全国の構造ファンへ・その3@luzern

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サンティアゴ・カラトラヴァ設計による「Bahnhof Luzern(ルツェルン中央駅)」.火災にあった駅の再建らしいが,どこからがカラトラヴァの手によるものかはよくわからない.更に構造がよくわからない.立面にあるコンクリートのゲート状の構造体が鉄骨の柱に支えられていて,そのゲートからガラスを通り抜けて屋根に繋がる線材がある.それが張弦梁の束材のようなところに位置していて紛らわしいが,どうやらゲートからガラス屋根を支える鉄骨を引っ張っているようである.結局,頭でっかちのゲートは,柱と引っ張り材でバランスを取っているように見えるけど,こんな感じの解説で合っていますか,okd先生? 短辺方向はそうだとして,長辺方向はゲート同士が繋がっているから大丈夫ということでしょうか? 地震がないからいいのかな? okd先生,解説お待ちしております.

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何れにしても,建築的にはイマイチ.それよりも,地下にあったロス・ラブグローブのベンチがよかった.日本では「まつもと市民芸術館」のホワイエに置いてあるけど,こんな公共的な場所に無造作に置いてあるなんて,さすがスイス.しかし,かなり汚れていたし,もともと汚れが目立つ素材だね,これ.

建築 | Posted by satohshinya at May 10, 2006 10:03


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