NEW PROGRAMMING NURSURY SPACE 平山香

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子供の居場所はスーパーマーケットにある.
日本経済は急激な変化を遂げ,それにより保育要求は変化していった.
見えない保育,つまり,無認可保育所は時代の変化につれ多様化する保育要求に対応してきた.しかし,無認可であるために国からの補助は少なく,今の問題ある見えない保育になってしまったのだ.この見えない保育を見えるものにしようという計画である.
見える保育を考えたとき,計画は,今から新しい土地につくるのではなく,地域にある施設に合築する.それは,近隣住民の日常の生活の中に自然と組み込まれることを望んだからである.
地域保育環境システムにおいて,重要な狭い範囲での地域のランドマーク的な要素を持った敷地の選択条件として,いくつかを設定し,それから,スーパーマーケットを選んだ.本計画ではどこにでもあるスーパーマーケットを例に挙げる.スーパーマーケットの持つ空きスペースに保育空間を合築することとする.そこで子供に対しての単位空間として,35cmの立方体を定義し,様々な利用方法によって子供の居場所兼保育空間を提案する.ここに実際にあるスーパー丸正大泉店を取り上げた.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00


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