何を見立てるか
データを収集する際、自ら主体性を持って情報を選別するという理想にはほど遠く、手探りで自らの勘に頼らなければならない。情報は手にいれよう思えばいくらでも量は増える、また、それだけ情報の選別をする作業をこなさなければいけない。昨年のデータ収集のアーカイブを見たが、何もストーリーを持たず、個々が浮遊しているような状態で、何も頭に入ってこない。何を蓄積し、利用し、批評しようとしたのか跡形も片鱗も感じられない。ただ、形を整えるという行為すら乗り越えられない状況が意味する恐怖感だけが読後感として残った。個人的な意見だが、情報は自ら捻出することによって、その情報が持つ賞味期限や意味を持ち得るのではないかと思う。それは、足を運ぶことだと思う。確かに足を運ぶきっかけにづくりにはブラウザを利用しない手はない。
写真は、公団並木一丁目団地(金沢シーサイドタウン並木一丁目団地 槇文彦設計)の中にある東急スト駐車タワーより、奥に三菱重工、下水処理場。その手前に新都市交通とパラレルに続く斜面の緑道。足下が、広大な駐車場。スプロールの象徴的な風景とも言えるのでは。
団地の切れ目の北の方に槇文彦設計の市立並木第一小学校、南にALCOM設計の第2小学校がある。
足を使って |Posted by simon at October 8, 2004 05:44 AM | TrackBack(0)Comments
Post a comment