機能転用@trier

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トリーアというドイツ最古の街にはローマ時代の遺跡が多く残っている.その1つで世界遺産でもある「ポルタ・ニグラ」は180年に建造された城門だが,中世には教会として使われていたことがあったらしい.いわゆる機能転用.19世紀に元の城門の姿に戻され,今では観光名所として3つ目の機能を担っている.建築における機能なんて昔からこんなものか.

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この写真がその教会時代の姿を描いたもの.現在の「ポルタ・ニグラ」の写真と比べてほしい.結構大掛かりな増築をしていたのがわかる.上の写真は「ポルタ・ニグラ」内にあるレリーフがガラスによって保護されている様子.教会時代に内部に作られたものが,城門に戻された結果に外部になってしまい,そこでガラスで覆ったということ?

建築 | Posted by satohshinya at August 13, 2006 23:45


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