哲学者の家@wien
ウィーンにも建築のガイドブックがあって,ホテルなどで手に入れることができる.この「Architektur Vom Jugendstil bis zur Gegenwart」はご丁寧に日本語訳まで付いていて(表紙と見出しのみ),「建築:ユーゲントシュティルから現代まで」とある通り19世紀末以降の建築が地図・住所付きで紹介されている.実際に手に入れたのがウィーン滞在の最終日であったために訪れることができなかったが,アドルフ・ロースなんかは住宅が6軒も紹介されている.中に入ることもできるのだろうか? とにかく有名な建築はほとんど紹介されているので,これだけでも結構役に立つだろう.
その中に見たいと思っていて,これがウィーンにあることを知らなかった住宅があった.慌てて訪れてみたが,公開時間に間に合わず(月〜金9:00〜12:00,15:00〜16:30)一足違いで見ることができなかった.ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン他設計による「ストーンボロー邸(Haus Wittgenstein)」(1926-28)がそれである.この住宅については『ヴィトゲンシュタインの建築』という本に詳しい.
次に訪れるときのために住所をメモしておく.皆さんもぜひ.
3., Kundmanngasse 19 (U3, Bus 4A)
建築 | Posted by satohshinya at July 26, 2006 7:03
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Comments
僕も去年ウィーンに行ったとき、ツアーの自由時間にレンタルチャリで探して行ったんですが、時刻間に合わず、外観拝むだけで終わりでした(涙)
Posted by m-louis at July 31, 2006 7:25 PM
>m-louisさま
やっぱりぼくだけではなかったですか(笑).そんな犠牲者を少しでも減らすために,あえて公開時間の情報を掲載しました.さすがに『地球の歩き方』には出てきませんからね.
Posted by satohshinya at August 2, 2006 12:45 AM
「ストーンボロー邸(Haus Wittgenstein)」は堪能させていただきました。地球の歩き方か何かに記載されてませんでしたか?オーストリア人の友人が教えてくれたのかな???
ロース設計の家はいくつか回ったけどまったくなかには入れませんでした。
Posted by sugawara at August 3, 2006 3:23 AM
>sugawaraさま
『地球の歩き方』なんかに載ってないよ! 『地球の歩き方』片手にウィーンを回っていたんだから(笑).
やっぱり抑えるべきところはしっかり抑えてるね.行き当たりばったりのぼくとは違う.ロースはやっぱり外観だけか.外観だけだとちょっと寂しいね.
関係ないけど,今月中旬にパリに行きます!
Posted by satohshinya at August 3, 2006 3:13 PM