備忘録 050701

 6月はなんというか、すごかったです。怒涛のように過ぎ去っていった。ゆっくりまばたきをしていたら、あっというまに目の前を6月が走り去り、10馬身くらい離されて「おーうい、待ってよう」と追いかけていくカンジで。最初は真顔で何かを考えながらひたすら下を向いて淡々と走っていたけど、最終的にはアヒャヒャヒャー! と笑顔全開で両手をブンブン振り回して……6月は私の前を通り過ぎていった。さて、追いかけねば。こうしちゃいられない。

 夏も本番ですね。また一年でいちばん楽しい季節がやってくる。


<最近行った色々>
・5/29【ハウス】KARAFUTO@恵比寿 リキッドルーム
・5/29【テクノ】world's end girlfriend@代官山 UNIT
・5/30【コント】ザ・ニュースペーパーマンスリーライブ@トリックスター
・6/5【ライブ出演】角森隆浩withダイナミックオーシャンズ@代々木 Zher the ZOO
・6/7【サッカー観戦】FC東京×ユヴェントス@味の素スタジアム
・6/8【議論】大人のしゃべり場『鈴木邦男×植垣康博×中村うさぎ』@トリックスター
・6/13【アコースティック】角森隆浩×アラン・パットン@高円寺 楽や
・6/15【議論】塩見孝也×木村三浩×鈴木邦男×小林節@一水会フォーラム
・6/16【議論】朴保×森達也×綿井健陽×原文次郎トークショー@渋谷 UPLINK
・6/22【あそび】富士サファリパーク
・6/23【アコースティック】清水ひろたか@下北沢 mona record
・6/25【テクノ】FUMIYA TANAKA@名古屋 mago
・6/26【見学】愛知万博


<最近観た映画>
・綿井健陽『Little Birds』(再)@渋谷 UPLINK
・エロール・モリス『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』(再)
・アレクサンドル・ソクーロフ『エルミタージュ幻想』(初)
・原一男『極私的エロス・恋歌1974』(初)


<最近読んだ本>
・渋沢竜彦『快楽主義の哲学』(初)
・渋沢竜彦『黒魔術の手帖』(初)
・綿井健陽『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』(再)
・オスカー・ワイルド『幸福な王子』(再)
・沢木耕太郎『テロルの決算』(初)


 今月は遊びまくり、仕事しまくり(1週間で大きな取材2本とかのペース)、心身のアップダウンが激しかったため、映画も本もあまり吸収できなかった。映画の上2本は仕事のために観た感もあり。そのなかで沢木耕太郎の『テロルの決算』は群を抜いた面白さでした。沢木耕太郎のレポートはいいなあ。文春文庫版を読んだのですが、文字の大きさがちょうどいい。これくらい小さい文字の文庫が好きです、非常に。

 新たな発見として、サファリパークはめちゃくちゃ面白いということに気付きました。すごかった。動物たちのユルさがすごい。何の危機感もなくて敷地内に放たれている動物たちは、ノンビリと非常に平和に時間を過ごしていた。関東近郊のサファリパークをこれからひとつずつ巡っていこうと思いました。
 愛知博は何の準備も予約もしないで日曜の昼2時くらいに行く、というナメきった態度で行ったためほとんどなにも見れず。暑くて並ぶ気もしない。ので、トルコ館でまったりと涼んできました(笑)。吉岡君とこのフランス館を見たかったんだけど、並ぶ元気がなかった……すんません。
 6/15で知り合った慶應義塾大学法学部教授で弁護士の小林節さんは、話がものすごい面白くてチャーミングなおじさまでした。今度授業に遊びに行くことにしよ。6/16に聞いた原文次郎さんの話は大変興味深かったです。ブログ必見

 ぜんぜん関係ないですが、バンドを作りました(笑)。ダイナミック・オーシャンズという小粋なハワイアンバンドです。私以外はみんなベッピンさんの女子4人のバンドなので、気が向いたら遊びに来てください。いま決まってるライブスケジュールは7/4下北沢lete、7/23渋谷7th floor、8/5下北沢club Que(私はこの日DJもやります)。ムームーを着たユルユルな乙女たちが、腰砕けな歌をお届けします。

 8月から仕事で扱う媒体がひとつ増えるため(しかも紙)、殺人的なスケジュールになるらしく。編集長に「7月中に夏休みを取っておいたほうがいいよ」と言われたため、7/12~7/16で沖縄に行くことにしました。楽しみ! オススメがあったらコッソリ教えてください。

乙女日記 | Posted by at 7 1, 2005 15:58 | Comments (2) | TrackBack (0)

備忘録 050609

 毎日がものすごい勢いで過ぎていくため、ゆっくり考えごとができなかったり、あとで考えようと思っていたことをすっかり忘れてしまったり、おまけに超絶鬱期に突入してしまったり(なんとか脱出できたつもり)していて、いったん脳内を整理しないといけないなと思いました。つまらない箇条書きが続くと思うので、「あー、また気持ち悪いことを言ってるなあ」程度に寛大な心で流し読みしていただければ幸いです(苦笑)。


・憲法9条について。ジャン・ユンカーマン監督『日本国憲法』の話を一水会代表の木村三浩さんとしていて、「9条は日本が世界に誇れる憲法で、世界からもものすごい評価されていると言うけれど、それはある意味で思考操作をされているんだと思う。平和というのは相対的なものじゃないといけないんじゃないか」と言われました。ようするに日本だけが9条を遂行していても、まわりの国が軍事武装をしていたらなんの意味もない。本当の意味で日本の9条を評価しているんだったら、自分の国にも9条を作ろうとするはずだ。それをやらないで日本の9条は素晴らしいと言ってるのはオカシイ。ということなんですが、たしかにそれはそうだなと思いました。“平和というのは相対的なものじゃないといけない”という言葉が印象的だった。

・植垣康博さん(元連合赤軍兵士であさま山荘事件から生還した人。27年の獄中生活を終えて、いまは静岡でスナックを経営)と中村うさぎさんの話を聞いてきました。私は植垣さんが言う“兵士”という概念がまったく理解できず(うさぎさんも同じく理解できなかった模様で、「ちょっと下の私たちの世代は個人主義に走ったから~」というお話をしていた)、総括される側も総括する側も本格的なマゾだったとしか思えないんだけど、そこのところは結局わからず。植垣さんにはもうちょっと本音トークしてほしかった。中村うさぎさん独自の連合赤軍の解釈は面白い。ようするに永田洋子(革命左派)と遠山美枝子(赤軍派)の戦いだったんじゃないか、という考え。ひいては“母性の革命左派”と“父性の赤軍派”が連合しようとして、やっぱり無理だったためにああいった事件が起こってしまったんじゃないか、ということでした。これについてはもっと勉強して具体的に書きたいな。

・先日インタビューした綿井健陽さんの記事がアップされました。明日アップ予定の後編は、いい内容だと思います。よかったら読んでみてください。綿井さんの映画『Little Birds -イラク 戦火の家族たち-』は現在アップリンクで上映中。これも必見。私は16日にもう一度観に行こうかなと思っています(森達也さんがゲストのトークショーあり)。

・そういえば日本代表がドイツへの切符を手にしましたね。正直、アジア枠が(39カ国のうち)4.5っていうのはどうかと思います。2.5とかで全然イイのになあ。まあ経済効果等のこともあって、FIFAは日本にどうしても予選通過してほしいっていうのはわかるんだけど、ここまであからさまに(第三国試合の経緯とかを見てもあきらかですね)出来レースみたいにされると喜びも半減……どころか、なんか世間の興奮ぶりを横目で見つつ、自分との温度差に萎えてしまいます。こういうのをアマノジャクっていうんですかね? はぁ……落ち込むなあ。スポーツメディアに属してる身なのに、ぜんぜん乗りきれない。ちなみに各地区の枠は以下のとおりです。非常にわかりやすいというかなんというか……。

   欧   州:(51→)13+開催国ドイツ
   南   米:(10→)4.5
   アフリカ :(51→)5
   アジア  :(39→)4.5
   オセアニア:(12→)0.5
   中南米カリブ海:(34→)3.5

・先日、友人に紹介されて、第47回群像新人文学賞優秀作を受賞した佐藤憲胤氏に会いました。ひとつ年下の佐藤さんはとても落ち着いたカンジの青年で、少しだけ文学談義をしたんだけど楽しかった。哲学もよく勉強されていて、学ぶところが多い。そんな佐藤憲胤氏の著書『サージウスの死神』を読みました。これは一気に読むものですね。物語の流れが驚くほど滑らか、かつ速度があって、終盤の混沌とした描写は夢野久作の疾走感みたいだった。ひとつ印象的だったのは「他者と会話をすることが極上のギャンブルだ」(うろ覚えですが、だいたいそんな内容)という描写で、この感覚はすごく新鮮だなあと思うと同時に、よく考えてみたら私もそれは日々痛感してることだったなと。とにかくオススメです。

・議論の場でよく目にする“インテリの選民意識”みたいのは本当に滑稽で幼稚だと思う。前にも書いたような気がするけど、選民意識を持ってしまった段階でもう成長はないと思います。

・澁澤竜彦『快楽主義の哲学』がもう本当に面白くて笑ってしまいます。

乙女日記 | Posted by at 6 9, 2005 18:29 | Comments (2) | TrackBack (0)

備忘録 050527

 おひさしぶりです。相変わらずバタバタと忙しくしていて、ゆっくり思想話を(笑)書くヒマがありません。感想を書きたい映画とかたくさんあるんだけどなあ……。ということで5月の備忘録です。


<最近行った色々>
・4/29【ヴァイオリン】HONZI@下北沢 lete
・5/02【ヨーロピアン?】nino trinca@代々木 ザーザズー
・5/04『イッセー尾形とフツーの人々』@草月ホール
・5/04【テクノ】CHAOS@西麻布 yellow
・5/06 松尾貴史×斉藤貴男トークショー&ザ・ニュースペーパー公演@下北沢 本多劇場
・5/07【ポップ?】高橋徹也@下北沢 Club Que
・5/11 鈴木邦男×大塚英志トークショー&ザ・ニュースペーパー公演@下北沢 本多劇場
・5/13【即興音楽】渋谷時代@渋谷 公園通りクラシックス
・5/23【取材】フジテレビ739カップ@駒場体育館
・5/26【即興音楽】マルディーニ@東高円寺 U.F.O. CLUB


<最近観た映画>
・綿井健陽『Little Birds』@新宿 K's Cinema
・森達也『A』(再)
・森達也『A2』(再)
・ピエル・パオロ・パゾリーニ『アッカトーネ』(初)
・ピエル・パオロ・パゾリーニ『マンマ・ローマ』(初)
・ケン・ローチ、アモス・ギタイ、ショーン・ペン他『セプテンバー11』(初)
・カルロス・カレラ『アマロ神父の罪』(初)
・カール・テオドール・ドライヤー『あるじ』(初)
・カール・テオドール・ドライヤー『吸血鬼』(再)
・カール・テオドール・ドライヤー『怒りの日』(再)
・カール・テオドール・ドライヤー『奇跡』(初)
・カール・テオドール・ドライヤー『ガートルード』(初)


<最近読んだ本>
・保阪正康『死なう団事件 軍国主義下のカルト教団』(再)
・森達也『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』(再)
・村上春樹『アンダーグランド』(再)
・港千尋『群集論』(再)
・ワイナー『天才と才人 ウィトゲンシュタインへのショーペンハウアーの影響』(再)
・ショーペンハウアー『幸福について 人生論』(再)


 今月は劇映画をけっこう観たんですが、『アマロ神父の罪』以外ぜんぶイイです。特にカール・ドライヤーの『奇跡』はもう衝撃的でした。「とうとう出会ってしまった」という作品。これはもう人生でダントツ1位かもしれない、というくらい揺さぶられた劇映画(ちなみに次点はパゾリーニの『ソドムの市』)。なんで絶版になってしまったんでしょうか。カール・ドライヤーの作品は現在ではほとんど入手不可なんですが、DVD BOXを先日、やっとの思いで(大枚をはたいて・苦笑)手に入れました。たまに上映会が行われることがあるのでアンテナを張っておきましょう。本当に素晴らしいです。『吸血鬼』『奇跡』と並んで名作の『裁かるるジャンヌ』は近々DVDになるらしいので楽しみです。

 森作品、『Little Birds』、『セプテンバー11』についてはいつか書きたいです(苦笑)。これは本当に観たほうがイイ!

 先日『Little Birds』監督の綿井健陽さんに取材しました。とてもポジティヴな魅力にあふれる方で、「このバイタリティーがあるからこそ、戦火のイラクでも頑張ってこれたんだろうなあ」とただただ圧倒されました。現在映画が公開中なので内容には触れませんが、『Little Birds~イラク戦火の家族たち~』に足を運んで、2003年3月から約1年間イラクではいったいどんなことが起こっていたのか、自分の目で確かめてみてください。
 あ、ちなみに私が取材したのはサッカーネタですけどね(笑)。とてもいいインタビューになったと思うので、掲載されたらお知らせします。

 読書があんまりできなかったなあ。しかも全部再読ものでした。

 フジテレビ739カップ(ハロプロ、ホリプロ、野田社長のとこの事務所、エイベックス等々のフットサルカップ)はすごかったです。業界臭とファンのオタク臭が……。石川梨華ちゃんは驚くほど可愛かったです。よっすぃーはものすごいストライカーぶりでした。足下にきたボールはとりあえず全部シュート。日本代表のFWは見習ってほしいものです。ミキティの粘着マークぶりとかも(笑)。

乙女日記 | Posted by at 5 27, 2005 17:17 | TrackBack (0)

備忘録 050426

 えーと、書きたいことが多すぎて、なにから書けばいいかわかりません。とりあえず4月の備忘録を。


<最近行った色々>
・3/31 大人のしゃべり場『塩見孝也塾 vol.1』@トリックスター
・4/01【アコースティック】ソロの夕べ@下北沢 mona records
・4/04『創』プレゼンツ「知られざる公安の内幕」@ロフトプラスワン
・4/08【アコースティック】ウクレレナイト@高円寺 楽や
・4/13 大人のしゃべり場『鈴木邦男×朝倉喬司』@トリックスター
・4/15【パーティー】DUO DOUBLE BOOKING―Blast Party C/W 牛―@渋谷 DUO
・4/19 大人のしゃべり場『塩見孝也塾 vol.2』@トリックスター
・4/22『Little Birds』上映開始前夜祭@ネイキッドロフト
・4/23『日本国憲法』完成記念上映会@なかのZERO 小ホール

<最近観た映画>
・合田健二『ANALIFE アナライフ』@シアター・イメージフォーラム
・ジャン・ユンカーマン『日本国憲法』@なかのZERO 小ホール

<最近読んだ本>
・高橋たか子『誘惑者』
・保阪正康『死なう団事件 軍国主義下のカルト教団』
・野上弥生子『大石良雄・笛』
・井伏鱒二『厄除け詩集』
・井伏鱒二『井伏鱒二文集1』
・井伏鱒二『井伏鱒二文集2』
・井伏鱒二『井伏鱒二文集3』
・井伏鱒二『井伏鱒二文集4』
・綿井健陽『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』
・『「映画 日本国憲法」読本』
・ノーム・チョムスキー『秘密と嘘と民主主義』
・ノーム・チョムスキー『覇権か、生存か アメリカの世界戦略と人類の未来』
・ノーム・チョムスキー『中東虚構の和平』


 今月はぜんぜん映画を観なかったなあ……ということで、GW用にどっさりDVDを買い込んだので楽しみです。

 読本を見てお分かりのように、いまさら突然、井伏鱒二ブームがきました。全集に手を出してしまう勢いです。もう最高ですね、井伏鱒二は。この独特な、少し抜けてるカンジが。心が安らぎます。モーレツにオススメ。

 チョムスキーは勉強用。綿井さんの『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』、ユンカーマン氏の『日本国憲法』は映画、書籍、ともにオススメ。といっても綿井さんのは予告編しかまだ観てないけど。現在『Little Birds』公開されていますのでぜひ! 『日本国憲法』については書きたいことが多いので改めてのちほど。

 そういえば昨日は、かつて“アジアの大砲”と呼ばれたあの方の取材に行ってきました。大変興味深い話を聞けて楽しかった! 本当はテープを止めた後の話のほうが面白かったんですけどね(笑)。やっぱりストライカーの話を聞くのは楽しいです。前に取材した、FC東京の原博美監督と同じニオイのする人でした。

乙女日記 | Posted by at 4 26, 2005 13:48 | TrackBack (0)

備忘録 050412

 さて。やっと時間ができましたので(あいかわらずモノ書きに関してはスランプ中ですが)、今日は何を書こうかな。何がいいだろか。

 最近はもっぱら東アジア情勢が気になるところですが、あれはマスコミの報道の仕方にも問題がありますよね。たとえば中国各地でデモをやっている人たちの暴挙や過激発言ばかりをテレビ画面にこれでもかこれでもかと大写しにした後で、思慮の浅い無能なコメンテーターたちが憂い顔をして、その場かぎりのチンケなナショナリズムをひけらかすさまは本当に滑稽きわまりない。私たちが知りたいのは正しい情報のみであって、偏執的な(←ここを強調ね)主観が入っているカメラワークや編集作業はなんの意味も持たないのです。あのデモをやってる人たち(大半は無知ゆえに不憫だなあとは思うけど)の中国社会構造でのポジション、というのをもっと正確に教えてくれないと判断のしようがないわけで。

 たとえば現在、中国では国民間の経済格差がどんどん開いて深刻な状況に陥っていますよね。経済の急成長で成り上がった都市に住む市民、経済格差の犠牲となって加速度的に増加している地方の貧困層、その狭間に生きる“民工(正しくは民工潮)”と呼ばれる出稼ぎ農民たち。中国の都市部では、市民と民工で戸籍の種類が違うんですね。お金をたくさん払ったら市民の戸籍を買える(他にも色々と条件があるみたいですが)、というなんとも時代錯誤なことがまかり通ってるのが現状で。市民の戸籍を持ってないと、ろくな教育も受けられない。とてもじゃないけど“人民民主共和制(=主権が人民にある共和制)”なんて言える社会ではないですよね。まさに惨状。

 そういった状況をふまえて、デモをやってる人たちはこの中国の社会構造のどこに属しているのかと、それが知りたいわけです。市民はもちろんなんですが、おそらく民工もたくさん混ざってるんじゃないかなあと。そうすると思うわけですよ。

 「……きみたち何やってんの?」

 と。市民と一緒になって日本をスケープゴートにしてるヒマがあったら、まずは自分たちのその社会構造をなんとかしないとヤバイんじゃないの? と。それだけのパワーがあったら、もっと中国は良くなるんじゃないの? と思うんですね。まあ(よく言われてることですが)'89年の天安門事件以降、中国政府がかなりの愛国教育というか日本スケープゴート教育をしたために、ずいぶん偏った歴史観を植えつけられた国民は気の毒だなあと思うんですけど……韓国に関しては、いまさら何を騒いでいるのかサッパリわかりません。もはや意味不明。

 とか色々思うわけですが、けっこうもうウンザリです(苦笑)。どうでもいいや。自分だけはちゃんと勉強して、正しい史観を身につけようと思います。日本人もこの過熱報道に惑わされて、その場かぎりの薄気味悪いナショナリズムを持たないように気をつけないといけないですね。ナショナリズムを本気で考えるなら、まずは吉田松陰全集を読まないと(笑)!

 ……本当はアモス・ギタイ監督の『キプール』について書こうと思ってたんだけど、長くなってしまいました。反省。これはまた次回に。


 あ、でもこれはちょっと面白い(笑)。

乙女日記 | Posted by at 4 12, 2005 18:20 | Comments (7) | TrackBack (1)

備忘録 050331

 以下、ただのボヤキなので気にしないで下さい。


 たまに“公の場に文章を書くこと”が非常に恐くなるときがある。思えば私は毎日、なにかしらの形で公の場に文章を書いているわけだけれども(その影響力の大小は別として)、たまに本気で恐くなる。

 あまりにも無責任ではないか。

 自分のこのちっぽけな頭で考えることなんてたかが知れているわけで、そのコンプレックスと、どうしようもない自意識に嫌気が差してしまう。ありとあらゆることを知りたいという欲望と、実は何も知らないんだと自覚してしまう絶望の間で板挟みになっている自分をどこかで冷笑しながらも、虚栄を張ってまた今日も筆をとってしまう。虚構の文字を並べて空白を埋める作業は、実はなんの意味も持たないんだともう十分わかっているのに。

 ……ツライっす。私のソクラテスはどこにおるんやろ。


 ということでスランプ中ではありますが、これは自信作のインタビュー記事でございます。サッカーファンはぜひ読んでみてください。茂木健一郎さんインタビュー


<最近行った色々>
・3/18【テクノ】OVA(live:Keiichiro Shibuya, DJ:KARAFUTO@代官山UNIT
・3/25~3/27 京都旅行。祇園にある一見さんお断りの老舗料亭で豪遊。
・3/26【テクノ】AOKI takamasa@京都shin-bi
・3/28【ヨーロピアンポップ?】nino trinca@下北沢mona records

<最近観た映画DVD>
・アモス・ギタイ『キプール』
・Paul Schrader『Mishima - A Life in Four Chapters』
・阪本順治『この世の外へ クラブ進駐軍』

<最近読んだ本>
・巖谷國士『澁澤龍彦事典』
・細川周平『サッカー狂い』


 オススメはアモス・ギタイ『キプール』。これは見るべし。

乙女日記 | Posted by at 3 31, 2005 16:28 | TrackBack (0)