf
遠藤可恵   ルイス・バラガンの住宅建築における「庭」の空間構成についての研究  pdf
菊地真紀子  日本建築における素材としての土の史的変遷に関する研究  pdf
小堤公伯   都市型小住宅の開口部の採り方についての研究  pdf
       〜敷地面積100m2未満の独立専用住宅を通して〜
田中優希   商業店舗の外部空間についての研究  pdf
       〜STARBUCKS COFFEEのオープンテラスに見る〜
長倉豊    都市住宅地域におけるルーフスケープの形態に関する研究  pdf
       〜柏市新市街地系地域ガイドラインの分析をとおして〜
中村優一   「米琉住宅」の間取りについての研究  pdf
       〜沖縄県宜野湾市大謝名付近を通して〜
西脇梓    港区における公園から見た都市空間の研究  pdf
春永有梨子  グンナール・アスプルンドの「森の火葬場」についての研究  pdf
       〜ランドスケープデザインの視点から〜
穂苅武    ル・コルビュジェの住宅作品におけるスロープの構成について  pdf
       〜創作思想と動線を取り巻く諸室の形態から〜
山田英徳   アルヴァ・アアルトの空間構成について  pdf
       〜作品プランの分析・比較を通して〜
渡邉結衣   サテライトキャンパスの現況把握と諸室構成についての研究  pdf

2004年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at February 15, 2005 12:32 | TrackBack (0)

NOKI-SHITA 山田英徳

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敷地は,老朽化,空き家が目立つ大田区東蒲田二丁目.過去の下町のコミュニティをわずかながら残す住宅地.そこでは,住民が軒下で会話する光景がよく目についた.軒下会話は,住民にとっての重要な生活の一部である.そして,現在の整然とした住宅地に欠けているものの一つである.長くコミュニティを維持する大切な要素である.その軒下での空間をより街区の内側に挿入してやれば,その街区は更なるコミュニティを生み出すのではないか?
計画するものは,既存の容積・建築面積を確保しつつ階数を増やし,オープンスペースをつくり出す.住居の位置は,区分所有という形式をとりながらもほぼ同じである.
軒下とは,住民にとって情報交換の場であるとともに,外部との接点,つまり,外部交流空間であると捉える.住宅には,その接点になりうる空間はないだろうか? いや,可能性を秘めた空間は数多くある.リビング,テラス,キッチン,縁側,玄関…….一般にこれらは外部に対して閉じられている.それをあえて解放する.そして,外部と交流をしやすくすることで,住宅に付属した軒下空間とする.軒下空間が更なるアクティビティとコミュニティを発生させる.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (1)

渋谷区宇田川町における環境建築の提案 中村優一

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現在,ゴミのポイ捨てや不法投棄,大気汚染など,環境への多くの問題が引き起こされている.これらの問題は,私たち人間の社会活動によって生じている.「今,何が起こっているのか,本来の自然とは何か」等に対する正確な事実認識が,私たちの義務であると考える.その中で建築はどのような存在でなければならないのか.自然をより美しいと伝えていけるものだろうか.しかし,建築,そして人は,自然環境を破壊していく.自然と人と建築は,これからどうやって共生していくことができるのか.それは,建築(プログラム)を通して人に自然へと目を向けさせることで共生していけるのではないだろうか.自然をより美しく,そして自然を大切にしていく建築を創出していく.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

Artist's Roof 都市臨海部における土地利用再考計画 長倉豊

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産業構造の変化や水域の住環境資源としての価値の認識の高まりに伴い,近年,都市臨海部では海辺に住宅や商業施設,緑地などがもうけられるようになり,その土地利用構造が著しく変化している.都市の臨海部の中でも横浜は歴史ある港町で,港とともに発展してきた横浜にとって,横浜港はその経済基盤として重要な役割を果たしている.横浜の「港」は産業構造の変化等により沖合では活発な港湾活動が行われているものの,街中からは港湾の機能が見えない,港の風景のない港町になってしまった.そこで「港」の既存倉庫を活かし,そこに新たな機能を加えることで,現代における横浜港の姿を再構築する.現在敷地の北側は整備が行われておらず,土地が手つかずの状態になっている.さらに敷地中央に開港の道,山下臨港線プロムナードが挿入していることで敷地が分断され,一方は利用され,一方は利用されていないという状況になっている.敷地の南側には輸出入の貨物を保管する倉庫が2棟あり,そのうちの1棟は今でも倉庫として機能している.しかし,産業構造の変化により臨海部の倉庫業が衰退化したことで,残りの1棟は海外からの輸入雑貨を販売する店舗として利用されている.敷地の現状と問題点から,敷地全体に緑地等の整備を行い広場を設ける.さらに現在,横浜の臨海部が急速に整備されたことにより,臨海部に横浜市民のみならず多くの人が訪れるようになった.そこで臨海部にアート施設を設けることで,横浜のアート活動を横浜市民及び横浜に訪れる人々に理解・認識を深める.アート活動に必要な機能(アトリエ,ギャラリー)を広場というバックグラウンドに配置し,敷地内の現在もまだ機能している倉庫の一部を借りて,作品の一時保管として利用する.もう一棟の倉庫はすでに倉庫としての機能はなく店舗として使われているので,改修を行い常設展示スペースとする.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

Yokohama Art Bridge 横浜駅東口-ポートサイド地区間プロムナード計画 穂苅武

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横浜で現在行われている臨海部再整備事業は,山下公園から始まりみなとみらい21地区へと順に計画が進められ,多くの人でにぎわっている.横浜駅周辺においてもこの事業のもとに計画が進められており,駅から連続している地下街ポルタや横浜そごう周辺などがそれにあたる.
一方,現在では工場や倉庫,店舗などの混在地区であった,横浜駅東口エリアにあるポートサイド地区も再整備が進められており,横浜市全体として「デザイン都市宣言」を掲げる中での中核となる「アート&デザインの街」の創造に力が注がれている.
しかし,ポートサイド地区は横浜駅,そごうにより隔てられた立地と,結果として集合住宅群を乱立するにとどまる現状にあり,他の地区からの人々とのコミュニティーを生む入れ物が存在していない.
そのことから本計画では,アート拠点,公園,店舗をプロムナードに含めることで,横浜駅から連続する地下街からそごうにおける人の流れをポートサイド地区まで引き込み,互いのエリアにアクセスする中で流動的に情報を得ることが出来るフィルター的建築を計画する.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

東町商栄会再計画プロジェクト SHOPPING DISTRICT + CAMPUS 渡邉結衣

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神奈川県の中央を流れる相模川沿いに位置する厚木市東町は,かつて対岸を結ぶ船渡しの船着場があり,宿場町(厚木宿)として栄えていた.しかし,大橋の完成や小田急線の開通などといった理由からまちの中心は駅前に移り,東町は取り残されてしまった.そこで今回,空き店舗となっている商店や駐車場に新たに厚木市内にある8つの大学・短期大学の各大学の学生がお互いに発信・発表のできる場所,各大学の自宅外通学者の寮,更にはサテライトキャンパスをコンプレックスし,東町全体を活性化させることを目的とした計画を提案する.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

Children's scape 春永有梨子

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近年動物園は来園者数が減ってゆき,動物園経営がうまく行かず潰れる動物園が出てきた.この現状は動物園が教育の場という認識よりもテーマパークやレジャー施設のようなリレクリエーション機能を人々が求めていることにあるのだ.テーマパークやレジャーランドは新しいアトラクションを増やすことで入園者数の確保している.しかし動物園は同じようにはいかない.動物園がこのままテーマパークと同じ目的で経営されていけば動物園の生き残りは厳しくなる一方である.  
つまり,動物園は本来の目的である教育の場として機能すべき場所なのだ.そこで,現在教育の場として機能していない動物園の再生を行う.現在一般的な動物の展示方法は動物に関する情報が少ない.見学の際興味を持てばすぐ動物に関する情報が学習できるような映像や図書機能があればより学習ができるのではないか.   
現在上野動物園は他の動物園に例外なく入場者数が減少している傾向がある.そのため,東園にあるライオン,ゴリラ,ゾウの展示ゾーンは平成15年に改築し,新しい展示方法がされ動物園の活性化が期待されている.新しい展示方法はハビタート展示や行動展示で,今までの上野動物園の展示方法にはなかったもので,見学しながら動物の生態系を学べるように配慮されている.
そこで動物園活性化の一貫として現在西園にある主にこどもと動物のふれあいの場として利用されている場所を利用して新しい学習空間として子供のためのミュージアムを提案する.現在の東園と西園はモノレールや橋で繋がっているものの,実際は東園だけで帰ってしまう来園者も多数いる.こども動物園は西園入り口すぐの場所に位置し,この場が活性化すれば,東園と西園への繋がりにも大きな役目を果たすと考えている.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

こうえんほいく 牛澤千佳

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かつて東京ディズニーランドへのターミナル駅であった東西線浦安駅は,今その賑わいを失いバスターミナルのあった駅北側は広大な駐車スペースとして利用されている.本計画は市保有のこの土地で,利益を追求しない駅前広場(地域コミュニティの場)の計画を目的とする.敷地の大部分を公園(駅北側住宅地へのショートカット通路)とし,その他に保育園・子育て支援センター・キッチンスタジオ・カフェ・駐輪場・駐車場を配置した.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

井戸仲間を単位とした木造密集市街地の更新計画 小堤公伯

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地域のCommunityを再生しようとする場合,その成立の仕組みを再生する必要がある.本計画は井戸仲間という共同組織に着目し,その再生を考察する.また,SoftwareができてもHardwareとしての「場」が伴わなければ有効に機能しない.Communityを支える場として井戸周りの空間を創出し,完全に公に開かれた空間とは異なった空間として限られた住人のCommunicationのための共同空間として地区全体を横断するCommunity Gardenを創出する.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 0:00 | TrackBack (0)

おとなのフィールド 桜田公園再生計画 西脇梓

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周りを商業にひと皮囲まれた公共空間.
敷地は新橋駅烏森口にほど近い,廃校になった桜田小学校と桜田公園である.かつての校庭は駅へのショートカットとしてたくさんの人が通る.雑多なビルの中に,ぽっかりとできた都市の空地.
人々が語らい,佇む場.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 0:00 | TrackBack (0)

2003年度卒業研究

青山萌美   アルヴァ・アアルトのAAシステムに関する研究  pdf
       〜近代住宅を通してホールの意義を分析〜
石井秀明   丸の内オフィス街に関する街並みの研究  pdf
       〜丸の内オフィス街の変遷をとおして〜
岩崎大祐   商業建築のファサードデザインが与える心理についての研究  pdf
       〜表参道のファサードデザインが与える心理的要因とその根拠から〜
上原麻美   新宿西口地下街における経路探索に関する研究  pdf
江川暁子   コルビュジェの住宅に関する研究  pdf
       〜居室の性格と家族構成をとおして〜
大前多恵子  沖縄集落公民館の構成要素の研究  pdf
       〜沖縄における集落立地の特性からみる
桑原大樹   ミース・ファン・デル・ローエのクラウン・ホールにおける幾何学構成  pdf
佐々木亜美  大塚女子アパートメントの研究  pdf
       〜共同生活や共同活動の場の比較からみる〜
佐藤美保   都心部における大学キャンパスの形態とオープンスペースの関係についての一考察  pdf
       〜千代田区の4年制大学について〜
島田明美   台東区浅草通りにおける街路の研究  pdf
       〜街路環境の評価とその問題点との関係〜
志水正典   日本大学理工学部駿河台校舎1号館における色彩構成・色彩心理  pdf
二瓶士門   建築のインターフェイスに関する研究  pdf
       〜表層領域の構成と接続からみた住宅作品の空間構成〜
林秀吉    戦後からのcompetitionの歴史的変遷に関する考察  pdf
       〜時代背景と選考方法の関係から〜

アクロバット5の場合,一部の論文の表示の際にエラーが出るようです.Adobe Readerから,最新のアクロバット6のダウンロードをお勧めします.

2003年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at March 25, 2004 0:00 | TrackBack (0)

DR-VOID Department + Recycle = VOID 岩崎大祐

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現状でリサイクル機能はつつしまやかにネガティブに扱われている.それの状況はかつて消費の中心であったデパートにとって最も顕著に現れている.ここではデパートとリサイクルの相互補完によって新たな建築を作り出すことを目的とする.
計画敷地である御徒町の商店は路地と密接な関係を持ち,にぎわいのある町を形成している.ここで外部と店舗の境界線となるのは敷地と道の間の敷地境界線ではなく,多様であいまいな境界である.
建築と都市の関係性を,「おび」を使い外部と内部の境界をデザインするという方法で表し,提案する.

「第13回 東京都学生卒業設計コンクール2004」出品

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (1)

Satisfield 旧同潤会大塚女子アパート跡地計画 佐々木亜美

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旧同潤会大塚女子アパートの社会背景として,女性の社会進出があげられる.現在でも女性の社会進出は著しくなってきているが,まだまだサポートが充実していない.そこで,大塚女子アパート跡地に女性の社会進出をサポートすることを主とした空間を提案した.地域,子育てをする人々,主婦,子どものコミュニティーの場となるように,回遊空間をポイントとして提案を行った.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

都市礼賛 二瓶士門

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消費都市が生み出した副産物として,マンションという建築型がある.都市における単身・二人居住の割合が50%を超えている現状.オフィスや店舗が入っているソフトの不一致.何が入っているか分からない都市に参加していない外観.それらの問題を解決したこれからの都市建築を提案する.実在している西日暮里駅前再開発の敷地,機能を引き継ぎ,再構築する.この提案が原型となれば,都市の風景を変容出来るはずであると考えた.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

ユビキタス建築 林秀吉

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この建築を構成しているのは2種類のTUBEであり,外側の外皮として建築を構成しているout-tubeとその内側をパスとしているin-tubeである.建物としては街の器官としての意味合いをもち,視覚化された街のシークエンスとして一体感が得られる.
建築の造られかたが統一されていることにより意味合いがより強まり,見えない部分の器官(住民)との全体的な統一性が生じることにより一つの建築となっていく.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

2002年度卒業研究

伊藤香穂里  横浜市のウォーターフロントにおける景観構成に関する研究
落合正行   「コンバージョン」の使用例に関する研究
後藤祐介   商店街の空き店鋪対策モデル事業に関する研究
       〜空き店鋪の活用事例に見る商店街の展望〜
社領充    米国における建築プログラミングの概念・手法の研究
杉浦智也   建築の保存・再生における歴史的変遷の研究
棚橋麻実   露地の構成要素に関する研究
       〜六茶匠にみる露地の歴史的変遷〜
道津空人   現代日本のアトリウム空間の構成についての研究
中田幸宏   万国博覧会における日本館の歴史的変遷に関する研究
林幸希    公立美術館における屋外展示空間についての研究
       〜東京23区内の美術館に対する調査をとおして〜
三田村真希  コウハウジングのつくられ方の研究
       〜『cohousing』の翻訳を通して〜
和田篤    ファーレ立川におけるパブリックアートに関する研究

2002年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at March 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

COLLECTIVE HOUSING (COVER THE ENTIRE SPECTRUM OF HUMAN LIFE) IN YANAKA 社領充

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現在私たちが日常的に見取っている住居集合の,現実態を作り出している条件とは何だろうか.それは空間の高密度利用か導き出された,住居間の最近隣化である.これは,近隣性を超えて否定的たらざるを得ない密着位相を生み出している.そして,この際に前提とされているのは,各々の住居は,他の隣接する住居に超境してはならない,という常識的な所有と占有のルールである.この占有のルールに依拠するかぎり,住居集合をなす個々の住居を密着の位相から引き離すことは非常に困難である.個々の位相から引き離すことは,空間の高度利用という都市的命題に反するからである.一つの居住単位が一つの住居に一対一対応している,という相互不加入性を変えない限り,住居集合はいつまでもこの位相にとどまることになる.この現在の相互不加入性を相互浸透,集合と離散の同時体現という住居集合としたらどうだろうか.近接性に対する離散性は,距離によって定義することが出来る相互浸透も距離によって定義することが出来るのではないだろうか.これには近さと遠さが,同時に存在しているようなモデルが,求められるのではないだろうか.空間の増幅ではなしに,住居の中に距離を組み込むことの方が重要となってくるのである.住居を距離化するのだ.ただし,この距離化は,個々の居住における私的な空間増幅へと転化されないようにされなければならない.そうなれば,それは占有という前提を強化することにしかならないからである.住居に距離を含みこませる事は,すなわち住居の単一性を溶解させることに結びついてくる.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

The state of municipal housing 多世代で住むことの楽しさ 中田幸宏

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50歳以上の人達しか住めない単身者向都営住宅.
老朽化した建物を建て替え,規模を大きくし,その分に学生,OL,単身赴任者を入居できるようにする.それぞれ特徴的なライフサイクルをもつ4世代の単身者が集まり,暮らすことによって生まれる新しい生活.
住棟内にいくつか設けられたCooking Living,Movie Living,Music Living,Sports Living,Reading Living,Hobby Living,Soundproof Livingなどでは世代間を越えた触れ合いが生まれるであろう.
また中庭を地域に開放し,フィットネスクラブ,玉姫保育園校外施設,地域多目的施設,Cafe & ランドリーを設けることによって,地域交流の場の起点になることを期待する.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

せかいでいちばんながいほいくえん。 落合正行

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“商店街を通り抜ける6人乗りの檻みたいな乳母車.” この光景がやけに違和感を覚えた.この風景には今の様々な保育の問題を含んでいて,例えば,このような乳母車を引いている保育園というのは,園庭などのスペースを確保できない無認可保育所が多い.また,商店街は空き店舗が増加している中,最近になって活用事業として保育サービス事業の指針が出ている.そこで今回の提案は,保育園という箱モノに子供たちを収納するのではなく,都市(商店街)の中に小さなスペースが散在していて,それぞれが遊ぶだけとか,おやつを食べるだけとかの部屋なんだけど,そこを移動して結んでネットワークにして,それが一つの保育園だという構想である.
商店街に散在する場合に,子供にとってどこで何をする場所なのか認識しやすい形態をとることが重要だと考えた.そこで,遊戯室にあえて遊具は置かず,建築自体がひとつの遊びの要素を持つよう設計した.また散在しながらも統一したボキャブラリーを持つよう,各店舗の改修時に出た廃材を利用して道にサイン計画を行った.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

yokohama media terminal visual art center / service area complex 伊藤香穂里

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この計画は,新山下地区再開発事業計画の一端を担うものであり,運河と需要の減った倉庫群との間に位置する荒廃した地域に新たな風を吹き込むことを目的としている.この施設は地域の映像に関わる情報提供(film commission)を目的としたvisual art centerであり,高速のservice areaとの複合により,大規模再開発地区の中で一つの取っ掛かりとなるものである.また,既存の倉庫にある景観は崩さないように保存され,計画の中に取り込まれる.
敷地横を通る高速道路の,一時的な施設でしかないサービスエリアに街との接点を持つよう新たな可能性を求めた.また,もう一つの交通導線として水上バスの駅を設けることとした.それにより,再びこの地区が活性化されることを望む.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

NEWABAB 表/裏の反転 不整形地における商業施設の設計 道津空人

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本計画は上野のアメ横にある街区において,不整形の土地に建てられた老朽化した商業施設ABAB(アブアブ)の建て替えを行うことによって街区一体をリニューアルするものである.
・公開空地の活用
計画敷地が不整形の土地という特徴を生かして,公開空地にも新しい試みを行う.公開空地を敷地の内部に取り込むことで街区の中心部に広場空間が生まれ,街区の構成の表/裏が反転する.この広場は周りの施設の影響により24h常に変化が起こる広場となる.また,公開空地によるボーナスにより現状の容積を確保する.
・周りに開く商業施設
商業施設はそれぞれの建物の中で完結していて,街やその周辺地域から切り離されたものとして存在している.アブアブはそれに加え,街区の中にすっぽり埋まったような建物となっている.逆にこの状況を利用し,7F部分で隣接したビルとつながったり,低層部ではアメ横側の商店からの「抜け」が生まれたりする.
・アメ横システム
内部空間は建築でルールをつくるのではなく,インテリアによりルールをつくる.各テナントは販売スペースに対して2面の通路を設けることでフロア内に行き止まりが生まれないようにする.これはフロア内にアメ横の界隈性,複雑性をつくるためのシステムである.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

高架再生 和田篤

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みなとみらい21線の開通に伴い廃線となることが決定した東急東横線(横浜〜桜木町).その高架下には様々な落書きが所狭しと描かれている.本来落書きは違法行為であるにも関わらず,その芸術性の高さから黙認され続けてきた.
本計画はその廃線となる高架を利用して芸術の発表の場を提供しようというものであり,内容は以下の通りである.今ある落書きをJRとの境界に移築し,内部をギャラリーとして開放する.高架上の枕木や砂利を除去,同量の盛土を行うことによって公園化を行う.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

泰明小学校の保存再生計画 高田直美

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銀座の繁華街に,昭和初期,復興小学校として建てられたモダンな小学校がある.セセッション・アールデコ様式が用いられ,東京都の歴史的建造物にも選定された泰明小学校である.
現在,こういった復興小学校は少子化の影響で徐々に廃虚化しつつあり,泰明小も今後廃校になる可能性が十分に考えられる.そこで,少子化による生徒数の変動に対して,小学校の空間をフレキシブルに変えることができるプログラムを付加する.
それによって,泰明小学校を存続していく可能性を見い出せるのではないかと考え,日本で必要とされながらも事例の少ないチルドレンズミュージアムと小学校との融合の提案を行った.

2001年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 27, 2001 0:00 | TrackBack (0)

東葛西小学校 五十田昇平

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江戸川区南部の再開発事業によって,東葛西では人口が急増している.それに伴い,最近までの少子化による統廃合とは逆行するかたちで,新たに小学校が計画されている.この計画では,この新設小学校を複合化といった手法をとって,地域住民の活動拠点となる小学校を目指して再計画したものである.
1.学校と地域の中間領域として交番や郵便局等の地域施設の複合化する.
2.1Fは学校ゾーンと地域ゾーンが時間によって変化するシステムを提案.
3.生徒の生活空間となる教室は2Fに住街区のように配置計画を行い,様々な授業形態が可能なプランを提案.

2001年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 27, 2001 0:00 | TrackBack (0)

都営青山北町アパート建替計画 泉健一郎

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現在都内には老朽化した,いわゆる「団地」と呼ばれるものが多く存在します.それらは今日の東京では考えられないくらいの低密度に住棟が立ち並んでいます.その,ゆったりとした雰囲気は,ある意味で都市に潤いを与え,またある意味では,その土地の持つポテンシャルを活かしていないと言えます.現在,都が行っている建替は後者のみに比重をおいていて,容積率いっぱいに建替がなされています.また,その際の現居住者に対する配慮が欠けているのでは,と感じました.ここでは,現在の団地の雰囲気を残しつつ,容積率や代替住宅の問題を考慮に入れた建替計画を提案しようと試みました.

2001年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 27, 2001 0:00 | Comments (5) | TrackBack (0)

shibuya city guide 東急東横線跡地の利用 井村大輔

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渋谷には,大通りから分かれた路地に若者の文化を象徴するショップ群があり,近年の再開発による高層建築物に大人の文化を形成しようとする空間がある.それらの世界は,対象外とする世代にとってはブラインドスペースとなり,各世代の生活エリアはハッキリとした境界線で分断される.渋谷のような徘徊する楽しさを持つ街でのエリア分けは街の魅力を奪うものであると考え,各世代の文化を象徴する衣・食等の情報を展示するインフォメーションボックスで構成する情報発信地を,街の中心である駅(地下鉄13号線の開通による東急東横線跡地)に提案した.各世代に見えてこない情報を発信し,渋谷の街の徘徊性を高め,活性化を促す施設である.

2001年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 27, 2001 0:00 | TrackBack (0)

Universal Park 西俊博

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現在新宿駅南口には,国土交通省による「新宿区南口地区基盤整備事業」が進行しており,平成12年の工事着手からおおむね10年内の完成を目標にしている.しかし,この地域にこれ以上商業施設の駅ビルが必要だろうか? この広大な敷地をいかした計画が,もっと他にあるのではないか?
本計画は,これに対するカウンタープロジェクトであり,現在建設中の駅,ターミナル,駐車上の上に駅ビルを建設するのではなく,敷地の特性を生かした公園を計画し,それにより敷地の問題と日本における公園の問題の解決を図った.

2001年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 27, 2001 0:00 | TrackBack (0)

2000年度卒業研究

飯田真弘   地下施設のデザイン手法に関する研究
       〜商業空間を含むケースを通して考える〜
梅田綾    月島地区における街区の生成と変遷
大西正紀   同潤会青山アパート建替えの変遷
日下部寛之  鎌倉 若宮大路の景観に対する意識分析
       〜古都中心市街地の空間に関する研究〜
志村卓馬   建築計画学における生活行為と建築空間の対応関係
       〜公営住宅51C型の成立過程を通して〜
末岡佐江子  韓国における住宅形態の変容と現況
滝川佑介   開発地における環境共生計画に関する研究
       〜関西国際空港の事例から学ぶ自然環境再生計画の可能性〜
戸内広太郎  日本における近代建築の保存・再生の価値基準と手法についての研究
長谷川洋平  再生建築における設計手法に関する研究
       〜日本の事例をとおしてみる再生建築の現状と可能性〜
平山香    幼稚園・保育園の室配置計画の研究
山下祐平   二条城二の丸における遠州について

2000年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at January 15, 2001 0:00 | TrackBack (0)

月島プロジェクト 梅田綾

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もんじゃ焼きの町として知られる月島は,下町情緒が色濃く残る町である.
連続する直線的な路地空間は,町の重要なコミュニティ空間であり,生活空間の延長でもある.近年では,再開発が頻繁に行われるようになり,月島特有の町並みは失われつつある.
歯抜け状態となった空きスペースにコミュニティ空間を挿入し,町並みを修復しながら路地空間を拡張していく.この空間は,町の人々や訪れた人々によって共有され,これらを必要に応じて使い分ける.町に棲むことで少し不足気味である住居面積の解消もはかる.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

Reconstructing the underground passage 飯田真弘

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渋谷ハチ公前スクランブル真下,しぶちか(渋谷地下街)を含む地下空間の計画である.一般的に,地下空間は方位や地上の場所との関係がわかりづらい.点在するサインを頼りに人は動いている.渋谷の場合は,地下鉄駅と地上の混雑に挟まれているため,階段による縦の動線が重視されている.そして,しぶちかはショッピングを楽しむための動線に恵まれていない.この計画では,本来地下空間内の位置を把握するための手がかりとなるしぶちかを地下空間全体に再配置したり,地上や(営団13号線も含む)地下鉄駅の位置を考慮しながらトポロジカルに地下を地上化することで,地下を直感的に歩けるようにすることを意図している.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

青山アパート再生 大西正紀

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渋谷や新宿とは異なり,原宿・表参道は単なるショッピング街ではない.そこへ「棲む」人々と外来者とが混在し合い,独自のコミュニティーを発生させる.その中心に同潤会青山アパートは在り続けてきた.明治神宮へ向かう表参道に沿って130mに渡って連なる青山アパート.オリンピック以降の商業化の中で,その機能を住居から店舗へと緩やかに変容させながら,欅並木と共に創られた独特の雰囲気は,今なお人々を惹き付けている.
建替え計画が取り沙汰されてから約30年.ちょうどこの制作に取りかかった時期は森ビル+安藤忠雄によって提示された小学校の合築案で街が揺れていた時だった.商業的ポテンシャルの中で,どれだけ残せるのか.通り側の住棟を残しながら,40戸の住戸と小学校そして商業施設をどう混在させるか.それが大きなテーマだ.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

Kamakura Histric Media Base 日下部寛之

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鎌倉市は,多くの埋蔵文化財を保有するが,そのほとんどは倉庫に眠っている.この市の資産を有効利用するために,保存・展示・学習施設を設置し,生涯学習や総合学習カリキュラムのなかでの市民利用を促すものとして提案した.
敷地は鎌倉市の中心,鎌倉八幡宮から由比ヶ浜を結ぶ大通り「若宮大路」の南ゾーンにある,旧鎌倉中央公民館.現在は老朽化のため利用されていない(2002年5月現在,取り壊しが始まり,隣の鎌倉女学院グラウンドとして整備される予定).
この公民館跡地の地下の遺跡を展示保存し,さらに埋蔵文化財の展示・教育を行う.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

卒業設計 志村卓馬

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江東区は東西方向の交通網は発達しているが,南北方向の移動はバスしかなく,利便性に欠ける.そこで私は,現在ほとんど使われていない内部河川を利用して新しい交通システムをつくることを提案する.
河川を移動する水上バスを復活させ,江東区に新たな道をつくる.水上バスと共に自転車や歩行者が安全で快適な道を河川空間に形成する.ここでは大横川において考えた.
河川に接して建てられているテナントビルや住居を周辺の駐車場と土地を交換し,河川に接して公園をつくる.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

サスティナブルコミュニティ 高円寺2丁目 末岡佐江子

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ここ高円寺は,1〜2メートルの『隙間』と『塀』を介し住宅が密集して立ち並ぶ東京特有の風景がある.戸建て住宅の住人は老人が多く,平日の昼間も散歩をしていたり,立ち話をしている光景や,アパートの一人暮らしの学生・OL・サラリーマン等が夕方になって帰宅する光景が見受けられる.
住宅のほとんどは木造2階建ての老朽化しているものが目立ち,道路幅が4.5メートルと狭いために再開発の計画が持ち上がっていたが,今住んでいる街から離れたくないと言う住民の強い反対があって現在は小康状態になっている.
このような背景から,コミュニティを維持しながら建替をする住宅地の緩やかな更新計画を提案する.
・戸建て住宅(現在は,敷地の中央に配置され塀で囲われている)
敷地境界に沿ってロの字型やコの字型の中庭型にすることによって,中庭に対して開いた住宅とする.
・木造2階建てアパート(ベランダなしの風呂,トイレ,台所付きの1K/1DK)
設備を共有し各住戸の床面積を減らして,外部空間を増やすことでそこを路地として使う事にする.
・コミュニティ住宅(現在空き家になっている敷地を使う)
住宅を建て替える際の期間中仮に入居することが出来る施設.
これらの方法で,今ある街を住民によって時間をかけて変えていく.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

eco-reclamation 有明北地区埋立計画カウンタープロジェクト 滝川佑介

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有明北地区旧貯木場は,東京湾の中でも珍しく生態系の豊かな場所で,地域住民や釣り人にとって憩いの場所となっていました.しかし2000年に東京都は臨海副都心開発の一環として,住宅や業務・商業ビルを建設し,幹線道路および「ゆりかもめ」を延伸させ,有明北地区旧貯木場の約85%にあたる34.5haを埋め立てる工事事業を反対運動を無視し強行しました.現在,建設計画そのものの是非が問われています.
そこで,本計画では主にこの有明北地区旧貯木場において,水質浄化から生態系の保全を目的とした自然環境の再生のためのシステムと環境学習センター,周辺住民への解放を目的としたクラインガルデンを提案しました.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

神田オフィス群再生プロジェクト 戸内広太郎

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「地球環境憲章・建築憲章」で提唱されているようにこれからの建築は持続的発展をし,長期において使用されなくてはいけません.ライフサイクルコストをいかに抑えるか.そのためには,積極的に一般の建築物を利用していく必要があります.この提案は,単一機能の建築型であるオフィスビルに効率良く「住む」プログラムを与え,神田の街に多様性を持たせようとするものです.計画を進めていくうえで,住戸動線をいかにうまくセキュリティを持たせてオフィス動線ともぶつからないようにするかがポイントでした.最終的には,ビルとビルの隙間に住戸動線を通すことで街区内の無秩序に林立したビル群を統合し一つの建築となるよう計画しました.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

ハイブリッドライブラリー 躯体再利用による新日比谷図書館の設計 長谷川洋平

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本計画は都立日比谷図書館の改修計画である.本図書館は歴史的な価値が見出されることもなくその終焉を迎えようとしており,現在立て替えか否かの分かれ目にある.東京都の財政上立て替えの計画は先送りになっているが,立て替えを行うのではなく建築を重要なストックとして再利用しようとすることが本計画の提案である.敷地いっぱいに立ち上げられた不等辺三角形のヴォリュームは,細い柱・梁で構成され耐震補強を施した既存の建築に頼る構造となっている.増築部は日比谷公園と図書館を緩やかに結ぶ中間領域であり,図書館以外の機能がボーダーレスな状態でパノラマのように展開している.そこでは明確な目的を持たない人も公園のように自由に散策し様々なイベントに遭遇できる.

「2000年度 桜建賞」受賞
「AD2001」受賞

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

NEW PROGRAMMING NURSURY SPACE 平山香

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子供の居場所はスーパーマーケットにある.
日本経済は急激な変化を遂げ,それにより保育要求は変化していった.
見えない保育,つまり,無認可保育所は時代の変化につれ多様化する保育要求に対応してきた.しかし,無認可であるために国からの補助は少なく,今の問題ある見えない保育になってしまったのだ.この見えない保育を見えるものにしようという計画である.
見える保育を考えたとき,計画は,今から新しい土地につくるのではなく,地域にある施設に合築する.それは,近隣住民の日常の生活の中に自然と組み込まれることを望んだからである.
地域保育環境システムにおいて,重要な狭い範囲での地域のランドマーク的な要素を持った敷地の選択条件として,いくつかを設定し,それから,スーパーマーケットを選んだ.本計画ではどこにでもあるスーパーマーケットを例に挙げる.スーパーマーケットの持つ空きスペースに保育空間を合築することとする.そこで子供に対しての単位空間として,35cmの立方体を定義し,様々な利用方法によって子供の居場所兼保育空間を提案する.ここに実際にあるスーパー丸正大泉店を取り上げた.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

ゴミ中間処理施設と公園のコンプレックス 山下祐平

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一般的に都心における公園は,都市計画上の余白として見えることが多いと思うが,本計画地では公園自身に併設された諸施設の余白としてとらえた方が適切だと思った.なぜなら,あまりにもそのゴミ処理に関わる諸施設の存在が大きいからだ.
そのために,一般的に都心あるいは近郊における公園がもちうる,様々な活動の受け皿となりうる可能性を,この場所では生かし切れていないと考えられた.つまり“使用”されにくい公園であるという事実を問題として設定し,それに対して建築的な要素を挿入することで,この場所のアクティビティを生み出そうとしました.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00 | TrackBack (0)

1999年度卒業研究

飯山千里   オランダ近代における建築家ダウカーに関する研究
井上玲    ジョゼッペ・テラーニのカサ・デル・ファッショ(コモ)とル・コルビュジェのサヴォア邸の形態比較
太田真未   浅草における街路空間についての研究
加藤健太郎  建築、都市の移動性、可動性の可能性
       〜メタボリズムとアーキグラムの描いたヴィジョンをとおして〜
金井直    都市型地上駅のプロトタイプに関する研究
       〜現在の空間構成とプログラムの成り立ち〜
黒川千聡   諏訪道におけるまちづくり運動についての研究
       〜谷中学校の活動をとおして〜
黒川泰孝   空間認知研究の歴史
       〜空間認知を考える上での心理学的基礎理論〜
高岡ゆみ   京町家再生の現状と展望
       〜京町家に対する意識と再生活動の研究を通して〜
立川博之   近代建築物保存・再生と場の特性との関連性と依存性
       〜小樽市の近代建築物保存・再生事例の再考を通して〜
田中信也   日本建築学会設計競技の変遷
       〜1980-1998の作品講評を通して〜
田中応明   屋上庭園の構成と機能に関する研究
       〜過去10年間の建築から探る最近の傾向〜
藤本常雄   イームズ自邸にみるチャールズ&レイ・イームズのデザイン手法についての研究
       〜戦後の工業化社会を通して〜

1999年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at February 9, 2000 0:00 | TrackBack (0)

OPCC (Ogikubo Porous Condense City) 荻窪におけるポーラス型コンデンスシティ 浜田充

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1998年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1999 0:00 | TrackBack (0)

1998年度卒業研究

荻野夏子   インナーシティにおける高齢者のための住宅更新の研究
川上堅次   住宅の工業化の流れにおけるJEAN PROUVÉの思想と業績
川元美奈子  Tama Newtown
       〜諏訪・永山地区からみるニュータウンのこれから〜
木村悠太   JR京都駅改築設計競技、再考
       〜国鉄民営化に伴う合築駅舎建設の課題と展望について〜
斎藤牧    近代における地下空間について
清水扶    20世紀のランドスケープデザインの変遷
       〜アメリカのモダン・ランドスケープ・デザインの展開〜
富田文代   月島地区における今後の発展への取り組みについての研究
富田舞    現代の日本における教会建築
長谷川秀一  都市環境における中・高校生の居場所に関する研究
       〜居場所環境の現状と中・高校生施設への可能性を探る〜
浜田充    香港・九龍城の構成分析から導かれる都市型高密度居住の可能性
山寺美和子  公共建築再生に関する研究
       〜教育関連施設を部分転用した事例を通して〜
吉岡寛之   近年の公共集合住宅作品
       〜それに関する論文、批評文の研究〜

1998年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at January 29, 1999 0:00 | TrackBack (0)

1997年度卒業研究

小川悟史  W. カンディンスキー考
      〜思想と作品・理論に関する研究〜
影山智康  横浜地区センターについてのプログラム作成におけるクライテリアの設定
近藤創順  建築家による工業化住宅への試み
      〜新たな環境への実験住宅〜
齋藤文子  昭和における小住宅ブーム
      〜機能主義者 池辺陽の姿勢をとおして〜
佐藤崇文  中央停車場(東京駅)完成までにおける鉄道の建築的事象
高木哲彦  THE ENDS OF THE MUSEUM
中村慎吾  Luis Barragan
      〜Landscape〜
原田智   歴史的視点からみた玄関
藤原正孝  ランドスケープにおけるイサム ノグチの視点
松崎正寿  19世紀の『鉄の時代』における大スパン構造の架構とデザイン
      〜博覧会建築,Crystal Palace,Palace des Machinesをとおして〜
茂呂英明  ミース・ファン・デル・ローエの壁に関する考察
山崎隆嗣  システマティック・ハード・タウン
      〜幕張ベイタウンの功と罪〜
山田徹   15世紀〜19世紀の図書館空間の変遷

1997年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at January 31, 1998 0:00 | TrackBack (0)

1996年度卒業研究

青木あずさ   都市空間における子供の遊び場について
        〜羽根木プレーパークにみる子供の遊び場作りと遊び空間に関する研究〜
芥川文恵    18-19世紀における美術館・博物館の成立
        〜Boullee・John Soane・Klenze・Shinkelらの新たなる試み〜
奥山丹奈子   茶室からみる現代の日本的建築空間
菅野二美    C・アレグザンダー研究
        〜理論と実践の矛盾と展開〜
後藤栄子    バルセロナ万博ドイツ館の作品研究
        〜空間構成とその素材について〜
斎藤一郎    東京湾における親水護岸に対する水辺空間の研究
佐々木郁    都市型ホテルのパブリック領域の研究
        〜サブエントランスの事例研究〜
佐々木有紀枝  METABOLISM
        〜建築家による都市計画とその後〜
関伸行     ミュージアムにおける子どものための施設についての研究
        〜これからのミュージアム(チルドレンズ・ミュージアム)の在り方〜
常川貴扶    都市空間におけるアメニティー空間のありかた
        〜水空間の演出〜
中島祐一    建築計画にみる神奈川県立図書館・音楽堂の近代性に関する研究

1996年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at March 8, 1997 0:00 | TrackBack (0)

青山墓地公園 菅野二美

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都市の広大な一等地を墓石が占有する青山霊園に,散灰方式を導入させることで,敷地全体が墓地となる墓地公園を,時間の変化と共に生成させる.
─附記
数学の勉強では,計算の結果が正しいか正しくないかで点数は付けられる.しかし,勉強しなければならない部分は,その結果ではなく,その答を導いた計算の仕方である.こうした計算の手法,問題の解き方のことを,数学の世界では「アルゴリズム」という.
この「アルゴリズム」という解法の手順を,目に見える形や色の世界へ応用することも可能である.例えば,河原の石ころについてこれを考えてみる.石ころは海に近づくにしたがって丸くなる.それはお互いにぶつかりあうことによって丸くなるのであり,もっとも出っ張った部分から先に丸くなるというルールが,この美しい形を作り出している.
こうしたルールを抽出して,表現可能な形に変えて手順化することは,物事の成り立ちをアルゴリズムの立場から考えること,すなわちアルゴリズミックに考えることである.
あるものが作り出される時,それを作り出しているシステムを生成してみせることで,システムが勝手にそのものを生成することを示す.

1996年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1997 0:00 | TrackBack (0)

あいまいくうかんのじだい 芥川文恵

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1996年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1997 0:00 | TrackBack (0)

pandora's box 後藤栄子

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「西暦2020年世界人口の3分の2を,そして世界市場の57%をアジアが占める.」と,ある講演会のパンフレットに書かれている.最近になり,いたるところでアジアがもてはやされ,展覧会や,写真展も催されている.日本もアジアの極東に位置しているが,アジアという言葉を聞いたとき,日本人は他の東南アジアの国々のことをアジア人として,自分達のことを,アジア人として認識していないのではないかと思われる.経済の成長が日本の方が早かった為に,自分たちだけは文化的にも上という感覚があるからかもしれない.しかし,日本も同じアジア人の一部であり,これから先,互いの国々が強調し合って行くことが望ましいと思う.そこで,アジアの国々が互いに理解し合い,お互いに与え合う関係をつくることでアジアが一体となる,日本人の意識を高められる様な施設の提案をしたいと思う.

敷地は,不特定多数の日本人が集まること,日本以外国のアジア人が集まるもしくは,良く知っていること,交通の便の良さ,空間が空いていること,という理由で決定した.さらには,駅のホームから見えることからの偶然さをも持ち合わせている.建物については,簡単に言ってしまえば,立体マーケット.市場という所は,その国々の文化や活気が一番反映されているところであり,地位的な上下も存在しない.そこでは,他のアジア人と対等な立場を保てる中で,交流が図れるのではないかと思う.敷地北側は,立体マーケット,南側は,交流する事をメインとして外部の人間も使用可能な,広めのキッチンルームと食事室を設け,キッチンルームを使って,食の文化を通して交流できたらよいと思った.宿泊室は,短期の研修にのみ使うためのものとし,キッチンなどの共用部分は外部の人も入れるような配置とした.建物全体の計画としては,アジアというグリットの中で,様々な可能性を秘めたパンドラのボックスが,それぞれの方向性を持ち,そして,これからさらに広がっていく様子を示す.

1996年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1997 0:00 | TrackBack (0)

save the river 長良川心水計画 常川貴扶

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1996年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1997 0:00 | TrackBack (0)

space in the media 佐々木有紀枝

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情報があふれている社会で,個人はいかに情報を得ていくかが重要になってきた.
そのような社会の仕組みを建築に反映すべく,まず情報を流布させる媒体=建築フレームを置き,情報=空間(情報を多様な形で発信するもの)がランダムに構築されるようなスペースとする.
やがて,建築フレームは情報=空間によって,多様な建物へと変貌していくだろう.

1996年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at February 25, 1997 0:00 | TrackBack (0)