サスティナブルコミュニティ 高円寺2丁目 末岡佐江子

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ここ高円寺は,1〜2メートルの『隙間』と『塀』を介し住宅が密集して立ち並ぶ東京特有の風景がある.戸建て住宅の住人は老人が多く,平日の昼間も散歩をしていたり,立ち話をしている光景や,アパートの一人暮らしの学生・OL・サラリーマン等が夕方になって帰宅する光景が見受けられる.
住宅のほとんどは木造2階建ての老朽化しているものが目立ち,道路幅が4.5メートルと狭いために再開発の計画が持ち上がっていたが,今住んでいる街から離れたくないと言う住民の強い反対があって現在は小康状態になっている.
このような背景から,コミュニティを維持しながら建替をする住宅地の緩やかな更新計画を提案する.
・戸建て住宅(現在は,敷地の中央に配置され塀で囲われている)
敷地境界に沿ってロの字型やコの字型の中庭型にすることによって,中庭に対して開いた住宅とする.
・木造2階建てアパート(ベランダなしの風呂,トイレ,台所付きの1K/1DK)
設備を共有し各住戸の床面積を減らして,外部空間を増やすことでそこを路地として使う事にする.
・コミュニティ住宅(現在空き家になっている敷地を使う)
住宅を建て替える際の期間中仮に入居することが出来る施設.
これらの方法で,今ある街を住民によって時間をかけて変えていく.

2000年度, 卒業設計, 4年 | Posted by tkmy at October 28, 2000 0:00


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