建築がもつ力を信じている

unite.jpg

マルセイユのユニテは本当に感動した。ひとつの建築の魅力によって街並みが出来ている。
建築がもつ力に圧倒されたのと同時に、この建築が使いこまれ、いまだに愛されていることに感動した。
街並みと言っても、何のことはない、ただ真似して作ったものがたくさんあるだけなんだけど。
どれもユーモアやウィットに富んでいて、かわいらしい。

unite-roof.jpg

現在の建築は、経済によって切り取られた囲いの中でしかない。
社会を変容させる力はもうないのか?
いわゆる作品、自己の再生産の部分でしか、価値を見いだせないのか。

住宅特集2001|11号での空間にみるパーソナリティの座談会の中で手塚貴晴が「建てることで状況を変える、という気持ちがけっこう大きいですね。〜マルセイユのユニテを見に行ったときに感じたんですが 〜 ユニテのコピーが大量に建っている。それが街並みをつくっているんです。ひとつの建築のもつ影響力はすごいと思いました。」と述べている。

一方で、荒川修作は、コルビジェっていうのは、階段をかけあがって、メジャーで測って2mでも10mくらいだね。とかいうのがない。とも述べている。

建築 | at January 20, 2006 19:47


TrackBacks