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宮古島 2006.09

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西表島、オワフ島に続き今年は宮古島。
この島は川がなく島の大半の土地は珊瑚や溶岩などで
できているのかな?そのため島の周囲の海はどこでも綺麗。
海とサトウキビ畑、毎日そばを食べ何も考えず過ごせました。
今度は一つの海岸で一日過ごしてみよう。

photo | Posted by at 9 28, 2006 20:11 | TrackBack (0)

既知感と複雑さ

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先日、三鷹である住宅を見学させてもらった。その住宅は前面道路が4mぐらいで車の交通量はほとんど感じられない密集地、ただ住宅が集まっているため敷地の輪郭には様々な窓があり、どの窓からも生活の気配が少しずつ感じられる周辺環境。そのため敷地にたつ新しい住宅はこれらの周辺の状況とどのような距離感の関係をつくりだすかによって大きくのその建ち方を決められていると思われる。最低限の駐車スペースだけを残し、それ以外は敷地境界沿いにオフセットさせたボリュームが建ち、1Fには個室と浴室などが入り、2Fはワンルームにキッチンとリビング、それらを屋上を螺旋階段が繋いでいる。敷地なりにオフセットされた矩形ではない輪郭が、内部の平面、立面の窓、窓と絡む1Fの断面などこつこつと積み上げられ、家がもっている部屋や窓といった記号は消され、ゆがんだ場がそこでは生まれている。窓とは呼びにくい壁を切り裂いたかのような窓、周囲の日のうつろいで変わる天井、壁のような不透明な換気用の窓、洗面台とは思えない家具、家具のようなトイレ、すべてが白いインテリア、どれも初めてその家を訪れたら人には突然で不親切に感じるかもしれない。だがそれら記号が消えることで、空間のプロポーションや日の入り方など空間が本来もつでき豊かさを感じることが出来るのではと感じた。丁寧な微差の集積が生み出す複雑さは記号という空間のもつ記号をなくし既知感を排除することになるが自分でもそれがどういうことに繋がるかはまだわからずこれをきっかけに考えさせられている。屋上の単純な空き地のような場がとても居心地がよかったのが印象に残っている。


architecuture | Posted by at 9 24, 2006 0:08 | TrackBack (0)

素振り

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久々に事務所でオープンコンペを担当していた。かれこれオープンのものは4年以上やっていないと思う。2週間前に急遽やることが決まりかなりの突貫作業。時間がないので思いついたものを端からモデル化していった。そこでは限られた時間の中でどれだけの可能性を潰せるかを目的とされていた。結果、かなり脱色された最終案にはなっているが、4年以上前とは違うことはその経過の中でどのアイデアがどのようしてに消去されていたか自分なりに冷静に見届けることが出来たと思う。もちろん結果はよい方が素敵だが、自分が考えて、事務所の中でもまれたことが細かく把握できているからダメな結果でも、自分の回路がいかに周りとギャップがあるかを判断できる材料にはなると思う。コンペは自分が建築について考えていることが、今の社会に対してどのような距離感であるべきか考え直すよい機会だと改めて感じた。それにしても最後はコンペでそこまで脱色するのか、という決断には考えさせられたな。最後、休日返上で自分から手伝うといってくれたスタッフや、土日返上で来てくれたオープンデスクの人にはなんとお礼をいったらよいのやら、ありがとう。
はたして素振りの成果は?、最後に打った球はどこに落ちるのやら、結果、自分の素振りのフォームを変えるようになるのか?、いろいろと考えるよいきっかけになるとうれしいな。

architecuture | Posted by at 9 5, 2006 15:54 | Comments (6) | TrackBack (0)