最近の木造駅@bern

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ベルン中央駅には,旧市街へ向かう東側の出口の他に,ベルン大学へ向かう西側の出口がある.そこに集成材を使った屋根が掛かっていた.

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プラットホームとその上のコンコースを木造の屋根で繋げて覆い,間の通路部分のみ鉄骨によるガラス屋根が掛かっている.「パウル・クレー・センター」の構造体の曲線とあまりにも似ていたから,最初はレンゾ・ピアノによる設計かと思ったけれど,よく見てみるとディテールがそれほど洗練されていない.しかし,このような公共空間(しかも外部)に堂々と木造の屋根が掛けられているのには驚くし,デザインの善し悪しは別としておもしろいものだった.
後から調べてみると,ベルン中央駅の改修はアトリエ5の設計で,少なくとも東側のガラス張りの建物は彼らの設計である.しかし,この西口までが彼らの設計であるかはわからなかった.

建築 | Posted by satohshinya at June 3, 2006 17:13


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