2013年度研究テーマ

本研究室では「建築とアート」「アーキテクチャ」「バウ・フィジック」をテーマとして、建築計画に関する研究を行っています。
「建築とアート」では、同時代のアートを公開・鑑賞するための場を研究対象としています。ここで扱うアートは、絵画やインスタレーションといった美術、演劇やダンスといったパフォーミングアートなど、あらゆるジャンルの表現を含んでいます。これらの作品は、これまで美術館や劇場・ホールといったビルディングタイプで公開されてきました。しかし、同時代のアートでは既成のジャンルにとらわれない横断的な表現も行われており、その公開場所も既存のビルディングタイプにとらわれない拡がりを見せています。
また現代においては、施設建設にとらわれない「アーキテクチャ」と呼ぶべきシステム策定にまで、建築デザインの領域は拡張しています。建築家という職能のあり方が更新される時代において、どのようなアーキテクチャを考えることができるかを模索します。
「バウ・フィジック」はドイツ語で建築物理学を意味し、建築のスペックを向上させるだけでなく、建築デザインの可能性を拡げる概念のひとつと考えられます。建築物理を基礎とした温熱環境の制御や、科学コミュニケーションの促進、既存建築物の延命、制度設計の翻訳、不動産供給システムの更新などを考えます。

主な研究テーマ

1.建築とアートに関する研究(佐藤慎也)
・美術館,アートプロジェクト,展示空間
・劇場・ホール,劇場外演劇,劇空間
・アーティスト・イン・レジデンス,アートセンター
・アトリエ,稽古場,練習室,創造空間

2.アーキテクチャに関する研究(佐藤慎也・二瓶)

3.バウ・フィジックに関する研究(二瓶)
・温熱環境や情報環境により制御または促進する空間
・既存システムを更新する制度や商品設計

研究室全体の活動としては,アートプロジェクトへの参加やアーティストとのコラボレーションによる作品制作などの実践的な活動を行っています。詳細は研究室ホームページ参照。

指導方法
原則的に本研究室では卒業研究または卒業設計を行います。

ゼミ | Posted by satohshinya at April 1, 2013 18:02


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