大学1年生の夏休み

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篠原一男さんが亡くなった。
実は大学1年生の夏休みに建築のスケッチの宿題があって、
その時に選んだものは東工大100周年記念館だった。
たまたま建築mapをぺらぺらめくって比較的近所だったという理由で選び、
スケッチを描いている時なんとも言えない存在感をもつ印象だけは残っている。
だがそれ以降、篠原一男の存在は自分にとっては遠いままだった。
住宅論なども読み少し知識を得てからもなかなか近寄りがたいものだったが、
ここ数年になりようやく彼の建築がみたいと密かに盛り上がってはいたところだった。
写真は以前、足繁く通った現場のそばに建つ「上原通りの住宅」。
shinyaさんのページをみてわかったのだが1976年に竣工ということは自分と同じ歳の建築。
写真は先月撮影したもの、今でもその存在感は他者に追随を許さないと感じた。
ご冥福をお祈りします。

architecuture | Posted by at 7 18, 2006 22:31


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