Children's scape 春永有梨子

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近年動物園は来園者数が減ってゆき,動物園経営がうまく行かず潰れる動物園が出てきた.この現状は動物園が教育の場という認識よりもテーマパークやレジャー施設のようなリレクリエーション機能を人々が求めていることにあるのだ.テーマパークやレジャーランドは新しいアトラクションを増やすことで入園者数の確保している.しかし動物園は同じようにはいかない.動物園がこのままテーマパークと同じ目的で経営されていけば動物園の生き残りは厳しくなる一方である.  
つまり,動物園は本来の目的である教育の場として機能すべき場所なのだ.そこで,現在教育の場として機能していない動物園の再生を行う.現在一般的な動物の展示方法は動物に関する情報が少ない.見学の際興味を持てばすぐ動物に関する情報が学習できるような映像や図書機能があればより学習ができるのではないか.   
現在上野動物園は他の動物園に例外なく入場者数が減少している傾向がある.そのため,東園にあるライオン,ゴリラ,ゾウの展示ゾーンは平成15年に改築し,新しい展示方法がされ動物園の活性化が期待されている.新しい展示方法はハビタート展示や行動展示で,今までの上野動物園の展示方法にはなかったもので,見学しながら動物の生態系を学べるように配慮されている.
そこで動物園活性化の一貫として現在西園にある主にこどもと動物のふれあいの場として利用されている場所を利用して新しい学習空間として子供のためのミュージアムを提案する.現在の東園と西園はモノレールや橋で繋がっているものの,実際は東園だけで帰ってしまう来園者も多数いる.こども動物園は西園入り口すぐの場所に位置し,この場が活性化すれば,東園と西園への繋がりにも大きな役目を果たすと考えている.

2004年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 30, 2004 12:00


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