こうえんほいく 牛澤千佳

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かつて東京ディズニーランドへのターミナル駅であった東西線浦安駅は,今その賑わいを失いバスターミナルのあった駅北側は広大な駐車スペースとして利用されている.本計画は市保有のこの土地で,利益を追求しない駅前広場(地域コミュニティの場)の計画を目的とする.敷地の大部分を公園(駅北側住宅地へのショートカット通路)とし,その他に保育園・子育て支援センター・キッチンスタジオ・カフェ・駐輪場・駐車場を配置した.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00 | TrackBack (0)

井戸仲間を単位とした木造密集市街地の更新計画 小堤公伯

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地域のCommunityを再生しようとする場合,その成立の仕組みを再生する必要がある.本計画は井戸仲間という共同組織に着目し,その再生を考察する.また,SoftwareができてもHardwareとしての「場」が伴わなければ有効に機能しない.Communityを支える場として井戸周りの空間を創出し,完全に公に開かれた空間とは異なった空間として限られた住人のCommunicationのための共同空間として地区全体を横断するCommunity Gardenを創出する.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 0:00 | TrackBack (0)

おとなのフィールド 桜田公園再生計画 西脇梓

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周りを商業にひと皮囲まれた公共空間.
敷地は新橋駅烏森口にほど近い,廃校になった桜田小学校と桜田公園である.かつての校庭は駅へのショートカットとしてたくさんの人が通る.雑多なビルの中に,ぽっかりとできた都市の空地.
人々が語らい,佇む場.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 0:00 | TrackBack (0)

2003年度卒業研究

青山萌美   アルヴァ・アアルトのAAシステムに関する研究  pdf
       〜近代住宅を通してホールの意義を分析〜
石井秀明   丸の内オフィス街に関する街並みの研究  pdf
       〜丸の内オフィス街の変遷をとおして〜
岩崎大祐   商業建築のファサードデザインが与える心理についての研究  pdf
       〜表参道のファサードデザインが与える心理的要因とその根拠から〜
上原麻美   新宿西口地下街における経路探索に関する研究  pdf
江川暁子   コルビュジェの住宅に関する研究  pdf
       〜居室の性格と家族構成をとおして〜
大前多恵子  沖縄集落公民館の構成要素の研究  pdf
       〜沖縄における集落立地の特性からみる
桑原大樹   ミース・ファン・デル・ローエのクラウン・ホールにおける幾何学構成  pdf
佐々木亜美  大塚女子アパートメントの研究  pdf
       〜共同生活や共同活動の場の比較からみる〜
佐藤美保   都心部における大学キャンパスの形態とオープンスペースの関係についての一考察  pdf
       〜千代田区の4年制大学について〜
島田明美   台東区浅草通りにおける街路の研究  pdf
       〜街路環境の評価とその問題点との関係〜
志水正典   日本大学理工学部駿河台校舎1号館における色彩構成・色彩心理  pdf
二瓶士門   建築のインターフェイスに関する研究  pdf
       〜表層領域の構成と接続からみた住宅作品の空間構成〜
林秀吉    戦後からのcompetitionの歴史的変遷に関する考察  pdf
       〜時代背景と選考方法の関係から〜

アクロバット5の場合,一部の論文の表示の際にエラーが出るようです.Adobe Readerから,最新のアクロバット6のダウンロードをお勧めします.

2003年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at March 25, 2004 0:00 | TrackBack (0)

DR-VOID Department + Recycle = VOID 岩崎大祐

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現状でリサイクル機能はつつしまやかにネガティブに扱われている.それの状況はかつて消費の中心であったデパートにとって最も顕著に現れている.ここではデパートとリサイクルの相互補完によって新たな建築を作り出すことを目的とする.
計画敷地である御徒町の商店は路地と密接な関係を持ち,にぎわいのある町を形成している.ここで外部と店舗の境界線となるのは敷地と道の間の敷地境界線ではなく,多様であいまいな境界である.
建築と都市の関係性を,「おび」を使い外部と内部の境界をデザインするという方法で表し,提案する.

「第13回 東京都学生卒業設計コンクール2004」出品

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (1)

Satisfield 旧同潤会大塚女子アパート跡地計画 佐々木亜美

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旧同潤会大塚女子アパートの社会背景として,女性の社会進出があげられる.現在でも女性の社会進出は著しくなってきているが,まだまだサポートが充実していない.そこで,大塚女子アパート跡地に女性の社会進出をサポートすることを主とした空間を提案した.地域,子育てをする人々,主婦,子どものコミュニティーの場となるように,回遊空間をポイントとして提案を行った.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

都市礼賛 二瓶士門

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消費都市が生み出した副産物として,マンションという建築型がある.都市における単身・二人居住の割合が50%を超えている現状.オフィスや店舗が入っているソフトの不一致.何が入っているか分からない都市に参加していない外観.それらの問題を解決したこれからの都市建築を提案する.実在している西日暮里駅前再開発の敷地,機能を引き継ぎ,再構築する.この提案が原型となれば,都市の風景を変容出来るはずであると考えた.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

ユビキタス建築 林秀吉

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この建築を構成しているのは2種類のTUBEであり,外側の外皮として建築を構成しているout-tubeとその内側をパスとしているin-tubeである.建物としては街の器官としての意味合いをもち,視覚化された街のシークエンスとして一体感が得られる.
建築の造られかたが統一されていることにより意味合いがより強まり,見えない部分の器官(住民)との全体的な統一性が生じることにより一つの建築となっていく.

2003年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

2002年度卒業研究

伊藤香穂里  横浜市のウォーターフロントにおける景観構成に関する研究
落合正行   「コンバージョン」の使用例に関する研究
後藤祐介   商店街の空き店鋪対策モデル事業に関する研究
       〜空き店鋪の活用事例に見る商店街の展望〜
社領充    米国における建築プログラミングの概念・手法の研究
杉浦智也   建築の保存・再生における歴史的変遷の研究
棚橋麻実   露地の構成要素に関する研究
       〜六茶匠にみる露地の歴史的変遷〜
道津空人   現代日本のアトリウム空間の構成についての研究
中田幸宏   万国博覧会における日本館の歴史的変遷に関する研究
林幸希    公立美術館における屋外展示空間についての研究
       〜東京23区内の美術館に対する調査をとおして〜
三田村真希  コウハウジングのつくられ方の研究
       〜『cohousing』の翻訳を通して〜
和田篤    ファーレ立川におけるパブリックアートに関する研究

2002年度, 卒業論文, 4年 | Posted by tkmy at March 25, 2003 0:00 | TrackBack (0)

COLLECTIVE HOUSING (COVER THE ENTIRE SPECTRUM OF HUMAN LIFE) IN YANAKA 社領充

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現在私たちが日常的に見取っている住居集合の,現実態を作り出している条件とは何だろうか.それは空間の高密度利用か導き出された,住居間の最近隣化である.これは,近隣性を超えて否定的たらざるを得ない密着位相を生み出している.そして,この際に前提とされているのは,各々の住居は,他の隣接する住居に超境してはならない,という常識的な所有と占有のルールである.この占有のルールに依拠するかぎり,住居集合をなす個々の住居を密着の位相から引き離すことは非常に困難である.個々の位相から引き離すことは,空間の高度利用という都市的命題に反するからである.一つの居住単位が一つの住居に一対一対応している,という相互不加入性を変えない限り,住居集合はいつまでもこの位相にとどまることになる.この現在の相互不加入性を相互浸透,集合と離散の同時体現という住居集合としたらどうだろうか.近接性に対する離散性は,距離によって定義することが出来る相互浸透も距離によって定義することが出来るのではないだろうか.これには近さと遠さが,同時に存在しているようなモデルが,求められるのではないだろうか.空間の増幅ではなしに,住居の中に距離を組み込むことの方が重要となってくるのである.住居を距離化するのだ.ただし,この距離化は,個々の居住における私的な空間増幅へと転化されないようにされなければならない.そうなれば,それは占有という前提を強化することにしかならないからである.住居に距離を含みこませる事は,すなわち住居の単一性を溶解させることに結びついてくる.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

The state of municipal housing 多世代で住むことの楽しさ 中田幸宏

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50歳以上の人達しか住めない単身者向都営住宅.
老朽化した建物を建て替え,規模を大きくし,その分に学生,OL,単身赴任者を入居できるようにする.それぞれ特徴的なライフサイクルをもつ4世代の単身者が集まり,暮らすことによって生まれる新しい生活.
住棟内にいくつか設けられたCooking Living,Movie Living,Music Living,Sports Living,Reading Living,Hobby Living,Soundproof Livingなどでは世代間を越えた触れ合いが生まれるであろう.
また中庭を地域に開放し,フィットネスクラブ,玉姫保育園校外施設,地域多目的施設,Cafe & ランドリーを設けることによって,地域交流の場の起点になることを期待する.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

せかいでいちばんながいほいくえん。 落合正行

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“商店街を通り抜ける6人乗りの檻みたいな乳母車.” この光景がやけに違和感を覚えた.この風景には今の様々な保育の問題を含んでいて,例えば,このような乳母車を引いている保育園というのは,園庭などのスペースを確保できない無認可保育所が多い.また,商店街は空き店舗が増加している中,最近になって活用事業として保育サービス事業の指針が出ている.そこで今回の提案は,保育園という箱モノに子供たちを収納するのではなく,都市(商店街)の中に小さなスペースが散在していて,それぞれが遊ぶだけとか,おやつを食べるだけとかの部屋なんだけど,そこを移動して結んでネットワークにして,それが一つの保育園だという構想である.
商店街に散在する場合に,子供にとってどこで何をする場所なのか認識しやすい形態をとることが重要だと考えた.そこで,遊戯室にあえて遊具は置かず,建築自体がひとつの遊びの要素を持つよう設計した.また散在しながらも統一したボキャブラリーを持つよう,各店舗の改修時に出た廃材を利用して道にサイン計画を行った.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)

yokohama media terminal visual art center / service area complex 伊藤香穂里

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この計画は,新山下地区再開発事業計画の一端を担うものであり,運河と需要の減った倉庫群との間に位置する荒廃した地域に新たな風を吹き込むことを目的としている.この施設は地域の映像に関わる情報提供(film commission)を目的としたvisual art centerであり,高速のservice areaとの複合により,大規模再開発地区の中で一つの取っ掛かりとなるものである.また,既存の倉庫にある景観は崩さないように保存され,計画の中に取り込まれる.
敷地横を通る高速道路の,一時的な施設でしかないサービスエリアに街との接点を持つよう新たな可能性を求めた.また,もう一つの交通導線として水上バスの駅を設けることとした.それにより,再びこの地区が活性化されることを望む.

2002年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at November 9, 2002 0:00 | TrackBack (0)