木内厚子 展示作品

kiuchi_ohouse01.jpg

O邸コンペ案  神奈川県藤沢市 2007

住宅コンペの応募案。広い敷地、周辺とのゆったりした距離、のどかな風景に対し、この環境を活かした伸びやかな住宅を、室内空間の延長となる半屋外空間の充実=いろんなテラス(前テラス、屋上テラス、階段テラス)をつくることで実現させている。それらのテラスを立体的に配置することで、内部空間と庭や周辺を含めた外部空間が立体的に密接な関係を結ぶ。

設計 Studio8 
敷地面積 434.09㎡  延床面積 131.67㎡  木造  地上1階


kiuchi_product01.jpg

アリツギ(左)

木工の伝統技術である仕口・継手には、先人達の智恵と技術のすばらしさがある。それらにインスピレーションを受け、その技術の1つである四方蟻継ぎ手の形を用い、アクリルと異素材である木を組み合わせてできたランプ。木同士だと見えなくなってしまう継手内部の形が、アクリルと木によりはっきり視覚化される。

デザイン 木内厚子

アクリルラウンドボウル(右)

重合法によってできる自由な着色、2つの色の重なりでできる色、厚みの違いによるグラデーションの面白さなど、素材の魅力を伝えるアクリル製のボウル。

デザイン 木内厚子  販売元 livingplus by acr-ya.com


久留和海岸の住宅  神奈川県横須賀市 2004

久留和海岸を望み、谷を挟んで緑豊かな山の環境にも恵まれた、造成された傾斜地である敷地は、接道する駐車スペースから地盤面へ4.5メートルほど下がる高低差を持つ。そのため、2 階からアプローチを取り、デッキやLDKからは山と海の自然豊かな環境を楽しむことができる。施主が観葉植物の鉢を多く持つことから、住宅の内部に土を入れたプランターを計画し、トップライト、吹き抜け、階段、プランターを中央に集約することで、明るく、観葉植物が豊かさをつくり出す場となっている。構法的にはツーバイ材を外壁と屋根に用い、内部は1階では壁、2階では天井面に現しで見せている。

設計 Studio8  構造 佐藤淳構造設計事務所
敷地面積 170.00㎡  延床面積 96.9㎡  木造  地上2階


南伊豆のセカンドハウス  静岡県下田市 2006

敷地は30年ほど前に分譲された南伊豆の南欧風別荘地にあり、赤や黄の洋瓦と白い外壁の家々に囲まれ、緩い傾斜地の先には相模灘を望むことができる。敷地の東傾斜に合わせて床レベルを変えながら、居室を細長く並べ、一部上階があるものの平屋のような住宅となっている。居室間には間仕切りがほとんどなく、レベル差と段差を活かした造作家具によって、その場所の使い方を決めていく。床レベルを変えていること、上階寝室の床の回りが吹き抜けになっていることにより、平面的なものでは感じられない視界の広がりや、間接的に回る光を感じることができる。

設計 Studio8  構造 佐藤淳構造設計事務所
敷地面積 325.99㎡  延床面積 110.05㎡  木造  地上2階

4展示作品 | Posted by satohshinya at 3 28, 2009 17:21


TrackBacks