公開審査会

公開審査会・レクチャーを以下のとおり行います。

日時:
2009 年12 月12 日(土)
14:00~16:30  公開審査
16:30~17:30  伊東豊雄レクチャー〈My Personal History in House Design〉
17:30~17:45  質疑応答
(終了後、応募者を対象とした懇親会を行います)

会場:
理工学部駿河台キャンパス1号館CST ホール

審査員:
伊東豊雄(建築家・伊東豊雄建築設計事務所代表)

公開審査コメンテーター:
西沢大良(建築家・西沢大良建築設計事務所代表)
東建男(建築家・伊東豊雄建築設計事務所

賞:
最優秀賞/1点
優秀賞/2点
東京ガスSUMIKA賞/1点

第1次審査通過者(応募順):
谷田一平・稲毛康二郎・中村隆法(理工建築2年)
松岡伸明(理工建築M2)
山中友希(理工建築4年)
鈴木章弘・清水良輔・重野陽祐(理工建築3年)
倉又式子(理工建築M2)
鳥居智之・景山悠(理工建築3年)
荒井亮蔵(理工建築M1)
鈴木大志・伊澤享・永嶋竜一(理工建築4年)
細谷祥太・益山未樹(理工海建4年)
椎橋亮(理工海建M1)

問合せ:
日本大学桜門建築会学生設計コンペティション実行委員会
担当/佐藤慎也 satoh@arch.cst.nihon-u.ac.jp

主催:
日本大学桜門建築会

協賛:
東京ガス株式会社

桜門建築会学生設計コンペティション | Posted by satohshinya at 12 8, 2009 9:20 | TrackBacks (0)

第1次審査結果発表

第1次審査通過10組は以下のとおりです。
通過者は、2009年12月12日(土)開催の第2次公開審査にてプレゼンテーションを行い、各賞を決定します。プレゼンテーションの詳細は、後日通過者本人に連絡します。

○谷田一平・稲毛康二郎・中村隆法(理工建築2年)
○松岡伸明(理工建築M2)
○山中友希(理工建築4年)
○鈴木章弘・清水良輔・重野陽祐(理工建築3年)
○倉又式子(理工建築M2)
○鳥居智之・景山悠(理工建築3年)
○荒井亮蔵(理工建築M1)
○鈴木大志・伊澤享・永嶋竜一(理工建築4年)
○細矢祥太・益山未樹(理工海建4年)
○椎橋亮(理工海建M1)

応募総数:110点
理工建築:90点、理工海建:10点、生産工:6点、工:3点、藝術:1点

桜門建築会学生設計コンペティション | Posted by satohshinya at 11 9, 2009 7:19 | TrackBacks (0)

第1回日本大学桜門建築会学生設計コンペティション

日本大学建築系学科卒業生のOB会である日本大学桜門建築会(略称:桜建会)では、このたび在学生向けの学生設計コンペティションを企画いたしました。これまでにも桜建会では、「桜門建築会学生設計コンクール」(1984〜98年に亘り8回開催)を主催してきましたが、今回からは名称を「日本大学桜門建築会学生設計コンペティション」に改め、今年より第1回目を開催することになりました。しかも今回は、世界的に活躍されている建築家・伊東豊雄先生を審査員に迎え、「未来の住処(すみか)をデザインする」をテーマにコンペティションを実施し、最終審査では伊東先生による公開審査会を行います。
日大生の皆さんから魅力的な提案が数多く集まることを期待しております。ぜひご応募ください。

応募要項 pdfダウンロード

テーマ:
未来の住処(すみか)をデザインする
昨年、栃木県宇都宮市で4人の建築家による明日の住空間のイメージが提案されました。藤森照信、西沢大良、藤本壮介3氏による実験的な住宅と、私のデザインによるキッチンを中心としたパビリオンです。
これらはそれぞれにコンセプトや表現は異なっていますが、自然環境との関係をテーマとした新しいライフスタイルが強くイメージされています。無機質で抽象的な空間ではなく、動物的な本能に訴えかけるプリミティブな住空間が提案されているのです。
人々に活き活きとした明るさや楽しさを与えうる21世紀の住処(すみか)とはどのようなものでしょうか。西沢、藤本両氏の住宅に隣接する敷地に、あなた自身の未来の住処(すみか)を思いきり提案してください。(伊東豊雄)
関連リンク/東京ガス「SUMIKA Project」ホームページ

計画敷地条件:
site.gif
計画敷地 /栃木県宇都宮市星が丘1丁目
敷地面積 /261㎡
用途地域 /第一種住居地域
許容建坪率/60%
許容容積率/200%
前面道路幅/7.1m(道路とのレベル差については、敷地写真から判断すること)
計画敷地写真ページ
コンペの対象となる計画敷地は私有地なので、絶対に立ち入らないこと。見学する場合は道路からのみとすること。

設計条件:
1戸建ての住宅、延床面積は200㎡以下とする
階数、構造などは自由。家族構成などの設定は自由。

審査員:
伊東豊雄(建築家・伊東豊雄建築設計事務所代表)

賞:
1等/1点(賞金10 万円)
2等/1点(賞金3万円)
3等/1点(賞金1万円)
佳作/数点

応募資格:
日本大学・大学院に在籍するすべての学生
ただし、学部生はグループでの応募を認めるが、大学院生は個人で応募すること。

第1次審査提出締切:提出日が変更になりました!
2009 年11 月4 日(水)必着

第1次審査提出内容:
A1 サイズ(841mm×595mm)用紙1枚
平面図、立面図、断面図、アクソメ、パース、その他設計意図を説明するに必要と思われる図面や、模型写真、ダイアグラムなどの図版、文章などを各自選択して描くこと。
また、用紙の裏側に応募者の氏名、住所、電話番号、e-mailアドレス、所属学部・学科、学年を記入すること。

作品提出先:
各学部・学科教室事務室
または桜門建築会事務局へ郵送。

第2次公開審査:
2009 年12 月12 日(土)
理工学部駿河台キャンパス1号館CST ホール
第1次審査により若干名を選出し、通過者は図面、模型を追加製作してプレゼンテーションを行う。

第2次公開審査コメンテーター:
西沢大良(建築家・西沢大良建築設計事務所代表)
東建男(建築家・伊東豊雄建築設計事務所

問合せ:
日本大学桜門建築会学生設計コンペティション実行委員会
担当/佐藤慎也 satoh@arch.cst.nihon-u.ac.jp

主催:
日本大学桜門建築会

日本大学桜門建築会学生設計コンペティション実行委員会:
実行委員長/重枝豊(桜門建築会事業委員会副委員長、理工学部建築学科准教授)
実行委員 /佐藤光彦理工学部建築学科准教授)
     /畔柳昭雄理工学部海洋建築工学科教授)
     /広田直行生産工学部建築工学科准教授)
     /浦部智義工学部建築学科専任講師)
     /田所辰之助短期大学部建設学科准教授)
     /佐藤慎也理工学部建築学科助教)

桜門建築会学生設計コンペティション | Posted by satohshinya at 10 30, 2009 0:00 | TrackBacks (0)

計画敷地写真

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前面道路西側からのアプローチ/1
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前面道路西側からのアプローチ/2
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前面道路西側からのアプローチ/3
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「宇都宮のハウス」(設計:西沢大良)と「House beore House」(設計:藤本壮介)
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計画敷地/前面道路北西より見る
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計画敷地/前面道路正面より見る
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計画敷地/前面道路北東より見る
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前面道路東側からのアプローチ/1
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前面道路東側からのアプローチ/2
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前面道路と計画敷地/北西より見る
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計画敷地/北西(「宇都宮のハウス」正面)より見る
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計画敷地/西(「宇都宮のハウス」側面)より見る
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計画敷地/南西(「宇都宮のハウス」後面)より見る
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計画敷地/南東コーナーより前面道路側を見る
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計画敷地/南東コーナーより「宇都宮のハウス」を見る
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計画敷地/東より「宇都宮のハウス」を見る
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計画敷地/北東コーナーより「宇都宮のハウス」を見る
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計画敷地/北東コーナーより見る
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前面道路と計画敷地の段差
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計画敷地/北西コーナー
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計画敷地/南西コーナー
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計画敷地/南東コーナー
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「宇都宮のハウス」正面と奥に「House beore House」
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「宇都宮のハウス」内部より計画敷地を見る/1
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「宇都宮のハウス」内部より計画敷地を見る/2
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「宇都宮のハウス」内部より計画敷地を見る/3

写真提供:伊東豊雄建築設計事務所

桜門建築会学生設計コンペティション | Posted by satohshinya at 10 29, 2009 23:59 | TrackBacks (0)

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関本竜太インタビューを追加しました。
展覧会は終了しました。ご来場いただき、ありがとうございます。終了後もこのブログでは、出展者のインタビューなど、最新情報を順次更新していきます。

| Posted by satohshinya at 6 28, 2009 0:00 | TrackBacks (0)

山中新太郎 展示作品

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旧南豆製氷所  静岡県下田市 2005〜

大正12年頃に建造された伊豆石造の製氷工場跡「旧南豆製氷所(国指定登録有形文化財)」の補修・活用計画。建物は約80年にわたって漁船に積み込むための氷の製造を行っていたが、2004年に廃業。その後、市民などの保存運動によって取り壊しを免れ、自主的な運営によって展覧会や音楽会などさまざまな活動が行われている。建物の構造的な劣化が進行している中で、廃墟的な雰囲気を残しながら、将来にわたっても安全で、市民によって柔軟に空間を使い続けられることが求められている。これに対し、既存建物は最小限の構造補強を施した「空っぽの箱」とし、必要な機能を建物本体とは切り離した「道具箱」によって成立させることを計画している。

設計 山中新太郎建築設計事務所  構造 腰原幹雄
敷地面積 922.56㎡  延床面積 744.00㎡  石造  平屋一部地上2階


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幸手ハウス  埼玉県幸手市 2006

日本のどの郊外とも見分けがつかないような穏やかさと凡庸さを持つ風景の中に、ありふれたシルエットである黒い家型を置いた。安易に郊外の景観を批判するのでもなく、反対に郊外に背を向けるのでもない、この場所に溶け込みつつも違和感のある風景を生み出すことを目指した。構造的に家型は独立しているため、内部の間仕切りや床を無関係に変えることで、刹那的な家族の生活に対応することができる。住宅は透明でなければならないという必然性はなく、モノコックな黒い家型の外部とブルータルなコンクリート打ち放しの内部という表裏の違いを持った「不透明な住宅」が意図されている。

設計 山中新太郎建築設計事務所  構造 腰原幹雄 佐藤孝浩
敷地面積 326.86㎡  延床面積 163.80㎡  鉄筋コンクリート造  地上2階

4展示作品 | Posted by satohshinya at 3 29, 2009 23:01 | TrackBacks (0)

松崎正寿 展示作品

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B house  東京都世田谷区 2005

旗竿敷地に計画された二世帯住宅。住宅密集地の狭小住宅において、「住空間の拡大」と「周囲との調和」という相反する要素を両立させると同時に、開放性を獲得することを目指し、内部である居室の外周に半内部を拡大する。それは、LDK を取り巻くグレーチングのテラスと、隣地との境界を覆うステンレスメッシュで実現されている。2枚の直交するRC壁に木造による居室が取り付き、更に半内部へと拡がる。テラスとその表皮は、周囲に光と風と距離を提供する「靄」として成立し、その「靄」の中で住環境は敷地一杯まで拡大する。

設計 atelier A5  構造 オーノJAPAN
敷地面積 70.02㎡  延床面積 81.69 ㎡  RC造+木造  地上3階


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KA house  東京都世田谷区 2006

30 坪程度の敷地に計画される住宅の場合、敷地の残余部分が環境的に好ましくない状態となることが多いのに対し、建物と残余部分に積極性を与えることを目指した。敷地が前面道路に対して高台に位置するため、高台の土留めと地下に必要なRCの擁壁を地上の敷地境界壁として立ち上げ、敷地全体を地面と宙に浮いたボリュームで挟んだ半中庭的な空間としている。地下はスロープによって回遊性を保ちながら地上レベルに連続し、LDKに繋がる敷地境界線まで張られたグレーチングのテラスに至る。それにより、建築と敷地の平面的な関係に加え、断面的な関係が与えられている。

設計 atelier A5  構造 オーノJAPAN
敷地面積 99.96㎡  延床面積 170.81 ㎡  RC造+木造  地下1階 地上2階


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IM house  埼玉県所沢市 2007

敷地は木々に囲まれた緑豊かな環境で、土地全体が約30 度の傾斜地を持つ。傾斜地と建物の関係を深め、内部と連続させるためには、床の接地が重要である。土留めを兼ねたRC造の基礎部分に傾斜と連続するLDKを配置し、その上部に持ち上げられた木造部分を個室としている。また、LDKは敷地の傾斜に沿って視覚的に連続する360 度の開口部を持ち、その中間部の支持には鉄骨柱が用いられている。基礎と土留めを居住空間とすることで、ローコストでありながら、敷地と一体となった住宅を実現させている。。

設計 atelier A5   構造 オーノJAPAN
敷地面積 602.33 ㎡ 延床面積 96.05 ㎡  鉄骨造+木造  地下2 階 地上1 階


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KU.building  東京都豊島区 2008

都心部の狭小地に計画される事務所ビル。その性質から、最大限の事務スペースの面積確保とともに、空間の快適性、周辺環境との調和が求められた。事務スペースに必要な書棚に注目し、それを出窓として外壁に廻すことでスクエアな事務スペースの確保、周辺からの視線のコントロール、採光、通風を獲得している。また、外壁は書棚部分によってフィーレンデールを構成して水平荷重を担うとともに、空調設備、電気設備が集約される場所となっている。

設計 atelierA5  構造 間藤構造事務所
敷地面積 65.42㎡  延床面積 148.54㎡  鉄骨造  地下1階 地上3 階

4展示作品 | Posted by satohshinya at 3 29, 2009 17:52 | TrackBacks (0)

福田創 展示作品

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大口の家  神奈川県横浜市 2005

狭い敷地の中に家族が集まって楽しめる場が要求され、さまざまな場を兼用することで、ひとつ屋根の下に包まれた家族室の広さを確保している。全体と部分の要素が絡み合い、ダイニングの床が延長してリビングのカウンターとなり、ロフトの床を通して洗面・浴室に光が注がれる。また、敷地は前面道路より高く、駐車スペースのために一部を切り下げる必要があったことから、そのレベル差を上階に取り込むことで大きなボリュームを確保している。RC造の基壇の上に、眺望を持たせるために南西方向へ開口を設けた木造の箱を載せ、屋根架構は予算を考慮して在来大工技術で施工が可能な斜交格子梁を採用した。

設計 福田創デザイン事務所  構造 アトリエ・ナイン/佐藤紀子
敷地面積 71.96㎡  延床面積 88.74㎡  木造+RC造  地下1階 地上2階


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葉山の家  神奈川県三浦郡 2007

敷地が海から少し離れた山の手の住宅地に位置することから、建物と周辺環境との繋がりをどのように取り入れるかがテーマとなった。そして、施主からは気持ちのよい場所と家族を見守りやすい計画が要求された。敷地の長手方向を有効に使い、隣地の緑を借景として扱うことで、リビングの拡がりを向かいにある竹林の続く小道まで延長している。キッチンを中心に配置し、リビング・ダイニングが庭に開くことにより子ども達を見守りやすくしている。一方で、リビングは前面道路から引きがあるため、開放しても気にならない。2階はプライベートな個室とし、ペントハウスからは360 度開放された景色を楽しむことができ、天気がよければ海が望める。

設計 福田創デザイン事務所  構造 アトリエ・ナイン/佐藤紀子
敷地面積 146.40㎡  延床面積 93.94㎡  木造  地上2階+ペントハウス

4展示作品 | Posted by satohshinya at 3 29, 2009 17:44 | TrackBacks (0)