一周年

ドメインを取得して、まもなく一年が経ちます。(正確には7月16日)
tkmy.net全体で、延べ20万人以上の方によって、70万を超えるページの閲覧をしていただきました。
ネットに情報の波を立てるというよりは、淡々と自分のメモランダムへと突き進んでいる模様ですが、それもツールゆえの多様性であり。OKでしょう。今後もよろしくです。

最近は、投稿意欲がわかないために、こう書いているのが新鮮ですらある。でも、ちゃんと続けるつもり。
理由。
1 良くも悪くもブログが増えた。
(自分がわざわざ書くまでもなく、RSSを追うだけで、時間的にも情報量的にも満足)
2 タイガぁ(MacOS)の調子がピンとこない。
10.4.2の供出が遅いのは問題根絶のためと聞いている。期待したい。)

最近話題のテクノロジー
Google Maps(1号館はまだ工事中だ。マップもゼンリンの協力で詳細表示に。)
livedoor 地図 (スクロール地図が快適すぎる)
Podcast(アップルが認めたという形ですね)
PHSモジュール(WILLCOMの試作機のデザインは山中俊治。ツーカーはauに吸収
D-cubic(間違いなく利用するだろう)
アップルのintelへの乗り換えはびっくりしたけど、レノボの件と時期が近いこともあって、実はIBMが採算性の悪いラップトップやデスクトップマシンの石をつくるのを切りたがっていたのではないかなぁと思ってしまった。でも、今頃IBM、新たに2つのPowerPCプロセッサを発表

blog | Posted by simon at July 12, 2005 14:00 | Comments (2) | TrackBack (0)

ディフォルトのここちよさ

アートスケープにも原稿をよせている歌田さんのブログによると、図書情報アーカイブ化の中で、webを蓄積していく方法論が議論されているようだ。建築もそうだけど、過去に書かれたものであっても当時の社会思潮の上にたって発言しているので、現在とずれてたって問題ない。と、さらに続けて書こうかとも思ったが、議論は専門家にまかせるとして、まずはサンプルを集め、保存することから始めるのではないかと思う。当然、その作業の中でブログツールが名を連らねることは、予測できるだろう。結論を急ごう。現時点ではtkmy.netのデザインは、MovableTypeのデフォルトテンプレートを尊重して構成している。50年後か100年後かわからないが、歴史的な解釈から再評価されるような時にこのブログがレファレンスされたら、どんな遺跡のように見えるのだろうか。そんな夢のあるデフォルトに酔っているアドミン(=管理者)。従って、僕としては積極的に検体として捧げたい。笑

LINK:グーグルが、アメリカにある5つの大きな図書館にある本をスキャンして電子化し、ネットの検索を通してアクセスできるようにすると発表したニュースも挙げておきたい。

全然話は変わるけど、この前のチャンピオンズリーグの決勝、すごくよかった。理屈ではどう考えてもミラン有利。リーグ5位のリバプールが勝てるわけ無いって、ベンゲルがまくしたてるのも頷ける。結果的に延長ーPKで決まったけど。てか、そこまで起きれなかったが。前半は、ミランがおらおらと責めたてる感じで、チョットいじめてるくらいの勢いがあった。あっさり、マルディーニが入れたときはやっぱりなぁと。リバプールが3点たたみかけられたあとは、サポーターまで意気消沈しちまった。うー。ミラン完璧って感じだった。後半は、3バックにして、下がり目だったジェラードが前にでて、ポンポンポンと、ダイレクトパスが繋がる。ミランのDFラインって、年くってんのに、交代で入ったシセみたいなスピードには経験でカバーしてる感じだった。でも、単純に高さのあるヘディングに弱い。一点目の失点がそうだった。その後は必殺まぐれれシュートとPKで、一気に同点。ダイジェストで、へっぽこじゃぽんの試合見たけど、違うなー。大丈夫か最終予選。心配。

blog | Posted by simon at May 28, 2005 3:39 | Comments (0) | TrackBack (0)

建築学生が思いめぐらすインターネット時代の知的生産のツールの可能性

議論が盛り上がっているブログ論(ブログのPage Viewについて以降のエントリー、ブログとは‐はあちゅう騒動から考えるトップブロガーには覚悟が必要など、サイドーバーにある*UPDATED ENTRIESに、更新順で並んでいるので状況が追える)を読みながら思ったこと。以前のエントリーで書いたが、COMZINEのバックナンバーにあるこれからの社会情報論に関する対談の中で「インターネットが登場してきたことで、個人がばらばらになっていた状態が改善された。」という一説があった。当時の読後感としては、体験出来てはいなかったものの、感覚的には説得力のある話だと思っていた。しかし、いまのところ渦中にいるからか、実感がもてない。

梅田望夫さんのBlog論2005年バージョン(2)を借りて、建築学生の身体に置き換えてみる。

「専門家における日米の気質の違い」 日米の専門家を比較して思うのは、日本の専門家はおそろしく物知りで、その代わりアウトプットが少ない。もう公知のことだから自分が語るまでもなかろうという自制が働く。米国の専門家はあんまりモノを知らないが、どんどんアウトプットを出してくる。玉石混交だがどんどんボールを投げてくる。そんな対比をすごく感じる。

課題で建築学生が提案する「なかみ」は、建築界がかかえてる流れや問題の縮図である。なんて、内藤廣さんがどこかで言っていたが、梅田さんの文章を読んで、シリコンバレーの専門家の日米比較によって明らかになった、コミュニケーションレベルでの違いというのは、建築学生間の会話にも言えると思った。皮肉たっぷりに言うと、おそろしく物知りかどうかはわからないが、口にしない。自己主張しない。というのが大枠の流れ。たまにむかつく時さえある。従って、どちらかというと僕はあんまりモノを知らないが、どんどん出す方に近いなぁと思った。一人で考えている時よりも、会話の緊張感の中でのほうが、発見と進展の実感が得られるからだ。どちらが良いというのは分からないが、そういう違った気質の中で共有できるテーブルを見つけられずにいて、最近困る事が多い。まぁ、共有できるところに出て行けばいいという話もわかるんだが、草の根レベルでそれだとやっぱり全体としては、ずれてしまうのではないかという感覚が働くので、切り捨てはできない。

「 裏切られた期待」 日本のIT産業界の超一流の個人が肉声や本音や仮説をどんどんBlogを通して語ってくれるようにはならないものか、という期待であった。〜 大組織に属する超一流の技術者や経営者が本気でBlogを書くということも、どうも日本では起こりそうもない。磯崎さんのBlogのような質の高いものが、ありとあらゆる分野で、これでもかこれでもかと溢れるようになればいいのだが、そういう方向を目指すBlogは相変わらずほんのわずか。日本のBlogは、そちらに向かっては進化していないように思える。残念ながら今のところ、僕の期待は裏切られたのだな、というのが正直な感想なのである。

まだ、日本の建築家の超一流がどんどんBlog(日記)を利用するまではいかない。難波和彦さんや石山修武さんの日記のカミングアウトによって余波が起きることがあっても、僕には議論のためというよりは、自分の戦略のためという色合いに見えている。より研ぎ澄ます方が、一人の建築家の流れとしては当然なんだろうけど…。安藤忠雄さんなんかは、最近では政府の諮問会議なんかで意見を言ったりしているが、もっと市民レベルで話題が共有される必要性があると思う。トラックバックなどで簡単にリンクが貼れるなど、いわゆる計算外を期待できるメディアとして、blogには可能性がある。だから、僕らの世代がやることに十分な意味を感じる。

blogの可能性を感じる一説として。

肉声に耳を傾ける勉強法という意味で、
・1980年代後半から1990年代半ばのインターネット登場まで
・インターネット登場からBlog登場まで
・Blog登場から現在
と三期に分ければ、インターネット登場よりもBlog登場のインパクトのほうが圧倒的に大きかった。つまり2002年後半くらいから、僕の勉強法における「知的生産性」は著しく向上したのである。だって皆が肉声で語り始めたんだものね。

*UPDATED ENTRIESについて=上から10番目までは、技術的な問題で、更新状況が反映されにくくなっているものが並んでいる。11番目以降がリアルタイムに、順番が変わる。中には、趣味的なトラップもあるけど(笑)

blog | Posted by simon at April 28, 2005 7:40 | Comments (0) | TrackBack (0)

情報ダメージ

特にいい言葉が思い浮かばなかったので、「情報ダメージ」という造語にしましたが、スパムと呼ばれるような自分の意図に反する行為によって、ページの閉鎖に追い込むくらいの精神的なダメージを被る。体とは、切り離されたデジタルな世界の話なんだけど、自分にとっては一部であるということ。運営を維持する意欲とのぎりぎりの戦いだということ。モラルが通じないと思われがちの情報社会(特にインターネット)における秩序を見いだそうという試みが、この交換不可能な自分にとっての「一部」をもっと心地良いものにしてくれるようにと、理想を持って草の根レベルで立ち向かうしかない。詩的な文章ですが。感傷にひたっているので。

二日くらい前に、トラックバックを利用したスパムが大挙(約100)され、泣きそうになりながらひとつひとつ駆除したのですが、リアルタイムで御新規様もこられ、根絶を目的とした対策を施しました。BiancaのTrackBackSpam対策【トラックバックスパム対策】を参考に、手を加えたところ効果覿面です。コメントスパム対策でも採用していますが、cgiに直接書き込んでくるタイプもあり、cgiのリネームも、コメント同様に効果があるようです。

LINK:Junkline:MT の過去ログリンク表示を nDiary (ごにょり済み)風に
LINK:hwp:プルダウンメニュー

blog | Posted by simon at February 16, 2005 3:04 | Comments (0) | TrackBack (0)

トラックバックって何?

最近、トラックバックが増えてきました。しかし、ほかのブログ(ヤクルトの古田と真鍋かをりのトラバ競争は一時話題でしたが、1500件近くあり、開こうとすると重たすぎて落ちることがあります 笑 個人的には、こういうあほなのも好きですが…。)を見ているとトラックバックの本来の意味を失って、コメントとの差異が分かりづらくなっている気がします。Movable Typeの日本語化の時点で、改悪を挙げるとするならば、(ブログによって設定が違いますが)別窓で開くタイプを採用しているものには、バナー部分に「Continuing the discussion...」とオリジナルはなっていました。そこを、トラックバックと訳してしまっている事だと思います。ただ、「議論を続ける」と訳してしまうと、異様に固い印象になる(笑)。トラックバックとは行為の愛称のようなもの。
確かに、いかんともしがたい:トラックバックを受ける側の心理 にも書いてあるように、一般的なトラックバックをしかける心理としては、以下の三つだと思います。1. その記事を、ただ参照した。2. ただ同じ話題を扱っている記事を書いた。3. さらにそのテーマを広げている。しかし、もっとも効果的なのは、「3. さらにそのテーマを広げている」であり、本来の意だと思います。従って、トラックバックが話題を展開する機能だとすると、コメントはそのエントリーの中で完結している話題という棲み分けですね。一方、すっきりコメントプラグインでは、コメントとトラックバックは一緒だろう。という考え方に基づき、一緒に並べているようです。

と。書きながら、自分のブログを見ると、Recent Commentsと、Recent TrackBacksの見た目が、わかりづらさを助長している気がしてきて、早速変更しました。

障害情報
tkmy.netから、so-net系 exblog系 DiaryNote系 はてな系 にトラックバックすると、文字が化けます。時には、全く反応しません。その対応のためのMovableType3.15へのメジャーアップデートは、ライセンスの関係で、三月の予定です。

Movable Typeの標準機能では、RecentTrackbacks を表示するとき、どのエントリーへのTrackBackかを表示する機能がなく、プラグインを追加する必要があります。
#BLOG:MTの「最近のTrackback」にエントリーのTitleとPermalinkを!を参考にして、再構築しました。ブログをスタートしてから半年ちょっと。やっと?という感じもしますが、どこにトラバされたか、わからないという事がなかったので、特に気にしていなかっただけです。はい。

今回追加したタグ

Recent TrackBacks

<MTPings lastn="10">
<a href="<$MTPingURL$>" target="_blank"><$MTPingTitle$></a> | <$MTPingBlogName$><br />
<MTPingedEntry>
<a href="<$MTPingedEntryLink$>"><font color="#999999"> source : <$MTPingedEntryTitle$></font></a>
</MTPingedEntry>
<br />
</MTPings>

blog | Posted by simon at January 30, 2005 8:31 | Comments (0) | TrackBack (0)

電車男以降

「電車男」をこえるか?なんて、見出しを、現実か、パソコンの画面で見てしまった人は多くいるのではないだろうか。自分の軌跡が曖昧になるほど、生活に入り込んできている証拠だろう。そのフレーズの正体は、「今週、妻が浮気します」だ。このweb発単行本シリーズは、今年いっぱい続きそうだ。もはや、うそだか、ほんとかは、どうでもいいし、僕はどれもまだ読めてないが、どういう時期に起きているかというと、電車は2004年3月頃から5月頃まで、浮気の方は2004年1月末から2月初旬にかけて。従って電車よりも浮気の方が前出のようだ。浮気の元ネタはこれ。下から読む模様。電車の元ネタはもうない!?。

LINK:電車男@全過去ログ
LINK:電車男の時刻表
LINK:見たこと聞いたこと:電車男関連

以前、「simon:建築学生が実践するインターネット時代の知的生産のツール」で書いたように、東浩紀が主宰をつとめている、ised@glocom:情報社会の倫理と設計についての学際的研究に興味以上のものをそそられているので、目に入る動向はうわべだけでも知っておきたい。後に、知識人達が含まれるisedのメンバーが、概要を講評してからでも内容を追うことは遅くないだろう。芥川賞をとった阿部和重(受賞作:グランドフィナーレ)が、きっかけは作家志望ではなくとも、舞台のシナリオを書く課題を通して、文字で自己表現する悦びを知り、今に至ると話している。web発の文学作家なんて言うのも5年後にはあり得そうだ。

以下にすでに終了した派生ネタをリンク。今日もどこかで、新しいストーリーが展開しているかも知れない。いずれもかなりのボリュームなので中毒注意。

派生したblog
LINK:「晴海22歳の闘病日記ー死ぬまで生きるー」

2chの記録
LINK:痴漢男 
LINK:幼馴染の女の子がしばらくウチに来ることになりました

番外編
LINK:深夜、テレビ画面に舞い降りた神の話

blog | Posted by simon at January 28, 2005 2:02 | Comments (1) | TrackBack (1)

スパムメールの送信を幇助

25日付けで【重要】「Movable Typeの脆弱性と対策について」の勧告がありました。《Movable Typeの脆弱性により、スパムメールの送信を幇助してしまう現象が発生することが分かりました。出荷済みのすべてのMovable Type日本語版に、この脆弱性があることが確認されました。》

LINK:ITmedia|Movable Typeに脆弱性、回避プラグインを緊急リリース

対策を施しました。プラグインを入れるだけで簡単。サーバー負荷が無視できない程、来ていて、以前から気になっている。しかも、噂はかねがね聞いていた「トラックバックスパム」が最近来はじめた。一般に普及しているブログサービスは、サーバー負荷がどこも問題になっていて、時間帯によっては全く繋がらないところもある。今後、このスパム達をどこまでコントロール出来るかが、ブログ普及の鍵を握るかも。それでもすでに、200万(20万?)ブログがすでに立ち上がっているとか。9割は飽き、放置ブログ化し、これでもかと、スパムが送り込まれ、そこから、トラックバックなどをたどって、撒き散らされる。はっきりいって、毎日、数通でもコメントに表示されているだけで、あぁもーやだと思うよ。

LINK:ITmedia|7分で分かる12月のBlog

blog | Posted by simon at January 26, 2005 23:35 | Comments (0) | TrackBack (0)