Body LandSpaceがフランスで恒久展示に

菅原大輔と前田茂樹氏がArchilab2006のインスタレーションとして
共同で設計を行ったBody LandSpace
フランス、オルレアン市にある市立公園「Parc Floral de la Source」で
恒久展示物となることが決まりました。

本年に移設の予定です。
詳細が分かり次第またお知らせいたします。

Architecture Space / 建築, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 9, 2009 13:02 | TrackBack (0)

講演会詳細が決まりました。

講演会のタイトル、ゲスト、形式が下記のように決まりました。

○○○建築サロンVol.52○○○

○タイトル:建築のvalue innovation

○ゲスト:佐藤 義孝 (Mccann Erickson)

○形式
・菅原のプレゼンテーション -社会の中でこれから「建築」ができること
・佐藤氏のプレゼンテーション -「建築家」にとってのバリューイノベーション
・ディスカッション

ご都合がつく方は出 欠:2/26(木)までに下記にご連絡ください。
原田宛(hisa.harada@mac.com

Architecture Space / 建築, Art Direction / アートディレクション, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Urbanism_City / 都市, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 2 23, 2009 14:15 | TrackBack (0)

菅原大輔が講演会を行わせていただきます。

建築をと社会を結ぶ多角的勉強会「建築サロン」様が行っている定期的なイベント
建築サロンVol.52 にて、菅原大輔が講演をさせていただきます。
私的な勉強会なので会場費として1000円いただきますが、
お時間とご興味がある方は是非、足をお運びください。

○○○建築サロンVol.52 http://kenchikusalon.seesaa.net/○○○

菅原大輔氏(アートディレクター・建築家)プレゼンテーション&ディスカッション

日 時:2009年2月28日(土) 18:30-21:00
会 場:京橋プラザ区民館1号室
      (最寄駅:東京メトロ京橋駅or銀座一丁目駅or都営地下鉄浅草線宝町駅)

  第一部:プレゼンテーション&ディスカッション
  菅原大輔氏(SUGAWARADAISUKE主宰)
  ゲスト:(現在調整中)
  モデレーター:細野素世(建築サロン)
  会 費:1000円

  第二部:懇親会 21:00-
        会 場:未定(改めてお知らせいたします)

出 欠:2/26(木)までに
メーリングリスト宛か原田宛(hisa.harada@mac.com)ご連絡ください。


Help URL : http://help.yahoo.co.jp/help/jp/groups/
Group URL : http://groups.yahoo.co.jp/group/workshop-chaf/
Group Owner: mailto:workshop-chaf-owner@yahoogroups.jp

Architecture Space / 建築, Art Direction / アートディレクション, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 2 16, 2009 11:22 | TrackBack (0)

表現の違い=価値基準の違い

マーケティングや建築の提案書、デザインやファッション雑誌などの情報媒体の表現で、仏蘭西や英吉利などの欧州と日本との間に明らかな違いを感じる。

欧州では、美しい大判のイメージや図表がダイナミックに媒体を埋め尽くす。言葉による解説は見出しや数行程度の説明文に留まっている。 一方、日本もしくは亜細亜では、多くの小さなイメージや図表が所狭しと並べられ、引出線などと共に多くの説明書きが並ぶ。大型書店で日系出版社と欧州出版社の女性誌を見比べるとこの違いが一目瞭然だろう。

欧州の人はイメージや雰囲気を伝える視覚的情報を欲し、評価し、「もの・こと」を選択する手がかりとする。そのイメージが表現している雰囲気や空気感が全てであり、そこに全ての情報が詰まっている。イメージで伝達される以上の詳細情報は必要としない。いや、ここで伝達されない情報は存在しないといえるのかもしれない。それは正に「世界観の伝達」と言えるだろう。

日本の人は定量的な情報を欲し、評価し、選択材料とする。イメージや図版は詳細情報を追っていくための「目次」のようなものであって、そこで情報を濃密に伝達する必要性を感じていない。例えば日系ファッション誌の中で、モデルは横に添えられる値段や機能、性能などの情報を整理整頓するためにだけに振舞っている。主役はあくまでも文字情報であり、イメージ(この場合は写真)がソコソコでも、横に情報が追加されれば伝達される。ここでやり取りされるのは世界観などではない。正に「定量的な情報」である。

このような情報伝達手段の違いは「もの・こと」に対する評価の仕方の違いであり、両者の「もの・こと」のあり方にしっかりとこびりついている。

情報伝達とは一見関係のない河川整備をセーヌ川と墨田川であえて語ってみたい。
セーヌの川岸には手摺が無く、歩行者道は今にも水面に沈んでしまいそうな高さにある。それは明らかに危険である一方で、「親水性の重要性」や「自由で魅力的な空間の意味」を価値観としていることが情報として見えている。一方、墨田川沿いはどうだろう。高いコンクリートの堤防によって私たちの生活からは引き離され、最近出来始めた親水公園もしっかりとした手すりが付いている。そこには「親水性より水事故の防止」「~メートル水位が上がっても決壊しない」などの○×で判断できる定量的な価値観が伝わってきて「川と共にある都市」という世界観は全くない。

欧州をはじめ西欧諸国は彼らの「世界観」=「価値基準」を輸出し、これを貨幣のように世界中に流通させ続けてきた。この流通が彼らの「西欧世界」を目指す人々を増やし、西欧化させてきた。その中で彼らのイメージ至上主義的表現方法も強化されていったのだろうと思う。

一方で、現在日本の「定量的な情報」の表現はあまり優れているとは言えない。しかし、日本の伝統的な抽象画と文字が併記された色濃い表現と見せかけは似ていなくもない。でもその両者の決定的な違いは、絵と文字の抽象さが計算されつくしているか否かだろう。伝統的な表現は個々の「情報の受け手」に解釈の自由を与え、同時に受けての知識を求めた。

色々な意味で「西欧絶対世界」が崩れ、次の何かが探されている。そんな今だからこそ、現代日本人の表現方法を伝統的手法と合わせて再考し、これを同時に「価値基準」の解体と再構築につなげることが出来ればと思う。 それが、日本から世界に「もの・こと」を発信していくことになると信じているから。

「とはいっても、時間のかかる作業」だと改めて痛感する。 

Architecture Space / 建築, Paris / パリ, Urbanism_City / 都市, | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 1 27, 2009 13:34 | TrackBack (0)

CASA BRUTAS 2月号(1月10日発売)に記載されます。

デザインと社会を繋ぐ雑誌「CASA BRUTAS」
明日、1月10日発売される「CASA BRUTAS」2月号に
地形的空間[FLOW]と合せてSUGAWARADAISUKEの設計の考え方が
記載されます。

コンビニや小さな書店でも見つかる有名誌ですので
よろしければご覧ください。


地形的空間[FLOW]の詳細はSUGAWARADAISUKEのwebsite内
「主な仕事」からご覧ください。

Architecture Space / 建築, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事, | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 1 9, 2009 13:40 | TrackBack (0)

オープンハウス・地形的空間「FLOW」

KMS01-Press-OH.jpg

オープンハウス・地形的空間「FLOW」を行います。
上記案内状をプリントの上、お出かけいただければ幸いです。

SUGAWARADAISUKEが設計・監理してまいりました地形的空間「Flow」が竣工いたしました。
間仕切り=棚=カウンター=ベンチ=目隠し・・・物体が様々に機能を変化させながら内部空間を流れていき、執務/打合せ/接客/待合いスペースといた各空間を分節/結合しながら事務室機能を成立させています。 物体は歪められたジオメトリー上に形成されており、観察者の移動によって内部空間の印象は刻々と変化していきます。 それは散策の時に変化していく平原や山々のような地形のようでもあり、内部空間の地形化といえるかもしれません。
また、「Flow」は金森製袋紙工株式会社様へのアートディレクション業務の一つであり、一般的なイ「下町の町工場」のイメージを払拭し、「ブランド化」していく一つ目の大きな手続きでもある。

■ADで下請け町工場からの脱却
当社は下町浅草の町工場として50年間、技術の蓄積をしてまいりました。お客様のニーズが多様化する現在、「蓄積してきた技術の」提供を積極的に行い、どの様なデザインも確実に商品化する技術提案型加工ビジネスを展開しております。 これはお客様と一体的に商品開発を行う業態であり、同時に下請け構造からの脱却へと導くものであると考えます。 SUGAWARADAISUKE様に建築を含めたアートディレクション業務を行っていただくことで弊社CIを更新し、さらなるビジネスモデルの確信を行ってまいりたいと思います。
金森製袋紙工株式会社 代表取締役 平島庄二郎

物件名:FLOW (金森製袋紙工株式会社耐震補強コンサルタント
       +事務所部分内装復旧工事)
日時:2008年12月07日(日) 13:00-18:00
場所:東京都台東区今戸2丁目3-7 2階事務室
交通:東京メトロ銀座線・都営浅草線:浅草駅より徒歩13分
   都営バスバス東42甲:今戸バス停より徒歩3分
駐車場がありませんので車でのご来場はお控えください。

主要用途:事務所(内装工事部分)、工場・倉庫・住居(耐震補強部分)
内装設計:SUGAWARADAISUKE/菅原大輔
内装施工:宗建築株式会社/大関秀明
内装工事面積:52.78㎡
設計期間:2008.08.01-09.20  施工期間:2008.10.17-11.28

Architecture Space / 建築, News / 新着情報, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 11 26, 2008 11:01 | TrackBack (0)

日本の精度

IMG_5987-s.jpg IMG_5983-s.jpg


現在進めている内装の仕事が着々と進んでいる。 その中で毎日驚くのが日本の大工仕事の精度の高さ。

僕は施工しやすい方法を選択し、仕上がりを良くしようと特に考えている方だと思う。 いくら図面上で理想を語っても、長期間の使用で空間の美しさや強さを維持できる作り方をしなければ意味がないからだ。

日本の大工仕事の精度とそれを支える誇りの高さを感じたのは施工方法の打ち合わせをしている時のことだった。

ある問題に当たったときのこと。「本当はAのようにしたいけど、Bの方が遊びが取れて施工が簡単。 見栄えは90%位落ちるけど汚い納まりだと意味のないところだからBにしましょう。」という僕に言った現場監督さんの一言が忘れられない。

「菅原さん、そんな心配はいりません。 日本の大工はそれぐらい難なくできます。 海外とは違います。」と。

職人さんや現場監督さんには海外で見聞きし体験してきた現場の話をしていた。 「設計者の意図を純粋に実現したいし、その能力が我々にはある! 海外の現場とは違います!!」という彼らの誇り高き叫びが聞こえた気がする。

難しくても、きれいな納まりを普段から積極的に提案してくれる彼。その技術や精神とのコラボレーションを通じ、日本の精度を最後まで楽しんでいきたいと思った。

Architecture Space / 建築, Dialy / 日常, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 11 10, 2008 13:05 | TrackBack (0)

展覧会 Border Lines

菅原のpartnerの一人である Nathanael Dorentが率いるSpace for Human Rightsが
展覧会「Border Lines」を開催しています。

会場: nous gallery  / 5 Blenheim Crescent, London W11 2EE

会期: 11th November – 17th November 2008

「Border Lines」は、アート、ダンス、演劇、建築、都市など様々なカテゴリーを超越した展示内容となっています。 Space for Human Rightsは人権に対する問題定義ではなく、様々な専門家よる具体的な解決策を提示していく団体です。 社会問題とデザインをつなぐ試みでもあります。

菅原は日本展のキュレーターを務めます。

Architecture Space / 建築, Art / 美術, Event Lecture / イベント, My Partners, News / 新着情報, Urbanism_City / 都市 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 11 4, 2008 10:20 | TrackBack (0)