ハイブリッドライブラリー 躯体再利用による新日比谷図書館の設計 長谷川洋平

hsgwy_g.jpg

本計画は都立日比谷図書館の改修計画である.本図書館は歴史的な価値が見出されることもなくその終焉を迎えようとしており,現在立て替えか否かの分かれ目にある.東京都の財政上立て替えの計画は先送りになっているが,立て替えを行うのではなく建築を重要なストックとして再利用しようとすることが本計画の提案である.敷地いっぱいに立ち上げられた不等辺三角形のヴォリュームは,細い柱・梁で構成され耐震補強を施した既存の建築に頼る構造となっている.増築部は日比谷公園と図書館を緩やかに結ぶ中間領域であり,図書館以外の機能がボーダーレスな状態でパノラマのように展開している.そこでは明確な目的を持たない人も公園のように自由に散策し様々なイベントに遭遇できる.

「2000年度 桜建賞」受賞
「AD2001」受賞

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00


TrackBacks




Comments

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?