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パリで菅原大輔の担当作品が竣工しました。

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Jakob+Macfarlaneで菅原大輔が初担当して勝利したLes Docks Parisが竣工しています。
セーヌ川沿いで水運が発達していたころの倉庫を、ファッションスクールなどを含めた複合施設にしたものです。
その作品はArchitecture Review 2009 2月号に記載されています。

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写真撮影(hiroko Yajima)

Architecture Space / 建築, News / 新着情報, Paris / パリ, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 29, 2009 21:51 | TrackBack (0)

クリノ・カステロ氏来日

今週はイタリアデザイン界の巨匠クリノ・カステロ(Clino Trini Castelli)が東京にいらっしゃった。国際的なインダストリアルデザイナー、理論家として知られる彼は、CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)先駆者として知られている。さらには、有名なイタリアのデザイン学校ドムス・アカデミー(Domus Academy)の創設メンバーの一人でもある。

今回83回目の来日となる彼は日本料理愛好家で、日本の名店に関しては僕より知っている。アペリティフや夕食をご一緒させていただきながら、金融世界危機がデザインに与える影響、未来のデザインの可能性についてお話させていただいた。

デザインの目的は「美しいカタチ」ではなく、「美しい関係」を作り出すこと。
僕の考えているデザインが自分の考えとリンクしていることを彼は非常に喜んでくれた。 おかげで僕もより自信を持て進んで行ける。

最後に彼が言ったことば。
人々は「カタチ」といった分かり易いハードのデザインが受け入れられやすい。しかし、本当に重要で意味があるデザインは、物や人の「関係性」のようなソフトをデザインしていくこと。
それは、一般に分かりにくいので評価されにくいが、これを謳っていくのがこれからのデザイナーの使命だと。

Product / プロダクト, 海外 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 27, 2009 10:43 | TrackBack (1)

モノ 乃 みかた

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同じものでも見方によって違う。

そんな当たり前のことを、友人の写真家に気付かされた。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 21, 2009 14:53 | TrackBack (0)

感動のあり方

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瞬時に現れて、瞬時に消えてなくなる芸術
演劇やコンサート、ダンスなどが放つ瞬間の熱狂・陶酔のものすごさ。


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風景や建築にはない感動のあり方。

僕らが作る感動はじっくり、心にしみこんでいくものなのだろう。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 21, 2009 14:12 | TrackBack (0)

平面と立体を統合する商品棚

僕自身は建築修士を取得し国内外の建築事務所に勤めた、所謂「建築」を基盤としてデザインをしてきた。しかし、僕は異分野の仕事に携わる機会に同時に恵まれ、多分野の専門家と仕事をしてきた。異分野を横断し統合することで、総合的にデザインされた空間と環境を作ろうと活動してきている。

その中でもなかなかしっくりと統合しきれていない分野があった。それは「グラフィックあるいは平面的要素」と「空間あるいは立体的要素」である。統合されたようなデザインでも、一方が主でもう一方がその装飾になってしまう気がしていた。自分の非力を反省するべきかもしれないが、その悩みを抱えている「ものつくり手」は多いと思う。

しかし、最近これについて一つの気付きの機会があった。それはある商品棚をデザインした時である。商品棚は情報を人に発信し、人を集め、人に行動させるための正にグラフィックデザインと空間デザイン(この場合はモノの配置)がデザインの対象だといえる。この二つのデザインが上手く連動すればするほど「売上増」という効果を上げることができる。商品棚のデザインはまさに競合他社が一分一秒を争い、「売上」を奪い合うビジネスとデザインの戦場だった。

商品棚には製品やサービスの内容を発信するポスター的機能が求められ、同時に御客様に集まってもらい、商品を手に取り、試用してもらう行動を誘発する機能が必要となる。そこでは、商品説明の平面的要素と商品という立体的要素が同列に扱われ、雑誌紙面の構成のように全体に配置される。立体的要素である商品は多くに人に集まって、試用してもえるように配置されるが、一方でモノの配置で、集った人がポスター的な情報発信を遮らないようにしないといけない。
このような機能的な部分に加えて、メーカー、商品特性、価格帯毎の差別化を求め、平面的要素と立体的要素の唯一性を持った体験のデザインが要求される。

そこでは「平面的要素」椅子や扉のように行動を誘発し、「空間的立体的要素」ポスターのように情報を発信する。それらは視覚的にも機能的にも並置ではなく、統合されている。それは正に、互いが主であり、従であり、両要素が一体化している。
(上記が成立してるのは、スーパーよりも専門店やデパートに多い。。。)

この気付き以来、街を歩く楽しみが一つ増えた。

Dialy / 日常 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 19, 2009 12:42 | Comments (170) | TrackBack (0)

Body LandSpaceがフランスで恒久展示に

菅原大輔と前田茂樹氏がArchilab2006のインスタレーションとして
共同で設計を行ったBody LandSpace
フランス、オルレアン市にある市立公園「Parc Floral de la Source」で
恒久展示物となることが決まりました。

本年に移設の予定です。
詳細が分かり次第またお知らせいたします。

Architecture Space / 建築, Event Lecture / イベント, News / 新着情報, Works / SUGAWARADAISUKEの仕事 | Posted by SUGAWARADAISUKE | 菅原大輔 at 3 9, 2009 13:02 | TrackBack (0)